みやしたの気まぐれblog

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西武・電車フェスタ2010 in武蔵丘車両検修場 その3

2010-06-11 23:24:51 | 撮り鉄
西武鉄道の電車フェスタシリーズ、最終回です。

今回の会場である武蔵丘車両検修場はとにかく広い。この広大な敷地を生かし、敷地内で様々な催しと展示が行われていましたが、今回は少しマニアックな写真から紹介していきます。
電車が電気で走るのは子供でも知っていますが、電車を動かすのは電動機(モーター)です。たまーに、エンジンって言っちゃう人がいますけど、エンジンは内燃機関(ディーゼルやガソリン等で動くもの)のことで、電車が使うのは電動機(モーター)ですね。そのモーターの展示からスタートです。

直流電動機。昔からあるモーターで抵抗や電機子チョッパ、界磁チョッパ制御で電流量を制御して加速/減速する

交流電動機。最近の主流で、周波数変調と電圧調整によるVVVFインバータ制御で加速/減速する

交流が手前、直流が奥

クハ1701のコンプレッサー(空気圧縮機)。この後、運転状態の展示もあった

電動発電機の制御器。架線から入った直流1500Vの電気を、三相交流440Vからさらに交流100V/直流100Vに変換する制御基盤

電動空気圧縮機AK-3。独特の音がする。現在は2414号車に搭載されているのみだとか

AK-3を分解したところ

電動機に空気圧縮機、さらに電動発電機と言った電機系にマニアックな展示の後はまたいろいろと見て回ります。
他の車両基地公開などでもある、パンタグラフ操作体験、高所作業車体験、模型運転なども行われてました。
ユニークなところでは「非常通報装置」体験もありまして、非常警報の音を鳴らしてました。


屋外に置いてあった屋根上の空調装置

パンタグラフ操作体験。シングルアームもあって、大手私鉄らしい姿

高所作業車の体験

大量のモーターが保管されている所の前には模型展示など

こちらはプラレール

こちらはNゲージ

定番のミニSLの運転もあった

ちょっと珍しい、非常通報装置を押してみる体験。普段押すことがないだけに、けっこう行列になっていた。みんな押してみたいのね

車輪を叩いてみよう。普通の車輪は重い鉄でできており(一軸だけで1tはあるのだ)、全金属で高い音がする

こちらは車輪の内側にゴムリングを取り付けた物。叩くと明確に普通車輪より音が小さく、響かない。静音化する手段なのだ

こちらは車輪の自動塗装装置、ロボ塗君

ステージでは地元中学校による吹奏楽の演奏もあった

大手私鉄だけにPASMOが使える西武鉄道。そのPASMOを生かして、3カ所中2カ所でタッチすると景品の抽選が行えるイベントもありました。
手軽に参加できるので私も手持ちのPASMOでタッチ。運良く、新2000系のメモロールが当たりました。

タッチイベント。ちょっと行列

これが当たった新2000系のメモロール。現在会社で使用中

さて、工場と言えばメインイベントは車体と台車の取り外し。西武鉄道の武蔵丘検修場では、クレーン方式ではなくジャッキアップ方式で行われておりました。2000系のジャッキアップももちろん見学しました。

モーターカーで車両を引っ張ってくる

ジャッキアップを始める

けっこう高めにジャッキアップ!限界近くまで上げたらしい

台車を運び出す

この後は展示線で10000系と2000系の撮影回。新宿と池袋からの直通列車に使われた車両でした。

10000系と新2000系

新2000系

一通りの見学と撮影を終了し、この後は会場から飯能駅までの臨時直通バスで飯能駅に戻り、副都心線直通の快速で一気に渋谷まで帰りました。
今回の武蔵丘車両検修場は広くて新しく、今までの車両基地見学とは一味違った楽しみもあって、なかなかいいイベントでした。
また機会があれば訪れたいですね。
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