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IW ベンチャー回顧録 4

2006年10月05日 08時22分27秒 | ビジネスネタ
ビデオカードVimageを発売した当初、製品ラインナップとしては2種類
というなんとも心もとない構成であった。初めての直販の上、市場に
受け入れられるのか心配は、膨らむばかりであった。
製品開発研究費用にもそれなりの投資はしていたし、時間も費やしていた。
それ以上にこの製品以外は収益を上げる物はなかったのでまさに、社運を
かけた製品であった。

商品コンセプトはいたって簡単で、安価なフルカラービデオカード。
当時としては10万円を切るビデオカードは市場にはなく、コスト
パフォーマンスに優れた製品であった。しかも量産をかけて市場に
出した後の品質も優れていた。

その当時、品質、コスト、性能だけでなくブランド志向を読み込む
トレンドも会社の中にあったので、パッケージにもデザイン性の
とんだ作りにしていい感じに仕上がっていた。個人的には
Led Zeppelinのジャケットを品良くした感じでなかなか格好いいな
という感じであった。

インタウェアは、当初営業部は部としては存在していたものの実質
営業的な活動はしていなかった。営業的な動きをしていたのは
1名の部長だけであったので、どちらかというと泥臭い営業よりかは
広告、雑誌の評価記事、展示会、Appleユーザ会などに出没して
コンシューマーの購入意欲をあおる販売路線で進んでいた。
幸いにして、10万円を切るビデオカードは、当時のはやりの言葉で
いうと価格破壊を起こし、ユーザ、市場には受け入れられた。

最初の滑り出しとしては、幸先よいスタートであった。

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