TENZANBOKKA78

アウトドアライフを中心に近況や、時には「天山歩荷」の頃の懐かしい思い出を、写真とともに気ままに綴っています。

「初めての富士登山」(2)~ ツアー登山のようす

2013年01月16日 | 山(県外)
(ツアー「初めての富士登山」 平成18年8月24日~26日)



このツアーは、ネーミングからわかるように、初心者を対象に安全に富士登山を楽しんでもらおうという企画でした。
ツアーということで、コースの案内も、食べるものも、寝るところもすべて用意してあり、後は天気と人並みの体力があれば登れるというものでした。
 
今回は、とても快適だったツアー「初めての富士登山」を紹介します。


 

富士山五合目。ぶらぶらとお土産屋さんの見学。
ここで時間をかけて、高度にからだを慣らすのが富士登山の秘訣です。
これをしないと高山病にかかります。



ずらりと続く山小屋の灯火。暗い中、七合目にある本日のお宿を目指しています。
本当は明るいうちに到着予定でしたが、6合目まででバテる人が出て大幅に遅れました。



山小屋の夕食、思っていたより豪華でした。



寝床ですが、枕と枕の間隔が狭く、横になって仮眠をとる程度です。



朝、出発前の山小屋の玄関。それぞれ準備に慌ただしい。



赤茶けたガレ場をゆっくり、ゆっくりと登っていきます。


途中の山小屋の売店。あんパンにバナナ。飲み物も種類が豊富。
500mLのペットボトルが400円。山頂に近くなるほど値段は高くなります。


途中の休憩のようすです。


やっと山頂に到着です。



富士山頂の小屋で食べた昼食。ラーメン900円也。
インスタントだけど山頂で食べるラーメンの味は格別。



お鉢周りをして、剣が峰を目指しました。



日本最高峰「剣が峰(3776m)」で記念撮影

剣が峰到着後、雲行きがあやしくなり、ついには雨が降り出しました。
雷も鳴り始めたので、昼食を食べた山小屋で待機です。
歌にあるように「雷さまを下に聞く」ことができました。
この日は8合目の太子館での宿泊です。



部屋で、ぬれた雨具やザックを干しているところです。

3日目の朝。日の出前に出発しましたので、途中でご来迎をおがみました。
夜明け前はかなり冷え込みます。




下山後、温泉で汗を流し、この日のうちに長崎に帰りました。
こうして、2泊3日の富士登山は無事に終えることができました。

思い出に残る富士登山でしたが、自分の中にある山登りのイメージと何か違うな…と、漠然とした違和感が残る登山でもありました。
それは、人工的な無機質な登山道や、人の多さ(中には見てくれは登山の格好ですが、あまりにも無防備な観光客…6合目までも歩けない…)などからくるものでしょう。
「富士山は登る山ではない」の、先輩の言葉が思い出されました。
富士山はワンゲルの活動の対象として登る山というよりも、遠くからその美しい山容を愛でる山という意味だったのでしょう。
でも、そのことは一度登ってみないと分からないことでした。
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