世の中は明日が仕事始め。なのに献血を呼びかける採血車3台が並んでいる。世の中の活動再開に先駆けて仕事中、人の命を繋ぐに欠かせない仕事、年始だ何だと言ってはおれないのだろう。頭が下がる。ここでは日曜日に採血車が定期的に来ていつも3台並んでいる。今日は人出の影響か、採血する人の姿は見かけなかったが、いつもは何人も見かける。
採血は何十回しただろう。回数を重ね日赤から何回か記念品などを頂いことがある。最初の経験は献血と言わず「預血」という時代から始めた。それは知人の手術で必要だった。しかし、予定した手術で預血カードが不要になり、手持ちしていた。近所で輸血が必要な人から相談があり、カードを使ってもらった。
姪が野犬に追われ小川に転落、頭蓋骨の手術を受けることになった。輸血が必要、それも鮮血輸血という。諸検査を受け私の血液を提供することになった。手術中は隣の部屋で待機。いざその時はベッドを高くしヘッド差を利用し床面で採血、スート抜けていくのが分かった。
現役のころの休日の話もある。休日出勤で仕事をしていたら独身寮の管理人から「寮生が入院、病院から緊急輸血の要請が来た」と連絡が入った。人事課員の私は3つの独身寮に連絡し、血液型を問わず在室の全員に病院への急行を依頼した。多くの寮生が駆けつけ手術は成功した。献血年齢を大昔に越えたが、輸血の重要性は認識しており、手術の成功例から献血の重要性を改めて思いなおす。
(今日の575) 献血が出来る健康幸せだ