甲賀市信楽町中野に鎮座される「二童子(にどうじ)神社」。境内由緒碑には、主祭神は『稲田彦命(いなだひこのみこと)』とありますが、滋賀県神社庁のページには『稲田姫(いなだひめ)』と記されています。
由緒「宝徳二年の創立にして天文十六年三月四日社殿を再建す。其後元禄十六年九月新に造立したるもの現今の社殿なり明治以後今の名に改む」境内由緒碑より
一の鳥居から二の鳥居、そこから続く杉木立の参道はほどよく明るく、その先に、とんがり屋根を思わせる覆屋と拝殿が見えてきます。
これまでも随分とたくさんの神社仏閣を参拝してきましたが、この拝殿覆屋に似た形式はあまりお目にかかった記憶が有りません。
記録では、本殿の造営は、甲賀郡杣之庄池田村の宮大工『中村久助』とあります。拝殿も含めての造営であれば、非常に独創的な才能をお持ちの方だと思います。
拝殿前左右より神域を守護されるのは、大正10年4月吉日建立の浪花タイプの狛犬さん一対。思慮部下そうな吽形さんと、底抜けに明るい阿形さん。中々によいコンビです。
境内の一画に建立されていた「神武天皇」碑
一の鳥居近くに建立されていた「地蔵堂」
参拝日:2011年2月27日
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ご祭神メモ
『稲田彦命(いなひのみこと)・彦稲飯命(ひこいなひのみこと)』、神武天皇の次兄。神武東征の途次、熊野灘で暴風にあい、海神の母を持つ我らに何故波濤を立てるのかと嘆き、剣を抜いて海に身を投じ「鋤持(さいもち)の神(刀剣を持つ神)」となる。
こんにちは!
浪花の狛犬
こんなのもあるのですね。
狛犬の世界も奥が深いですね😉😉
狛犬も地域によって様々な違いがあるんですよ
わがご亭主殿は、関東系の狛犬が好みでしたね
特に「尾」足元に流れるようなデザイン
基本的に人の手で生み出すものは
昨今の機械彫りには無い独自性があって
どれもすてがたいものばかりです😊
とんがり帽子の拝殿と、良いコンビの狛犬さん。
ただし私には、どちらの狛犬さんも、拝殿を守護する怖いお姿に見えます。
苔むした「神武天皇の碑」に、一礼いたしました。
珍しい拝殿にテンションが上がった私たち
神社なんてどこも同じようなものと言う人もいますが
こうしてみると、中々どうして多彩ですよね😊
狛犬さん、やはり怖いお顔に見えますか?
まぁそれでなければご祭神の守護は出来ないかもしれませんね。