車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

膳所(ぜぜ)神社と膳所城址 in 滋賀県大津市膳所

2025年02月20日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・滋賀県

大津市膳所に鎮座される「膳所(ぜぜ)神社」。御祭神は『豊受比売命』

由緒「社伝によると、天智天皇が大津宮遷都に際し、此の地を御厨地と定められた。天武天皇六年に大和国より御食津神を奉遷して、大膳職の御厨神とした。 慶長年間に至り大政所豊臣秀頼、徳川家康等、当社を厚く尊信し、種々の神器の寄進があった。東山天皇は膳所大明神の宣下をされた。 尚慶長六年膳所城創始以来、藩主本多候は歴代崇敬が厚く、社領、社殿の寄進、造営が度々あった。現在当社表門は元膳所城の城門であり、重文指定である。」滋賀神社庁HPより

境内の左右より神域を守護されるのは明治36年12月建立の狛犬さん一対。阿形さんの手には見事に細工された蹴鞠。吽形さんは目いっぱい逆光の為、表情もあやふや😓。

拝殿奥に、透かし塀を張り巡らせた随身門

随身門の内側よりさらに本殿近くを守護されるのは、大きく開いた八つ手のような尾が特徴の狛犬さん一対。阿吽ともに迫力のある顔立ちで、下のようなぶしつけな輩を警戒しています(笑)

ぶしつけな輩😅

境内入り口近く、手水舎の横に建立されていた細身の石灯籠。なんと亀の背中に乗っています。亀の上って「亀趺(きふ)」の事だろうと言われそうですが、これは本当に、正真正銘の普通の亀さん😲

上部に注連縄が掛けられた石、下に「永代御百燈」と刻まれています。石灯籠の類と思われるのですが、定かではありません。

旧膳所城本丸の土橋門を移築した北門。

膳所城門一棟の碑と永代万御百燈

大津市街の東部、相模川河口付近にあった膳所崎と呼ばれる琵琶湖に突き出た土地に築かれた水城「膳所(ぜせ)城」。日本三大湖城の一つに数えられ、また大津城、坂本城、瀬田城と並ぶ「琵琶湖の浮城」の一つとしても知られていました。

こちらは膳所城の鎮守として祀られていた神々でしょうか?「地主大神」「浜弁財天」「白王龍神」、水城を守るにふさわしい神々が鎮座されておられます。

ギリシャ神殿を思わせる佇まいの中に座しているのは、右手に鳩。左手に幼子を抱いた観音像。台座には「英霊塔」の文字。滋賀県戦没者慰霊碑として昭和30年に建立されました。

本丸には4重4階の天守が上げられ、水面に映える姿は里謡に「瀬田の唐橋、唐金擬宝珠(からかねぎぼし)、水に浮かぶは膳所の城」と謡われていた程だったと云う膳所城。今は「膳所城跡公園」として整備され、往時を語るものはわずかに残る石垣のみとなりました。

参拝日:2010年6月12日

 

コメント (2)
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