車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

角島(つのしま)大橋&角島灯台 in 山口県下関市豊北町

2024年04月02日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・山口県

下関市豊北町、「道の駅:北浦街道ほうほく」から見おろす日本海。打ち寄せる波はゆるやかに白い泡となって砂浜を洗い、そうして元のブルーに戻ろうと急いで引いてゆく。繰り返し、繰り返し・・そして私は飽きもせずそれを見ている。

右手に一直線に伸びているのは対岸の角島とを繋ぐ「角島大橋」。全長1,780mの橋は、通行料金が無料の離島架橋として2005年までは日本最長の橋だったとか。過去形になったのは、2005年に沖縄県に全長1,960mの古宇利大橋ができたからですが・・まぁ、そんな事はどうでも良いです(笑)

年間90万人の観光客が訪れる山口県の必見スポット「角島大橋」。橋は怖いと言ってる割には、こういう自然真っただ中の名所は見逃せないという厄介な性分。だってね、本当に綺麗でしょう。凄いじゃなくて綺麗。海の碧と空の青がそれぞれの領分を守って見事に分かれている。打ち寄せる波の白と、ふわふわの雲の白・・それはもう、誰でも詩人になれそうな景色が手招きしているのです。

という事で颯爽と愛車に乗り込みいざ角島大橋へ。横から見るのと正面から見るのとでは全く違ってみえる一直線の道は、まるで海に吸い込まれるように・・でも目を凝らせば確かに灰色の直線が続いています。

ウインドウ越しに見える空はまた違った光の中、波のさざめきはこんなに島から離れても飽くことなく繰り返され、私もまた、飽くことなくカメラを向け続けます。瀬戸大橋や関門橋では絶対に出来なかった橋の横の海を見る事、それが可能なのはこの高さの所為だと断言(笑)

帰りに立ち寄るポイント地点も確認し、いざ「角島」へ。目的は明治6年に竣工された御影石造りの「角島灯台」。ああ、ほら!見えてきたよ。

角島は、山口県の北西端に位置し島の全域が西長門海岸県立自然公園に指定されており、灯台付近は「角島灯台公園」として整備されています。

ところがここで大問題が発生。画像では空いている様に見えますが、駐車場は満杯。駐車待ちの長い列が出来ていたのです。しばし協議の結果、私一人、そこから徒歩で灯台を見に行く事に決定。

「第1等灯台に指定されている「角島燈台」は、明治6年8月にイギリス人技師R・H・ブラントンの設計により起工し、明治9年3月1日、日本海側で初めての洋式灯台として完成したもので、その高さ29.6mは、出雲日御碕灯台(島根県)、水ノ子島灯台(大分県)に次いで、石造り灯台としては、日本第3位の高さを誇り、総御影石造りの灯台は、内外ともに手のこんだ細工を施され、日本を代表する美しい灯台の一つと言われています。」観光案内より

機嫌よくカメラを向けていたら一人旅と勘違いされたらしく、灯台とのツーショット写真を撮って頂きました。お名前も存じ上げませんが、有難うございました😍

「赤煉瓦造りの倉庫」とか「旧吏員退息所」とか・・見たいものはありましたが、どこも長蛇の列で流石に列に並ぶ余裕はなく、美しい灯台とはここでお別れ。御亭主殿が待つ車まで歩いて合流。再びあの美しい橋を渡ります。

マンホール撮影も無事終わり、鳩島の画像もGet。短い時間でしたがそれなりに素敵な思い出がまた一つ増えました。

「道の駅北浦街道ほうほく」まで帰ってきました。何でこんなに素敵な道の駅を車泊地にしなかったのかと後悔しながら、お土産も買いこみ、ついでに角島大橋モニュメントを背景に記念写真の撮りっこ。観光客が多い場所ではこんな機会が結構あります😍

訪問日:2012年11月14日

 


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4 コメント

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Unknown (necydalis_major)
2024-04-02 09:15:14
だんちょう

おはようございます!
今朝は朝から晴れてるけど庭は
雪が積もっていました。

道の駅:北浦街道ほうほく
パッと見たら一瞬、北海道と見えてしまいました😙😙
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春の雪 (tibineko)
2024-04-02 15:44:11
だんちょうさん
コメントありがとうございます

歌のタイトルみたいですが
北海道ではそんな景色も普通に見えるんですね
こちらは通院先の公園に
桜の花がちらほら見え始めました
返信する
沢山驚きました (onecat01)
2024-04-02 16:00:57
tibinekoさん。

 今までは貴方が掲載される写真に重点を置き、マンホールや狛犬さん、神社仏閣などの説明を読んでいました。

 今回は海と空と雲と波と、長い橋の説明を読み、驚きました。

 「打ち寄せる波はゆるやかに白い泡となって砂浜を洗い、そうして元のブルーに戻ろうと急いで引いてゆく。繰り返し、繰り返し・・そして私は飽きもせずそれを見ている。」

 単なる説明文でなく、これはもうそのまま詩人の文章です。うーーん、tibineko先生には、文才まであったのか、という驚き。
 母の里にある日御碕を何度も訪れている私は、日本海の波の荒さと海の青さの美しさを知っています。続く文章も、生き生きとしています。パンフレットに書かれた説明文でなく、tibinekoその人の心がとらえた風景です。

 なるほど貴方方二人はこんなところでも響き合うものを持たれていたのかと、納得いたしました。tononeko殿の説明文は簡潔ですが、文才と言っては失礼になる程の含蓄があります。

 一人旅と間違えて写真を撮ってくれた人・・もしこの人が男性だったとしたら、貴方に言わなくてなりません。

 「可愛い人は、声をかけられたら油断してはなりませんよ。」

 何時狼になるのかと・・、これが二つ目の驚き。

 大事な伴侶のため、一人駐車場で待っていたtononeko殿の我慢強さ・・、これが三つ目の驚き。

 でも、楽しいブログでした。有難うございます。
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onecat様 (tibineko)
2024-04-02 17:51:57
何と素敵で優しいお褒めの言葉
素直に「ありがとうございます」🙂

でもきっとあの光景を見ていたら
誰もが詩人になって
誰もが絵描きになれるのではないか
それほど心に残る景色でした

教訓・・・は可愛い人限定なので
多分私は圏外かと(笑)
本当は二人で同じ景色を見たかったのですが
ご亭主殿には写真で我慢してもらいました😅
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