日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

途切れなかった

2024年12月16日 | 地域

 風があり体感温度は気温よりも低いと思いながら歩いていると、大勢で発する元気な声が聞こえてくる。小学校の運動場からだということはすぐに分かる。運動場の見える方へ歩く向きを変える。体育の時間だろうか、2クラスほどの元気な児童の姿。全員半ズボンに白い上着、これが体操のユニホームか。

 両クラスとも長い綱を伸ばしている。その綱が間もなく回され始め児童が順に飛び始めた。しばらく見ていたが両クラスとも綱に引っかかることなく飛んでいる。半ズボンで冷えたからだが温まるだろう、そんなことを思いながら見ていた。通りがかった年配の女性が綱跳びを見ながら「元気がうらやましい」と笑いながら通り過ぎた。

 そこは70年以上前に卒業した小学校、木造2階建ての校舎は鉄筋3階に変わり街の様子も大きく変わった。変わらないのは、講堂の外壁につけられた大きな校章は昔のままで、唯一形ある姿で残っている。新築の土地探しで、「建てるなら母校になるこの小学校の校区内」と決めた。そのため時間はかかったが、学校から5分のところに建てられ満足している。

 大きく回される綱の輪を次々にぴょんと飛んで去ると次が飛んで去る。動きは単調だが真剣に輪を乗り越えているのが、遠くからでもわかる。指導教師は冬仕様の支度で児童と対照的だが一人一人の動きに気を配っているようだ。誰が連続を止めるか、期待したがわずかな時間では見られなかった。

 (今日の575) 飛んで跳ね動く児童に冬日さす
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