姫路市大善町に鎮座される「九所御霊(くしょごりょう)天神社」。御祭神は『少彦名命』、 合祀神『大山袛命・経津主命・菅原道真公・大物主命・ 猿田彦命・柿本人麿公・ 誉田別命・大鷦鷯命』
石造大鳥居には「元治元年(1864)四月、御国産江戸積仲間(木綿江戸積仲間)」の刻。
由緒「創立年代は不詳、天平年間に聖徳太子が播磨国分寺の大伽藍を建立されたときには、既に天人衣を着た天神をお祀りする天神社があり、付近一帯の総鎮守の霊神であったと伝えられています。貞治3年(1364)、時の領主赤松貞範が、播磨九所の松本天神社と市之郷御霊社とを合祀し、併せて『市別府』の賛辞を呈されました。爾来、市別府:九所御霊天神社と称されています。」公式HPより
神門
鳥居から神門へと真っ直ぐに伸びる参道、正面に入母屋造の拝殿、左右に「幟立て」用の竿が伸びています。こちらでは毎月15日に月次祭が斎行されるそうなので、その準備かもしれません。
拝殿前左右より神域を守護されるのは、嘉永六年四月建立の狛犬さん一対。白い前垂れがお母さんのエプロンみたいでちょっとアレなんですが(笑)、垂れた耳に立派な尾を立てて踏ん張る姿は中々のもの。
拝殿前より神域を守護されるのは、梅鉢の御神紋を付けた、ブロンズ製の神牛さん。肩から胸にかけての筋張りが若干気になるものの、堂々とした姿で参拝者を見守っています。
「遙拝壇」大正元年九月十三日建立。いずこの社、いずれの祭神を遥拝されているのか不明。
神門の留め蓋飾り瓦、花であるのはわかるのですが・・葉は菊、花は蓮?ボタン?、見方によったらバラにも見えるし椿にも(^^;)
留め蓋の獅子は、モデルが非常に気になる容姿なんですが・・・言うならば、地球外生物・・・。
「摂社:稲荷社」、御祭神は『 加茂居稲荷神・白髭稲荷神・秀高稲荷神・蒼稲魂神・畑稲荷神・福富稲荷神』
拝殿前より神域を守護される神狐さん一対、巻物を咥える口元のリアルさは驚嘆すべき技量を見せつけています。玉を咥える神狐さんの耳の欠損は、出来が良いだけに残念でなりません。
「摂社:八幡社」、御祭神は『伊弉諾大神・天照大御神・大己貴神・猿田彦神・誉田別神・豊受大神・奥津彦神・奥津姫神・埴山姫神』
参拝日:2010年8月12日
調べに行ってきま~す♪
面白いのは
茨木県で出会ったお狐さん
口に咥えずに前足で抱き込んでるタイプを幾つか見ました。
地域性があるのかしら?