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思考スピードの経営 - デジタル経営教本 を読みました。

2007年08月24日 00時24分05秒 | 読書評
思考スピードの経営 - デジタル経営教本 (日経ビジネス人文庫)
ビル ゲイツ
日本経済新聞社

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思考スピードの経営 - デジタル経営教本を読みました。

内容豊富な本ですが、これもBook Offで100円でゲットしました。

約10年ほど前にビルゲイツにより書かれている本ですが、当時の状態からの未来の姿を予測して記述されています。現在のネット、PC、サーバー等の進化によって処理の高速化と紙媒体での業務運用による様々なオーバーヘッドの時間がWebで省力化され、企業の社員というものは、時間を生産性高い仕事に従事できるようになりそれぞれの業務のコンサルタント化するというようなことが書いてある。

10年前に様々の企業、業態、行政処理、政治上の処理が掛かる部分を大枠ではあるが業務分析的な視点で概説し、未来の姿を言い当てているのは、凄いことだと思う。記述の内容と現状が凡そ合致しているので、その先見性には、一応驚かされる。しかし一つ一つの未来のシステム、サービスに対する記述は浅く、あくまでも現状の業務運用を概説して、未来のシステムを活用した業務運用も概説の範囲である。10年前なので致し方ないが、業務運用的な面はそう変わるものでもないのでもう少し詳述して、それに対する未来の絵姿が書いてあるともっと面白く読めたのではと思う。ただ見方を変えると、既存のレガシーシステムというものを考えると、業務的な背景を広い範囲で読めることは、多いに収穫あるのではと思う。

いずれにしても、ビルの周辺で当書籍向けに現状分析、業態にあわせた解説はそれなりに面白く読める。ちょっと長すぎて、途中、なかだれしてしまう。海外のCEO的なドライな社風で勧めざるを得ない部分は理解できるが、日本の風土に少しばかり疑問である。




















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