ロードバイクで走って読んでアウトドア

ロードバイク、ジョギング、Swim、読書、Flyfishing、キャンプ、テニス、PC、Zaurusで遊ぶ遊ぶ。

物の見方考え方 を読みました。 謙虚と勤勉というものが基本だな

2010年09月08日 00時05分49秒 | 読書評
物の見方考え方 (PHP文庫 マ 5-3)
松下 幸之助
PHP研究所

このアイテムの詳細を見る


物の見方考え方 を読みました。
松下幸之助の本は、これで2冊目です。

大変シンプルなタイトルで、いつかは読みたいなぁと思っていました。

全編を通して行き渡るのが、謙虚と勤勉といういたって基本的なことです。
特に謙虚さというものについては、言葉そのものはそれほど多くは使われて
ませんが、その空気を節々に感じます。

会社経営の勘所、責任の持ち方、金だけが目的で仕事はできぬ、伸びる会社
伸びる社員、物の見方・考え方、何事も結構、心の持ち方など、読んで
なるほどなぁと思わせることが、筆者の幼い頃からの経験をもとに
その考え方が書かれています。

その考え方も、商売人としては非常に謙虚、素直なものの見方、欲をかかない
考え方、商売のもととなる製品へのこだわりというものがあふれている。

昭和の名経営者、企業家として比較される本田宗一郎の強烈な個性を前面に
押し出したカリスマ性に対し、松下氏の場合は、商売における肝心なところ
世の中の役に立つものを、適正な価格で世の中に広め、その収益で企業、社員
国家への還元で人々への潤いを広める。
企業の公益性というものを大事にするということが、サラリーマンとしては
日々仕事をこなしながらも、その認識というものは薄いことに気づきました。

現代社会は、謙虚で勤勉だけでは成り立たないことも多々あるものだと
思いますが、松下氏が歩んできた時代の険しさ、貧しさというもののなかで
広めた影響の源となるものが、謙虚というものではないかと感じさせる
本だと思います。

時流が複雑なこの世の中だけに、この基本的な素養というものは、あらためて
忘れてはならないものだと思います。

ブログランキング 

人気ブログランキングへ