何所を見ても遊び心満載。見るのも、買うのも、食べるのも「おかげ横丁」ならではの楽しさに、ついつい制限時間を忘れてしまいます😅
食べると言えば「伊勢うどん」。お伊勢参りで混み合う客を、次々さばく為に考案されたと言われていますが、本当のところはどうなんでしょう?。ほんのりと甘みがある真っ黒なたまり醤油のたれに、太いうどんがよく合います。
食べると言えば・・暑い日だった所為もあるのでしょうがスティック胡瓜が人気らしく並べる側から売れていきます。胡瓜の浅漬けに割り箸を差したもので、甘いアイスよりも口当たりが良いのかもしれませんね。
伊勢の名物なら一通りは揃うと思われる「おかげ横丁」。ここでは綺麗に絵付けされた亀山ローソクが売られています。綺麗なんだけど・・・使い道が無いのが残念。ローソクだから停電の時とか・・とんでもない!!勿体なくて火なんか点けられません。
伊賀の組紐で作られた帯締め、どれも締めやすそうで素敵ですが、これ以上増やしてどうするんだ?という事で、目の正月で我慢😔。
お伊勢さんといえば『天照大御神』、それに付きものなのが天岩戸・・とくれば『天鈿女命』。「伊勢の地に百年、風月に色あせた”お多福”と共に、岩戸屋は今も昔も内宮前」の言葉通り、色あせた”お多福”さんの看板が良い雰囲気。
ちなみにお多福さん=『天鈿女命』。で、こちらでは神宮のお札(剣祓)を模った「お多福印生姜糖」が人気だそうです。
おかげ横丁にきたら絶対に立ち寄ってしまう「吉兆招福亭」。それはもう何を外してもこのお店だけは!!と、このキュートなお猫様、私の心を鷲づかみ😍
店内には数え切れないほどのお猫様が、もうこれでもかと言うくらい「おいで、おいで」と招いてくれるのですが、それがまぁ、いちいち可愛いったらありゃしない!!
これを全部飾ることの出来るスペースが欲しい!!、でもまずはこのお値段を見て、笑ってお財布を取り出せる財力が欲しい!!😅
そんな切実な願い事、お悩み何でも叶えてくれ・・・そうもない😔「御猫様大明神」。何たってお猫様、いつでもどこでも自分ファーストで良いのよ~。
「吉兆招福亭」の向かいは、看板の巨大な「煙管(きせる)」が目印の「つぼや」。煙草と宝くじを販売しており、刻みタバコを詰めた「煙管」で一服できると言う事で、結構な人数の方が順番を待っていました。禁煙してすでにタバコの臭いも辛くなった二人には縁の無いお店。
宝くじ売り場の軒の上では、まねき猫ならぬ「眠り猫」、ほら、果報は寝て待てって言うでしょう。
看板娘ならぬ、看板ニャンちゃん、そういう事なので寝転んで、福を待ってます。う~~ん、人目が無ければ一緒に寝転びたいぞ!!
隅から隅まで見ていけばどんなに時間が有っても足りない「おかげ横丁」ですが、今は主流から外れてしまった感のある「おはらい町」も中々に捨てがたいのです。
おはらい町の一角を占めるのは、室町時代の創建とされる「旧:慶光院」。1869年の神仏分離、廃仏毀釈の風潮によって、その他100ヶ所以上の寺院とともに廃寺となり、その後、伊勢神宮によって買い取られ、明治5年(1872)に神宮司庁の庁舎、明治23年(1890)には、神宮祭主職舎となりました。
訪問日:2006年11月5日&2010年4月4日
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