西尾市上町宮前に鎮座される「金石(かねいし)神社」、御祭神は『国常立神・伊弉再神・国狭槌神』
由緒によれば、平治元年、『後醍醐天皇』の皇子・二品親王がこの地に在りしとき、奇石を寄贈されたと云う。打つと金の音がするこの奇石は「御金石様」と呼ばれ、それが社名の謂れとされています。
この奇石を所蔵する拝殿前左右より神域を守護されるのは、明治37年奉納、六代目・酒井孫兵衛の手による岡崎型狛犬さん一対。台座には「岡嵜 石匠 酒井孫兵ヱ」と刻まれています
岡崎型と聞くだけで些か食傷気味になってしまう私たちですが、岡崎型にもこんなに個性的な仔がいる事に、改めて感動しています。
同じ向きになってしまいましたが、別角度からもう一組。滑らかな体の線、無用なゴテゴテを取り払った形は見た目にもすっきりといかにも神獣らしい風格を漂わせています。
農作物の作柄を占う「管粥神事」。もしかしたらこちらの「神楽殿」で催されるのでしょうか?。「管粥神事」は「お金石のおためし」と呼ばれており、その年に収穫した新米3合と農作物に見立て1つ1つ番号をつけた長さ10センチの青竹を釜で炊き、青竹の中に入った米粒の数で、それぞれの農作物の翌年の作柄を占います。
「日露戦没〇〇者」 〇の部分の文字がきちんと読み取れません。後で調べればきっと分かるだろうと思ってついついアップにするのを忘れてしまう。そういう時に限ってネットのどこにも資料がないのです(-"-)
参拝日:2011年9月20日
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