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グーグル―Google 既存のビジネスを破壊するを読んだ。これは面白かった。

2006年08月26日 19時31分00秒 | 読書評
グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)
佐々木 俊尚
文藝春秋

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グーグル―Google 既存のビジネスを破壊するを読んだ。なかなか面白く読めた。
Googleの目指すもの。ビジネスフロー、検索エンジンのいけてる度、
現在のネット上での存在感としては、ヤフー、MSNの追随はあるものの
一歩先にでてること。
強大な広告会社となり、その莫大な収益をもとに既存の他ビジネスを
変えようとしていること等、なかなか興味深いものはあった。

また出来て日が浅い会社であるが故に、ネット上での強大な勢力に
なりつつある立場であるが、倫理的に公正さを遵守するには、会社
が幼すぎて中国、アメリカ等の国家権力には負けてしまってる現実は
ネットの自由、公正の観点でいうと少々悲しい気がした。

それにしてもこんな短期間でヤフー、MSN等同じレベルの企業へ成長する
時代の申し子となる勢いは痛快である。ベンチャーにいた自分の経験と重ねると
その強大な成長力には驚きしかない。
強大化するなかでその歪も多々あるのだろうと思う。

Googleというビジネスモデルは、広告事業を柱としてそこにサブビジネス
というスタンスでいろいろなビジネスでシェアを拡大し、獲得したマーケットで
広告事業を拡充するという考えてみるとスタンダード的なビジネスに思える。
基本に立ち返ってる。
マーケットを作るための目の付けどころもすごいものがある。技術の企業では
あるが、独自でマーケットを創出してる。そう感じた。

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