Small Change | |
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Rhino/Elektra |
圧倒的な迫力がある声。最初のフレーズを聴いて、直ぐにトムウェイツだとわかる。
最初に聴いた声がつかんで離さないようなアーティストは、最近本当に少ない。
このアルバムで特に好きな曲は、Tom Traubert's Blues (Four Sheets To The Wind In Copenhagen)
である。なんだこれは、という衝撃的な楽曲である。
一度聴くと、サビのフレーズが頭から消えない。繰り返し浮き出てくる。それは、
Tomの個性的な他にない声と心象にマッチしたアレンジのおかげでもえる。
ロッドスチュワートがこの曲をカバーしていて、正しく歌う姿勢が感じられて
それはそれで良いのだが、あまりにも原曲のインパクトがありすぎて聴くものへの
印象はの深さは、なかなか勝てるものではない。(ロッドも相当個性的だあるが)
本当にこの曲は、染み入る凄まじい曲である。
先日、久しぶりにテレビの歌番組を見た。東南アジアの国々から歌が上手いアマチュア
の歌手が出て、それは、上手いなぁとうなづいてしまうほど素晴らしいものであった。
別番組は、勝ち抜きで審査される歌手志望の方々の番組でこれも、相当上手い方々
であった。しかし、総じて言えるのは、Tomが歌ってた時代と違って、この声を
聴いて、強い衝撃を受けるような歌手は、少ないと言える。
みんな、同じような声の質と比較的うまく聴こえる歌を選び、相手に聴かせている。
そんな感じなのでTomのような、インパクトが離さないというアーティストは皆無
であり、他にはなかなかないない。