車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

関地蔵院 in 三重県亀山市関町

2017年02月02日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・三重県

三重県亀山市関町新所に境内を構える真言宗御室派寺院「九関山(きゅうかんざん):宝蔵寺(ほうぞうじ)地蔵院」。『地蔵菩薩』を本尊とします。三重四国八十八箇所第28番札所。通常は院号の地蔵院をもって「関の地蔵」「関地蔵院」とも称されます。

由来「わが国最古の地蔵菩薩で知られる地蔵院(通称・関のお地蔵さん)が所在します。天平十三年(741)、奈良東大寺の僧行基が、諸国に流行した天然痘から人々を救うため、この関の地に地蔵菩薩を安置したと伝えられています。」公式HPより

重要文化財「本堂」。 寄棟造本瓦葺き。元禄13年(1700)建立。

時代は下り、享徳(きょうとく)元年(1452)。改めて地蔵菩薩の開眼供養されたのが『一休禅師』と伝えられており、関宿かるたに【一休が 開眼供養の地蔵院】と紹介されています。(天保年間建立の「一休尊像」

本堂縁先にて参拝者を迎えてくれる「お賓頭盧(びんずる)様」。お釈迦様のお弟子である十六羅漢 (じゅうろくらかん)の筆頭で「びんずるさん」とよばれ親しまれています。病気を治す力があるとされ、自身の痛む場所を撫でるとその部位の病気が治るといわれています。

境内の一画に立像されていたお地蔵様。満開の桜の下で見るお姿は、誰の面影も重ね合わせられて、ひたすらに優しく穏やか・・・・

桜の花に包まれた地蔵菩薩立像。

重要文化財「関の地蔵:愛染堂」。寛永7年(1630)に本堂として建立。室町鎌倉の建築様式としては三重県下最古と言われます。

重要文化財「鐘楼」。寛永21年(1644)建立

境内に奉納されていた梵鐘。梵鐘を支えるのは、どこか見覚えのある小さな仏様・・多分、記憶が正しければ『東大寺別当:清水公照氏』「どろ仏」と呼ばれるものでは??

「明治天皇關行在所」

境内に奉納された鹿の像。傍らの案内に「壬申の乱において大海人皇子が山中で迷った際、鈴をつけた鹿が現れ、その鹿の背に乗って関まで無事に向かったという伝説にちなんだもので、鈴鹿の地名はこの伝説に由来しています。」

俗謡に「せきの地蔵さんに振袖きせて  奈良の大仏むこに取る」があります。公式HPで拝したお顔はとても優しく気高く・・・・お姿は静寂そのものでした。

参拝日:2011年4月10日

(トップ画像のみ2017年12月14日)

 


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