倉敷市尾原に鎮座される「天津(あまつ)神社」。御祭神は『天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)・高皇産靈神(たかみむすびのかみ)・神産靈神(かみむすびのかみ)』。三神合わせて「三台妙見」とも称されます。
由緒「創建年月日不詳。旧号を三台明現宮といったのを明治2年に天津神社と改称した。旧藩の記録に寛文7年(1667年)社僧の金蔵坊が還俗を命ぜられ本神社の神職となったとある。それ以前同坊は新熊野山所属の坊であったのだから、かなり古くから存在したものであろう。明治初年尾原天神社又は天神社と書いていたのが天満宮と紛らわしいので津の一字を加えたのだという。」岡山神社庁HPより
こんもりとした細い通路の奥、知ってて行かなければこの先に神社があるとは思えません。もちろん、入口から鳥居まではずっと長い石段が続いており、私は車の側で一人待機。
鳥居の左右より神域を守護されるのは、文久元年(1861)6月吉祥日建立の尾道型玉乗り狛犬さん一対。
意を決して鳥居まで行ったご亭主殿も、更に続く山中の石段参道を進む気にはなれなかった様で、狛犬さんだけを撮影して引き返してきました😅
立ち寄った順から行けばこちらが先になるのですが、由加神社参拝の帰路に立ち寄った「天津神社」の北参道。石段を登った先の入り口と思しき場所に建立された鳥居。鳥居額には「三台妙見宮」の文字が刻まれています。
鬱蒼とした藪のように見える参道を背景に、鳥居の左右より神域を守護されるのは出雲構えと思われる狛犬さん一対。まるでモノトーンのような画像ですが、普通に写したものです。
通行料の少ない場所とは言え、路肩に車を停めたままこの藪に分け入る根性はありません。狛犬さんだけを写して早々に退却したのですが、帰宅後の写真の整理の際に、ここが次に立ち寄った「天津神社」北参道だとわかった時には、何とも不思議な気分でした。
参拝日:2010年8月10日
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます