車を起動したら「今日は何の日、いちごの日」と紹介、語呂合わせを上手く利用してある。全国いちご消費者拡大協議会によって制定されたそうだが、その由来などや目的について正式な記録は見当たらないそうだが、収穫が本格化する1月15日になったとされているという。そのくらい甘い制定もあって良いのではと思う。
そんなことからスーパーでいちごの並んだ棚を見た。いつもより広い面積で並んでいる。いちごの日狙いだろうか。1パックの値段はキャベツひと玉と同じくらいにおどろいた。パックを手にした若いお母さんのつぶやきが聞こえた。「こんな小さいのが一粒70円もする」。確かにつぶやきどおりの大きさだった。クリスマスケーキには使えない。
今朝のワイドショーで野菜の高騰がテーマにあがっていた。鍋の季節だが遠ざかっている、という声が複数あった。お好み焼き店も苦労されている。気候の変動が大きな原因と解説される。それだけだろうか、肥料や運送費など気候以外の関連する諸物価が上昇しており、個人の力では何ともしがたいこともある。
キャベツの切り方を工夫して値上げを抑える努力をしている、という飲食店主の軽やかな包丁さばきに頭が下がる思いだった。ラーメン店や焼き肉店の閉店が多いと報道で知ったが、中には歴史ある店もあるとか、身近な食べ物店が閉めざるを得ないのはどういうことだろう。
(今日の575) いちごの日高くてとても手が出せぬ