5/27-29の四国旅行シリーズ最終回です。
5/29の朝に高知駅近辺でふらふらして時間を潰したら、高知駅から奈半利駅行きの、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線直通列車に乗ります。
ごめん・なはり線は2002年に開業した第三セクター土佐くろしお鉄道の路線で、元々国鉄阿佐西線として計画されて建設が進みながら、国鉄赤字で建設が中止された物を第三セクターで開業させた路線です。
御免−奈半利の全線が非電化単線ですが、ほとんどが高架線および築堤の上に建設されているため、踏切が全くありません。このあたりは、中村・宿毛線も同様ですね。
さて、普通列車と快速列車のみの土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線ですが、利便性を考慮して御免駅から高知駅まで乗り入れている列車が多いのですけど、今回乗る列車も高知駅始発。
乗車する車両はオープンデッキ車9640-S形の2両のうちの1つ、9640-2S形です。
いわゆる、トロッコ車両というものは貨車や客車、気動車の改造車または新造車として、車体の中央の窓部分を鋼板ごと取り除いて、ほぼ車両の全域から展望を楽しめる列車になりますけど、デッキ付き車両は通常の座席部分がありながら、デッキ部分のみで展望を楽しめるという構造です。デッキに座席が置いていると言うことは日本では過去あまりなく、通常は立席になります。
昭和の頃は、客車端に展望デッキがある車両が国鉄にもいくらかあったわけですけど、現在デッキ構造を持つのは土佐くろしお鉄道の9640-S形を除くと、大井川鉄道のスイテ82形客車と、JR西日本の87系寝台気動車「トワイライトエクスプレス瑞風」くらいだと思われます。展望デッキは車端部に設置するのが通例でしたが、9640-S形は展望を太平洋側にしぼって片側構造にしているのが、他に類を見ない独自構造として注目されます。
引き上げ線から高知駅に入線する9640-2S形
太平洋側にだけ設置されているデッキ通路です
高知駅入線。なお、特別料金不要で、普通運賃のみで乗車できます。ただし、デッキが使用できるのはごめん・なはり線に入ってからです
外装はなかなか賑やかですね
車内に入ると、オープンデッキの出入り口が別に有り、座席は中央に配置されています
転換クロスシートの座席と、山側には補助席が用意されており、独特の構造です
オープンデッキに出る扉に貼られていたオープンデッキ開放列車のご案内
前面が曲面窓を使用しています
高知運転所を横に見つつ、後免方面へ。昔は高知駅の北側にあった高知運転所ですが、現在は布師田駅近くに移転しています
行き違いの2000系「しまんと」
御免駅を出て、いよいよオープンデッキへ
後免町の町中を高架線で走ります
御免町駅で、とさでんの御免電停が見下ろせます
御免町を過ぎると、列車は農村地帯を走るようになります
物部川を渡る
田植えの済んだ水田
ごめん・なはり線の名物とも言える、ビニールハウスが続く風景。特に安芸の当たりではナスのハウス栽培が盛んなのだそうです
途中の香我美駅。駅の駅名標には、やなせたかしさんが描いた1駅ごとのキャラクターの姿があります
野洲駅のホーム屋根。特徴的ですね
夜須駅近くには、「ヤ・シィパーク」(道の駅やす)があって、家族連れがここに向かって行きました
夜須川
西分駅近くからは本格的に海岸風景が続くようになります
海きれいですね
防風林が続くのもこの海岸線の特徴です
世界遺産の駅、和食です。いえ、和食が世界遺産なだけで、駅が世界遺産な訳ではありません・・・ついでに言うと、「わしょく」ではなく「わじき」駅です・・・
まだ5月ですから、海開き前でしょうし、人がいない砂浜です
穴内駅の手前で少し海から離れます
穴内駅で行き違いになった一般形の9640形
トンネルの中。ひんやりして少し寒いです
安芸駅に間もなく到着
安芸駅はごめん・なはり線の車庫があります。もう1両のオープンデッキ車9640-1S形は引き上げ線に入っていました
そういや、かなり特殊構造の車両ですけど、トイレも車椅子スペースもあるのです
唐浜駅くらいまでで海の風景は終わり
ビニールハウスを眺め
奈半利川を越えると、終点の奈半利です
奈半利駅到着。このまま折り返します
奈半利駅駅名標
奈半利駅時刻表
あらかじめ高知駅で買っておいた御弁当で昼食。普通に美味しかったです
安芸駅でタイガース列車の快速列車に接続。こちらに乗れば先に御免に戻れますけど、早く着いてもやることが無いので、オープンデッキ車のままだらだら戻ります
安芸駅の通路
駅に併結されている商店で買いました。味は思ったより普通
行きに来た時とは車両の配置が変わっていますね
さて、そろそろ出発です
御免駅に到着。この列車は御免止まりでした
奈半利方面へ向かう9640形と一緒に
ホームにあるやなせたかしキャラクターの像。なにげにアンパンマンもいますね
御免駅の駅舎
御免駅からは特急「南風」に乗り換え、そのまま岡山へ。岡山から新幹線に乗り換えて「のぞみ」で帰りました。
アンパンマン列車の「南風」に乗り換え
途中の土佐山田駅で
アンパンマンシートです
瀬戸大橋を渡り、四国とお別れ
岡山から「のぞみ」で帰りました
これで今年も四国旅行を終了。
次は、また来年の5月でしょうかね。たまには5月以外も行きたいですから、気が向いたら他の時期に行くかも知れません。
5/29の朝に高知駅近辺でふらふらして時間を潰したら、高知駅から奈半利駅行きの、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線直通列車に乗ります。
ごめん・なはり線は2002年に開業した第三セクター土佐くろしお鉄道の路線で、元々国鉄阿佐西線として計画されて建設が進みながら、国鉄赤字で建設が中止された物を第三セクターで開業させた路線です。
御免−奈半利の全線が非電化単線ですが、ほとんどが高架線および築堤の上に建設されているため、踏切が全くありません。このあたりは、中村・宿毛線も同様ですね。
さて、普通列車と快速列車のみの土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線ですが、利便性を考慮して御免駅から高知駅まで乗り入れている列車が多いのですけど、今回乗る列車も高知駅始発。
乗車する車両はオープンデッキ車9640-S形の2両のうちの1つ、9640-2S形です。
いわゆる、トロッコ車両というものは貨車や客車、気動車の改造車または新造車として、車体の中央の窓部分を鋼板ごと取り除いて、ほぼ車両の全域から展望を楽しめる列車になりますけど、デッキ付き車両は通常の座席部分がありながら、デッキ部分のみで展望を楽しめるという構造です。デッキに座席が置いていると言うことは日本では過去あまりなく、通常は立席になります。
昭和の頃は、客車端に展望デッキがある車両が国鉄にもいくらかあったわけですけど、現在デッキ構造を持つのは土佐くろしお鉄道の9640-S形を除くと、大井川鉄道のスイテ82形客車と、JR西日本の87系寝台気動車「トワイライトエクスプレス瑞風」くらいだと思われます。展望デッキは車端部に設置するのが通例でしたが、9640-S形は展望を太平洋側にしぼって片側構造にしているのが、他に類を見ない独自構造として注目されます。
引き上げ線から高知駅に入線する9640-2S形
太平洋側にだけ設置されているデッキ通路です
高知駅入線。なお、特別料金不要で、普通運賃のみで乗車できます。ただし、デッキが使用できるのはごめん・なはり線に入ってからです
外装はなかなか賑やかですね
車内に入ると、オープンデッキの出入り口が別に有り、座席は中央に配置されています
転換クロスシートの座席と、山側には補助席が用意されており、独特の構造です
オープンデッキに出る扉に貼られていたオープンデッキ開放列車のご案内
前面が曲面窓を使用しています
高知運転所を横に見つつ、後免方面へ。昔は高知駅の北側にあった高知運転所ですが、現在は布師田駅近くに移転しています
行き違いの2000系「しまんと」
御免駅を出て、いよいよオープンデッキへ
後免町の町中を高架線で走ります
御免町駅で、とさでんの御免電停が見下ろせます
御免町を過ぎると、列車は農村地帯を走るようになります
物部川を渡る
田植えの済んだ水田
ごめん・なはり線の名物とも言える、ビニールハウスが続く風景。特に安芸の当たりではナスのハウス栽培が盛んなのだそうです
途中の香我美駅。駅の駅名標には、やなせたかしさんが描いた1駅ごとのキャラクターの姿があります
野洲駅のホーム屋根。特徴的ですね
夜須駅近くには、「ヤ・シィパーク」(道の駅やす)があって、家族連れがここに向かって行きました
夜須川
西分駅近くからは本格的に海岸風景が続くようになります
海きれいですね
防風林が続くのもこの海岸線の特徴です
世界遺産の駅、和食です。いえ、和食が世界遺産なだけで、駅が世界遺産な訳ではありません・・・ついでに言うと、「わしょく」ではなく「わじき」駅です・・・
まだ5月ですから、海開き前でしょうし、人がいない砂浜です
穴内駅の手前で少し海から離れます
穴内駅で行き違いになった一般形の9640形
トンネルの中。ひんやりして少し寒いです
安芸駅に間もなく到着
安芸駅はごめん・なはり線の車庫があります。もう1両のオープンデッキ車9640-1S形は引き上げ線に入っていました
そういや、かなり特殊構造の車両ですけど、トイレも車椅子スペースもあるのです
唐浜駅くらいまでで海の風景は終わり
ビニールハウスを眺め
奈半利川を越えると、終点の奈半利です
奈半利駅到着。このまま折り返します
奈半利駅駅名標
奈半利駅時刻表
あらかじめ高知駅で買っておいた御弁当で昼食。普通に美味しかったです
安芸駅でタイガース列車の快速列車に接続。こちらに乗れば先に御免に戻れますけど、早く着いてもやることが無いので、オープンデッキ車のままだらだら戻ります
安芸駅の通路
駅に併結されている商店で買いました。味は思ったより普通
行きに来た時とは車両の配置が変わっていますね
さて、そろそろ出発です
御免駅に到着。この列車は御免止まりでした
奈半利方面へ向かう9640形と一緒に
ホームにあるやなせたかしキャラクターの像。なにげにアンパンマンもいますね
御免駅の駅舎
御免駅からは特急「南風」に乗り換え、そのまま岡山へ。岡山から新幹線に乗り換えて「のぞみ」で帰りました。
アンパンマン列車の「南風」に乗り換え
途中の土佐山田駅で
アンパンマンシートです
瀬戸大橋を渡り、四国とお別れ
岡山から「のぞみ」で帰りました
これで今年も四国旅行を終了。
次は、また来年の5月でしょうかね。たまには5月以外も行きたいですから、気が向いたら他の時期に行くかも知れません。