
昨晩の「ニュース7」(5/17放送)
お天気コーナーでとりあげた「今月の日照時間を振り返ります」の中で、東京都が他の地域より少ないということを言っていました。
そのときの画面です。
次に、グラフが出てきました。
なるほど、東京都は少ないですね。
でも、極端すぎないかな…
画面を見ていて思わず
「えっ?」と、声を上げました。
NHKでもそんなことをするの?
資料として、このグラフの提示はまずいのではないでしょうか。
広告などで、商品の性能をよく見せるためにこの手のグラフを使う企業がありますが、NHKは公共放送でしょう。
途中に100時間のメモリが打ってありますが、グラフの左端は0ではないのです。
数値自体には間違いはないのでしょうが、こうすることで東京都の日照時間の短さを強調することができます。危機感を訴える上では効果があると思いますが、このようなグラフの使い方はあまりにも誤解を招くことにつながらないでしょうか。
0から途中を省略する場合は、省略したことが分かるように二重の波線を引くのが普通です。そうすれば見る人に省略の旨が伝わります。
7時半になり、「クローズアップ現在」が始まりました。
テーマは「カラクリが⁉️氾濫するNo.1広告」で、No.1を算出する統計的手法に問題があるというものでした。
欲しい結果(No.1)が出るように「恣意的調整」がなされ、巷に氾濫している○○No.1が公正な結果ではないという主張でした。
先ほどの「ニュース7」で誤解を招くグラフをNHKさんが使っていた後だけに、なんとなくスッキリしない思いがしました。
天気コーナーのグラフでは、視聴者に誤解を与えないように、左端を「70時間」と明示する必要があったと思います。
怪しい統計のカラクリを世に問うNHKさん、あなたのところは大丈夫ですか?
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