坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)司馬 遼太郎文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
坂の上の雲(1)を読んだ。
久しぶりの読書。この数ヶ月本から遠ざかっていた。
意識的にそうしてるわけでなく、なんとなくであった。あまり長い時間読書を
しないと、時間ばかり進み後悔の念が先にたつ。
司馬遼太郎の長編の代表作。小学生の高学年のころか中学1年くらいのころ
竜馬が行くを読んでから、かなりの時間がたった。数十年ぶりに司馬遼の
長編に挑もうとブックオフで安売りしていたものを購入した。
戦国、幕末の歴史小説は、よく読むが明治維新以降の小説は読んだことが
なく、明治の描写が新鮮である。
松山の3人の若者の成長を明治という時代背景が加速させるような印象。
この時代の人間の実直さが描かれており、現代人と比べ結構な差があり
その対比もこの小説を読む意義があると痛感した。
明治の人間の潔さが小説を通して表現されていて面白い。
これから先の7冊も面白そうな予感だぁ。