昨日に続いての水木しげるロード。次はシュールな門灯に誘われて「手作りの店 ゲゲゲ」に。こちらではご店主が実際に制作されている様子を間近で見学させて頂けます。
流石にこれを室内に飾る根性はありませんが(笑)、魔除けには最強かもしれません。
まるで宝探しのような楽しさと発見が一杯の店内、これらが全て手作りという事に何よりも驚かされます。
他にもお土産としてはお手頃なサイズの妖怪の箸置きとか・・一反木綿の箸置き・・絶対にうちのお嬢には受ける筈!(笑)あ・・・ピンぼけ(^^;)
超絶に怪しい妖怪に見送られてのゲゲゲのお店巡り。あっちにフラフラ、こっちにフラフラで中々先に進めない。
「妖怪工房」さんの店先で思わず一目ぼれした「一反もめん」の籐の椅子。でも何処に置くつもりと聞かれて悩みこんでしまった私・・う~~~ん、現状では君が入り込む余地が我が家にはない!。御亭主殿がこれならと指さしたポスト。いやいや、それ「妖怪工房」さん専用の本物の郵便ポストですよ(笑)
ダメだと思うと未練が湧くもので・・でも人間諦めが肝心。「子泣きじじい」に見送られて・・え?「目玉オヤジも見ているよ」って・・いや、それお見送りとは言いませんが。
ここは大人も子供も楽しめる「ゲゲゲの妖怪楽園」
「ガシャドクロ」と「猫娘」に見送られて旅に出る「鬼太郎」。おや「ねずみ男」も旅支度で、「砂かけ婆」にお見送りされてます。あの二人・・いつのまにそんな中に??(笑)。御亭主殿ボソッと一言・・背中でカチカチ・・・(爆笑)
妖怪茶屋でお気に入りの「妖怪ラテ」を頂き、妖怪縁日で子供時代に戻って楽しんだら鬼太郎の家で休憩・・と思ったけれど、ここはお子様専用で大人は入れません(^^;) 身長制限だけならOKなのにね~。
敷地の片隅に水木しげる氏のサインが入れられた「心のよりどころ:永禄塚:永禄年間 尼子毛利合戦の場跡 もののふ達を労い 塚を祀る」
「戦国時代、中国地方では大内氏の滅亡後、毛利氏と尼子氏が覇権を争っていました。 境港のある弓ヶ浜半島でも各地で激しい攻防戦が繰り広げられ、永禄年間(1558~1570)頃には、数多の兵や民が尊い命を落としたといわれています。現在でもこれらの御霊を祀る「慰霊塚」がこの地方には多く残っています。ですが、これも時代の流れでしょうか。これらが人々の記憶から忘れられようとしているのです。 そこで2007年3月吉日、亡くなられた先人の御霊を供養するとともに、この地域の平和と繁栄を祈願して、ここに「永禄塚」を建立しました。 この小さな塚が、近隣の寄る辺なき慰霊塚の終の棲家、またこの地域の人々の心の拠りどころになることを願ってやみません。なお、戦に加わった兵の中には水木しげる先生のご先祖様にあたる武良家の人もいたそうです。」案内より
名も知らぬ多くの御霊に手を合わせ、次に向かったのは「水木しげる記念館」。水木ワールドの集大成として2003年3月8日、氏の誕生日に開館。
2006年に「山高帽姿の水木先生像」を新設。2010年には入館者が200万人を突破したそうで、他府県観光協会からの視察の方の姿もチラホラ。
カラスの鳴き声が不気味な墓場の一画・・幽霊族の最後の生き残りだった母は死んで墓に埋められます、しかし、そのお腹から生まれた鬼太郎は小さな手で墓穴から這い上がってきます。我が子を案じ、自らの魂を死者の左目に乗り移らせた父。「墓場の鬼太郎」の原点とも言える場面ですが、当時の漫画からは想像しがたい可愛さになっています。
私たちが訪問した2011年には「のんのんばぁとオレ」のブロンズ像もありました。しげる少年にお化けや妖怪の話を語り聞かせた「のんのんばぁ」。その当時の記憶が彼の妖怪作品の原点になったといわれています。
そうそう、記念館の前ではリアル鬼太郎にも出会えました。でもって私、一緒に記念写真を撮って、さらに名刺を貰ったりしています(^^;) ちなみに、彼のこの両手、リアル鬼太郎の決めボーズらしいです。
御亭主殿、建て前上では地味設定の、でもこれ以上目立つ人はいないと思われるサラリーマンの山田さんと名刺交換(笑)単なる観光客用の紙一枚ですが、それでも妙にくすぐったくて嬉しいと思えるのは旅先が見せる魔法。って言うか、なんで二人ともそんなに申し訳なさそうなの??(笑)
出会う物、目に入るもの何もかもが徹底して鬼太郎の世界観と一体化した町の景色は、一足ごとに発見が一杯。鼻緒が鬼太郎のちゃんちゃんこ柄になるだけで「鬼太郎の下駄」に見えるのも、ここならではの魔法。
これは・・・・・!!全種類欲しい。中身は特に入り用ではないので外の缶だけを(*^^*)って訳にはいかないので(笑)ご亭主殿に荷物持ちをお願いしました。
ところでご亭主殿、時々フイっと勝手行動をとっているのですが、一体何をしているんですか?と聞いたら「とりあえず内緒」だそうです(笑)
鬼太郎ロード、折角だから妖怪像の紹介もして欲しいと、これはごく内輪からの要望。数少ない貴重な読者様の希望とあれば、前言なんて軽く撤回(笑)何だって書いちゃいますとも!!という事で明日は解説付き妖怪像の紹介です。
訪問日:2011年5月20日
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