和風の門に「元祖 岩国寿司」と記された大きな提灯が掛けられている宿。その門に並ぶように花の咲いた大きなヤツデが、歴史ある感じの塀越しに覗いている。それを撮っている観光客から聞いた話。「この木に白い花が咲くころは、いよいよ冬になったと実感させる。常緑だが耐寒性があり日陰でもよく育ち、庭や玄関によく似合う」。
この宿は「岩国寿司の宿 三原屋」。錦帯橋から大明小路を数百メートの所にある。宿の案内には「初代三原家は、岩国寿司を藩主に最初に献上したと言われ、その味の調合は代々当主にのみ伝えられてきました。三原家では、これまで八代に渡り、三百年以上その味を守り続けています」とある。
岩国寿司は観光アピールで呼ばれる呼称で比較的新しい呼び方と思う。江戸時代には「殿様寿司」とよばれたそうだが、子どものころには「角ずし」と呼ばれていた。祭りや盆だ正月と言えば近所の家では角ずしを作っていた。我が家では1度に150個作れる寿司桶で大人数に対処していたが、懐かしい思いでとして残る。
通り道に何カ所かヤツデの木がある。「おお花が咲いたか」くらいで通り過ぎていた。今回撮った写真をよく見ると乳白色の小さな粒が花だろうか、それが球のように固まり花になっているようだ。花に疎いので、散歩で見かけた花もブログに載ることはほとんどない。疎い疎いでなく花には少しは関心を持つようにしようか。
(今日の575) ヤツデの葉天狗のうちはそっくりに
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