淡路市里櫟田に鎮座される「里春日(さとかすが)神社」。御祭神は『建御賀豆知命』。『天之子八根命・伊波比主命・比売神』を配祀します。
由緒「創立年月不詳。天平年間(729~749)に行基菩薩の開基といわれ、覚王寺の鎮守の神として勧請されたという。正中2年(1325)に鋳造した鐘を正慶2年に改鋳して当社のものとしたが、その後洲本上内膳の八幡神社へ移した。 当時既に櫟田(いちだ)の宮といっていた。文政2年(1819)、社殿炎上。大和国の春日神社から御分霊を勧請し社殿を再興。上棟文政4年(1821)。棟領は下司平助なる棟札が現存する。明治6年(1873)、郷社に列せられる。明治23年(1890)、本殿を現在の所へ遷し幣殿以下を新築した。」兵庫神社庁HPより
鳥居を潜りまっすぐの石段を進むと、神門がありその先に手水舎、拝殿が見えてきます。
寺社の本堂を思わせる拝殿
拝殿彫刻
拝殿前左右より神域を守護されるのは、天保4年正月建立の狛犬さん一対。鋭い牙にはちょっとばかり不似合いな赤い前垂れの狛犬さん。でも吽形さんの前垂れはくるりと明後日の方に。気が付かないのか、それともわざとそうしたのか、その得意そうな顔が何とも良い感じ。
境内入り口近くにあって神域を守護される「神鹿」。春日神社の御祭神は、常陸国から御蓋山(三笠山)へ、白鹿に乗ってお越しになられました。その為、鹿は春日神のお使いとされています。
筆を咥える牡鹿。様々な地域の神鹿を見てきましたが、こうした形式はおそらく初めてだと思います。
本殿横に鎮座されていた「摂社:熊野神社」、と言うことは、中においでになられるのは『熊野権現』??。
「摂社:稲荷社」と、拝殿玉垣の外に据えられていた巨石。
「凱旋記念碑」。「記念碑」
まるでスタートの合図を待つアスリートのような姿勢で、拝殿屋根より境内を見守る飾り瓦の獅子一対。すべてにおいてユニーク。
境内から見る日本の風景
参拝日:2010年9月20日
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