車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

花の郷・滝谷 in 奈良県宇陀市

2021年07月28日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・奈良県

宇陀市室生滝谷にある「花の郷・滝谷花しょうぶ園」。名阪国道を利用し、間に何度か休憩を入れながらバイクタンデムで二時間弱。適度に遠くて、でも日帰りの行楽地としては最適な距離と言うこともあったのでしょう。何度かこの場所を訪れています。

最初にこの場所を知ったのは、奈良県観光紹介の花暦で紹介されていた、「芝桜」の花情報。一面の芝桜が凄いらしいことと、何より名阪国道を利用して行けばそんなに山道でも無さそうな事(バイクでの山道走行は真剣に苦手)等々・・・大丈夫、へっぽこライダーと、軟弱同乗者のタンデムでも充分に行けそうです😊

約3万3000平方メートルの園内には四季折々の花が咲き、それぞれに素晴らしい景観を楽しめるとの事。ことに4月の芝桜、5月初旬からのテッセン。さらに6月から7月にかけて、1万坪の菖蒲園に600種100万本のハナショウブが咲き乱れる様は圧巻だそうです。

初めての滝谷は2005年4月、2000平方メートルの庭園を埋め尽くすのは、白と薄紫と紅色の芝桜・・・・ネットの画像で見るのとは段違いの迫力に二人ともしばらく立ち尽くしていました😲

園内に設けられた遊歩道に沿って歩いていくと、自然と景観の良い場所に出られるのですが、そこからの眺めがまた、結構凄いのです。何が凄いのかと聞かれても上手く答えられないのですが、深い緑の山々と、綺麗に手入れされた広大な花壇との対比が何とも素敵で。

あの藤棚のようなものが沢山有る1画は、5月に見ごろを迎えるという「てっせんの花園」。5月上旬~6月上旬にかけて、150種 3000株の色とりどりのてっせんが咲くというのです。私の大好きな花・・・そうか・・じゃぁ来月もう一度、来なきゃね。

と、そんな理由で二度めの訪問は2005年6月。想像した以上に綺麗なてっせんを堪能できました。こんなに沢山の色があったことにも感激です。

通路に設けられた柵に絡みつく細い茎の先に、場違いのように大輪の花を咲かせるてっせん。何故かはわかりませんが、この花を初めて見たときから、ずっと大好きだった花です。

園内の一画に設けられた睡蓮池は、一面の睡蓮で多い尽くされ水面が見えません。重い三脚や大砲のようなカメラを抱えた人たちが思い思いの場所でじっとレンズの向こうを覗き込んでいます。

あんなに花で埋め尽くされていた花壇は、わずか一ヶ月少々で一面の緑の芝生に変わっていました。

花菖蒲園に沿って設けられた通路には、沢山のアジサイが緑の新葉に守られるように蕾を膨らませ始めました。もう直ぐこの一面は、紫陽花が咲き乱れて華やかになるのでしょう。

一年後、三度目の滝谷は5月のはじめ。特に何かの花が目当てと言うのでもなく、何となく・・すっかり歩きなれた通路に沿ってのんびりと園内を散策して来ました。

自然の地形を利用した園内の雑木林には、藪椿や山吹の花が咲き、筍が顔を出し、蕨や蕗が春の日差しを受けている傍らで、山鳩が柔らかくなった土をつついて何かを探しています。

去年より一週間遅かっただけなのに、芝桜の絨毯は既に緑に侵食され始めています。今年の春はそんなに暖かかったかな・・・

去年よりも一月早いだけなのに、睡蓮池は充分に水を湛えて周りの景色を映し出しています。自然が作り出す景色は本当に不思議・・同じ景色でもこんなに違って見えるものなんだ・・

石楠花が綺麗、本当に綺麗に咲いています。そういえば私、この花を植えてみたかったけど結局ダメだったな・・と、不意に昔の事を思い出しました。何でダメだったのか、その理由はとっくに忘れてしまっているのに。

それから一ヵ月後、今度は正真正銘😊 花ショウブを見る為に滝谷に。せっかく「花ショウブ園」に来ていて一度もメインの花菖蒲を見ないなんて如何なものか?というご亭主殿の提案に、速攻で乗らせていただきました。

さすがにメインの花だけあって綺麗です。でもパンフレットにあるような一面の花菖蒲と言うのは、残念ながら見ることができません。おそらく長い期間を楽しんでもらえるように、開花時期の異なる種類が植えられているからでしょう。

結果、この列は満開でも隣の列は青々とした葉っぱだけと言う状態になります。それはそれで、また風情があってよいものかもしれません。

訪問日:2005年4月29日&6月5日&2006年5月6日&6月10日

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