大阪府泉佐野市春日町に鎮座される「春日神社」。御祭神は『健甕槌神(たけみかづちのかみ)、天兒屋根命(あめのこやねのみこと)、天押雲根命(あめのおしくものみこと)、齋主命(経津主神(ふつぬしのかみ)、姫大御神 』。
「光仁天皇の宝亀年中、『坂上刈田丸』が奈良の春日神を勧請したのが起源とされ、『豊臣秀吉』の根来攻めで一旦消失しましたが、その後再建され、佐野の総社とされました。明治5年に村社となり、明治41年~42年の神社合祀の際には、佐野町域にあった大小29の神社がここに合祀されました。」由緒より
鳥居の内より神域を守護されるのは、『石工・行兵衛』天保10年(1840)建立の狛犬さん一対。阪神大震災の影響なのか、阿形さんのお顔が・・・・。
拝殿の屋根、留め蓋の獅子たちは元気一杯。頑張りすぎて疲れた風情の阿形さんが今回のツボ(笑)
境内社「赤手拭稲荷神社」。御祭神は『大山祇命、倉稲魂命』。朱の鳥居の前より神域を守護されるのは、嘉永2年(1849)建立の狛犬さん一対。アップの画像がないのが解せない・・・
祈願絵馬は御神紋「三つ藤巴」。『黒田官兵衛』の家紋に使われていた事から「黒田藤」とも呼ばれます・・これはご亭主殿の受け売り(笑)
御神木
駐車場の植え込みに隠れるように置かれていた先代さん。どちらも相方の阿形さんを失って、いまにも泣き出しそうな顔が切ない・・・。
御朱印を頂く予定だったのですが、時間的に遅かったのか境内にも社務所にも人の気配がありません。探し回って時間ばかりを無駄にし、結果、境内をゆっくり見る事も無く慌ただしい参拝で終わりました。
参拝日:2015年10月8日
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御神名一口メモ
『天押雲根命(あめのおしくものみこと)』、天児屋根命と比売神との御子神。高天原より天津水(天忍石長井水)を持ち還り、皇孫に奉った神。
『齋主命(いつきぬしのかみ)=(経津主神)』香取神宮の御祭神。国譲りの際、『建御雷神』と共に出雲国に天降った神。