岩国市横山、吉香公園内に鎮座される「吉香(きっこう) 神社」。御祭神は『吉川元春・吉川經義・吉川友兼・吉川經基・吉川興經・吉川元長・吉川廣家・吉川經幹・吉川廣嘉』。
由緒「元亀3年(1573)に安芸国山県郡新庄村(現・広島県山県郡大朝町)の竜山八幡宮に吉川興経の霊社として治功社を創建したのが始まりとされ、後に「岩国・椎尾八幡宮」の境内に遷座。享保13年(1728)横山の白山比咩神社境内に遷座し、「治功大明神」として現社殿を造営。寛政5年(1793)に吉川経義を祀る高秀社、吉川広家を祀る鎮昭社を創建。明治5年(1872)に治功社・高秀社・鎮昭社を統合。明治18年(1885)に白山比咩神社(白山神社)境内から吉香神社を曳家し旧城跡の現在地に移築。同時に吉香公園を開設。」
一の明神鳥居には「明治39年(1906)5月吉日 日露戦役大勝紀念」の刻。
鳥居の内より神域を守護されるのは「大正2年(1913)8月吉辰」建立の、尾道型玉乗り狛犬さん一対。台座には「岩國町 八百屋」と寄進者の職業が刻まれています。
更に境内を進み楼門近くには、明治31年(1898)建立の、獅子山に立つ江戸流れの獅子一対。
まさかね、山口県の神社で江戸流れの狛犬さんに出会えるなんて想像もしていませんでした。御亭主殿の嬉しそうな事といったら😍
魅力的な後姿。獅子山には「東京𦾔恩會(きゅうおんかい)」の刻。
2015年の二度目の参拝時に写した江戸流れ阿形さん。
同じく江戸流れ吽形さん。
2015年の境内で、私たちを出迎えてくれた綺麗で可愛い猫さん💗
2017年三度目の参拝で写した江戸流れ阿形さん
江戸流れ吽形さん・・松の大木が迫力を添えて一層凄い!
2017年の境内で、私たちを出迎えてくれた綺麗で可愛い猫さん💗
毎回、毎回、獅子山の江戸流れさんと、可愛い猫さんたちに時間を取られてしまう二人。重要文化財の社殿へたどり着けるは何時の事でしょうね😅。
という事で・・・この続きは明日の「吉香 (きっこう) 神社~其の二 in 山口県岩国市」で🌸🍀
参拝日:2013年4月20日&2015年11月19日&2017年11月27日
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御神名一口メモ
「吉川氏(きっかわし)」、藤原南家の後裔「藤原為憲」を祖とする。平安末期に駿河国入江庄に移住し入江氏と称す。玄孫経義の代に入江の吉川に住し、吉川と称する。鎌倉時代に安芸国大朝本荘の地頭職を与えられ、その後土着。戦国時代、毛利元就の次男・元春が吉川家へ養子に入り、小早川氏とともに毛利家を支え毛利両川と称された。江戸時代に周防国岩国領の主家として続き、明治維新を迎えた。
獅子山に立ち、断崖を這い上がる仔狛を見つめる・・
いわゆる獅子の子落としの題材が多くみられます。
千葉県成田市に門を構える
成田山新勝寺の獅子山江戸流れ
これはもうtononekoさん垂涎の狛犬さんで
何十枚も、あらゆるショットの画像が残されています。
でもって猫さん・・・もう可愛くてかわいくて
撫でさせてくれるし、手を出すとスリスリ。
抱っこもさせてくれました😊。
狛犬さんでなく、江戸流れの獅子さんも居たのですね。
江戸流れの獅子一対は、台座の上でなく、獅子山に立っているのですか。古びているだけでなく、姿形が異形で馴染めない気がします。
一緒に掲載されている猫の写真の方につい、目が向いてしまいます。
tononeko殿が大喜びだそうですが、玄人の目で見ると、何かあるのでしょうね。しかし何度見ても、私は2匹の猫に方に目が向きます。
お詫びを言ったり、感心したり、今回は忙しいブログでした。