光市室積、室積海商通りに鎮座される「早長(はやおさ)八幡宮」。御祭神は『応神天皇・宗像三女神・神功皇后』
「文安元年(1444)8月18日、豊前国(大分県)宇佐神宮から宮ノ崎の地(現・宮ノ脇御旅所)に勧請。その時、神霊を載せた船が西ノ浦「早長(はやおさ)の瀬」に着いたところからその名が名付けられた。寛文元年(1661)に宮町の現在地に遷座。」
鳥居の前に立てられた社号柱の左右には、山口県の神社ではお馴染みの、石制のたらい型水盤。ここではたらい度が一段とUPしています😲
一の鳥居左右より神域を守護されるのは明治三十五年(1902)奉納の徳山型狛犬さん。彫は若干浅い感じですが、顎下の毛の流れやドングリ眼など、とてもフレンドリーな顔立ちの一対です。
阿形さんの後方に鎮座される「雌雄岩」
「ある時、内蔵(うくら)という者が、早長の瀬に夜々妖しく光る物を発見し、西ノ浦の漁師に網を入れさせた所、一体の神像がかかった。内蔵は勿体なく思いそれを浜辺に祀った。ある夜、早長の瀬の二つの岩の間から、まっ赤な太陽が昇り始めると一羽の大鳥が舞い下り、岩の上に羽を休め、一声大空に向って鳴く夢を見た。その鳴声は「早長や跡垂そめし雌雄の岩の うこかぬ千代の栄をも見ん(ここ早長に神がおいでになった。いつまでもこの神を大切に祀り早長の瀬の二つの雌雄の岩が動かぬ如く千代に栄えのあるように)」。夢からさめた内蔵は、宇佐の神のおつげに違いないと村人たちにはかり、お社を建て土地の鎮守として祭った―」早長八幡宮社報より
参道正面、社号柱の奥に拝殿
玉垣内より神域を守護されるのは「文化元(1804)甲子 秋八月吉日」奉納の徳山型狛犬さん一対。阿形さんの顔には削ぎ取られたような跡が見られますが理由は不明。それをのぞけば、顎下のボール状の毛玉も、小さめの扇形の尾も非常に整った姿です。
留蓋瓦の上の鳩・・さて肝心の建物の画像が残っていません。ない物は仕方ないという事で💦 阿吽の鳩、ここでは阿形に相当するのは大きく広げた翼。
吽形に相当する鳩は、留め蓋の上でお行儀よく羽を休めています。
他にも摂社などがあったのですが、どこかで思わぬ時間を取られたようで、画像はここまで。本来予定していた神社では無かった事を思えば、それも止むを得ません。でも良い狛犬さんに出会えて、改めて感謝です🙏
参拝日:2013年4月18日
今日の狛犬はなんだか愛嬌が
あって可愛らしいですねエ。
大きなお口が微笑ましいです
ありがとうございます。
横長の大きな口、
これも徳山型狛犬の特徴ですね
昆虫も狛犬も、個性的で楽しいです😃