大阪市旭区にある「千林商店街」。すごくローカルなイメージがありますが、こう見えて「天神橋筋商店街」「駒川商店街」と共に大阪を代表する商店街の一つなのです。
商店街の散策なのについ足元に目がいってしまうのは、もうこれはどうしようもない習性のようなもの(笑)。でもおかげで「千林商店街発祥の地」と書かれたプレートを見つけました。プレートには「明治末の京阪電気鉄道の開通に伴う森小路駅の開業により商店街として成立。当時は千林公設市場を中心として衣類、布、生鮮食料品、乾物屋、荒物屋、布団屋、演芸場などが軒を連ねていた。・・・」などの経緯が記されています。
残念ながら目新しいマンホールは発見できませんでしたが、「京かいどう」の文字が書かれたプレートを発見!
暫く歩くと、さっきのよりもずっと込み入った内容が書かれた「京かいどう」のプレートを発見。街道と言う言葉から察せられるとおり、これは昔の道中地図を表わしたもののようです。
更に商店街を進んでいくと、壁一面に、京街道のルートと説明のパネル。
【京街道は、豊臣秀吉が伏見城と大阪城を結ぶ陸路として、淀川左岸に文禄堤を築かせましたが、江戸時代にこの堤防上に整備されたのが京街道です。現在の京橋口を基点に関目から森小路・千林・今市・守口、枚方・橋本・伏見を経て京都に至ります。また、東海道五十三次の延長として、京都と大阪をつなぐ五十四番目以降の宿場町として発展してきました。京街道と交差する千林商店街の道筋は、野崎街道と呼ばれ、昔から交通の要所として賑わってきました。】
商店街を歩いていると大音量で聞こえてくる【♪いち・じゅう・ひゃく・せん・せんばやし~♪】「千林商店街テーマソング」を唄っているのは『デューク・エイセス』という男性コーラスグループ。
千林商店街のオリジナルマスコットキャラクターは、千林商店街に住んでる金魚の『ふうわ』。最近知ったのですが、父母と妹金魚が仲間入りして4匹家族になってるそうです。
商店街の通りからほんの少し脇道にそれると、歴史を感じさせる建物にも出会えます。建物の画像はありませんが、ご亭主殿が大好きな飾り瓦の獅子。
天使が乗っているこの魚・・・ものすごく獰猛そうな歯を持っているのですが何だろう?もしかしたらカラパイアかな・・・・??
岩の上を飛ぶ獅子は、多分ですが旭区今市にある「永晃山・浄願寺」の留蓋だったと思います。
ご亭主殿にとって飾り瓦の王者と言えば、何といっても「鍾馗様」。距離が遠かったので鮮明ではありませんが、この地域で唯一出会えた貴重な一体です。
訪問日:2009年6月2日&2010年7月6日