大山町塩津に鎮座される「塩津(しおづ)神社」。御祭神は『天照大神、素盞嗚命』『倉稲魂神』を合祀。
旧鳥居柱が転用された社号標には「宝暦拾三癸未九月吉祥日」の刻。
自然石の面白みを充分に生かした石灯籠には「大正三年三月建」の刻。
一間社流造り唐破風の御本殿。創建は不詳、古来より塩津村の産土神であり、「逢坂別社妙剣大明神」と称された。明治5年(1872)の神社号改正により「塩津神社」に改称。
赤い瓦の隋神門
随神門より神域を守護されるのは、凝灰角礫岩を使った構え狛犬さん一対。台座には「安政六(1859)未 九月吉日」の刻。撫でるとザラザラと崩れてしまうのではないか・・そんな不安を感じさせます。
随神門の内より神域を守護される色鮮やかな随神さん。
更に色鮮やかに彩色された、木製の神殿狛犬さん一対。
拝殿注連縄は、右綯いと左綯いの2本を1つにまとめた「夫婦綯(めおとない)」と呼ばれる特殊な形。
拝殿に続く一間社流造りの本殿。唐破風懸魚には「菊花」。向拝には互いを睨みあう双龍。
これほど立体的な龍の彫刻、そうそうお目にかかれるものではありません。
貫の獏、獅子、向拝の龍頭が同じ高さに迫り出しているのが良く分かります。
「夫婦綯い」の注連縄に護られた「境内社:中尾荒神社」
同じく「境内社:塩津荒神社」
注連縄が架けられた磐は「塞ノ神(道祖神)」。この一帯には「塞ノ神さん」のお祭りもあるそうですが、どんなお祭りなのか興味深い。
人型らしきものと文字が彫り込まれた碑・・・読めない(-"-)
参拝日:2012年4月21日
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