2021/10/1で2階建て新幹線E4系Maxが定期運行を終了しました。東北新幹線、上越新幹線で何度も乗った2階建て新幹線ですが、今回はそのE4系を写真で振り返ってみたいと思います。
散々ニュースなどで流されているので今更ではありますが、E4系Maxは1997年12月に運行を開始した8両編成の全車2階建て新幹線です。最高時速は240kmと新幹線としては低い物の、定員817名と8両編成ながらE2系10両編成とほぼ同じで、E4系を2編成連結した定員1634名は高速鉄道としては世界最大の定員数を誇っていました。
新幹線通勤が一般化しつつあった頃に登場したE1系は12両編成でしたが、E4系は8両編成にしたことで、400系、E3系1000・2000番台等とも連結可能になり、東北新幹線ではE4系+E4系、E4系単独の「Maxやまびこ」「Maxなすの」の他に400系、E3系1000・2000番台「つばさ」と連結しての運用も多く見られました。
やがてE5系の登場により、足の遅いE4系は東北新幹線から押し出され、2012年には上越新幹線のみの運用となりました。登場時からの黄色帯は、2015年頃から朱鷺色のピンク帯へ順次変更され、側面だけ見るとE1系の末期に近い感じになりました。なお、車両検査は仙台にある新幹線総合車両センターで行っていたので、2012年以降も大宮〜仙台は回送されていました。
本来なら2020年には運行終了予定だったE4系ですが、2019年の台風19号で北陸新幹線のE7系が長野新幹線車両センターで浸水して廃車となり、E4系が予定よりも長く2021年10月まで運行されることになり、今回定期運行を終了した次第です。
さて、まずは黄色帯時代の写真から見ていきましょう。
東北新幹線運用だったE4系。「つばさ」と連結するE4系「Maxやまびこ」は仙台止まりで、現在はE2系10連がこの運用に変わっています
古川駅に到着、出発するE4系8+8連。重量感のある16両編成
東京駅でのE4系
雪の中浦佐へ到着するE4系
黄色の頃のMaxロゴ。下は新潟DC時の追加朱鷺イラストシール
E3系1000・2000番台と連結しているE4系
東京駅での200系更新車と一瞬の並び
福島駅で「つばさ」の連結をするために連結器カバーを開いて連結器を露出させたところ
定番撮影地の上毛高原駅近くで撮影したE4系
続いて2015年以降の朱鷺色での姿です
上毛高原駅近くの定番撮影地での写真。E2系10連やE7系12連は入るのですが、E4系16連はなかなかうまく入りきらなかった
東京駅での撮影。一番下2枚は引退に備えて5月くらいにはもう貼っていました
上毛高原通過中のE4系と新潟駅停車中のE4系
最後に車内を紹介しましょう。
8両編成のうち1〜3号車は1階が2列+3列の普通席、2階が3列+3列の普通席。4〜6号車が、1、2階とも2列+3列の普通席、7〜8号車が階が2列+3列の普通席、2階が2列+2列のグリーン席となっています。2、4、6号車には一部平屋の普通席もあります(2、4号車は2列+3列、6号車は2列+2列)。5号車は売店スペースもありました。
7、8号車の扉付近に貼られている案内
扉を入ると1階に降りるか、2階に登るかになります。この構造なので、車内販売でカートは使えませんでした
1〜3号車の2階席。新幹線最後の転換クロスシートで、肘掛が隅以外は省略されています。基本的に自由席として使用されていました
4〜6号車の2階席。基本的に指定席として使用されていました
6号車のみの2列+2列の平屋部分の座席
各車両1階の普通席。1階と平屋は緑色系のモケットでした
5号車の売店跡。後年は営業しなくなっていました
7、8号車2階のグリーン席。足元は手動で足置きを持ち上げる構造になっています
以上、両方の塗装と各座席を紹介させていただきました。
昔々、子供の頃に家族旅行で100系新幹線の2階建グリーン席が取れず残念な思いをしたところを、それから十数年経って、当時正月パスを利用して両親を仙台〜盛岡で2階グリーン席に乗せて喜んでもらったのが1番の思い出です。
散々ニュースなどで流されているので今更ではありますが、E4系Maxは1997年12月に運行を開始した8両編成の全車2階建て新幹線です。最高時速は240kmと新幹線としては低い物の、定員817名と8両編成ながらE2系10両編成とほぼ同じで、E4系を2編成連結した定員1634名は高速鉄道としては世界最大の定員数を誇っていました。
新幹線通勤が一般化しつつあった頃に登場したE1系は12両編成でしたが、E4系は8両編成にしたことで、400系、E3系1000・2000番台等とも連結可能になり、東北新幹線ではE4系+E4系、E4系単独の「Maxやまびこ」「Maxなすの」の他に400系、E3系1000・2000番台「つばさ」と連結しての運用も多く見られました。
やがてE5系の登場により、足の遅いE4系は東北新幹線から押し出され、2012年には上越新幹線のみの運用となりました。登場時からの黄色帯は、2015年頃から朱鷺色のピンク帯へ順次変更され、側面だけ見るとE1系の末期に近い感じになりました。なお、車両検査は仙台にある新幹線総合車両センターで行っていたので、2012年以降も大宮〜仙台は回送されていました。
本来なら2020年には運行終了予定だったE4系ですが、2019年の台風19号で北陸新幹線のE7系が長野新幹線車両センターで浸水して廃車となり、E4系が予定よりも長く2021年10月まで運行されることになり、今回定期運行を終了した次第です。
さて、まずは黄色帯時代の写真から見ていきましょう。
東北新幹線運用だったE4系。「つばさ」と連結するE4系「Maxやまびこ」は仙台止まりで、現在はE2系10連がこの運用に変わっています
古川駅に到着、出発するE4系8+8連。重量感のある16両編成
東京駅でのE4系
雪の中浦佐へ到着するE4系
黄色の頃のMaxロゴ。下は新潟DC時の追加朱鷺イラストシール
E3系1000・2000番台と連結しているE4系
東京駅での200系更新車と一瞬の並び
福島駅で「つばさ」の連結をするために連結器カバーを開いて連結器を露出させたところ
定番撮影地の上毛高原駅近くで撮影したE4系
続いて2015年以降の朱鷺色での姿です
上毛高原駅近くの定番撮影地での写真。E2系10連やE7系12連は入るのですが、E4系16連はなかなかうまく入りきらなかった
東京駅での撮影。一番下2枚は引退に備えて5月くらいにはもう貼っていました
上毛高原通過中のE4系と新潟駅停車中のE4系
最後に車内を紹介しましょう。
8両編成のうち1〜3号車は1階が2列+3列の普通席、2階が3列+3列の普通席。4〜6号車が、1、2階とも2列+3列の普通席、7〜8号車が階が2列+3列の普通席、2階が2列+2列のグリーン席となっています。2、4、6号車には一部平屋の普通席もあります(2、4号車は2列+3列、6号車は2列+2列)。5号車は売店スペースもありました。
7、8号車の扉付近に貼られている案内
扉を入ると1階に降りるか、2階に登るかになります。この構造なので、車内販売でカートは使えませんでした
1〜3号車の2階席。新幹線最後の転換クロスシートで、肘掛が隅以外は省略されています。基本的に自由席として使用されていました
4〜6号車の2階席。基本的に指定席として使用されていました
6号車のみの2列+2列の平屋部分の座席
各車両1階の普通席。1階と平屋は緑色系のモケットでした
5号車の売店跡。後年は営業しなくなっていました
7、8号車2階のグリーン席。足元は手動で足置きを持ち上げる構造になっています
以上、両方の塗装と各座席を紹介させていただきました。
昔々、子供の頃に家族旅行で100系新幹線の2階建グリーン席が取れず残念な思いをしたところを、それから十数年経って、当時正月パスを利用して両親を仙台〜盛岡で2階グリーン席に乗せて喜んでもらったのが1番の思い出です。