四国旅行シリーズ第6回、11/5の土曜日の話の続きです。
大歩危駅に到着してから約1時間後、乗車する普通列車がやってきました。車両はキハ32形。国鉄末期に導入された軽快気動車でJR四国にしか無いものですが、前面のライトが角形は富士重工製、丸形は新潟鐵工所製で、前者は主に土讃線、後者は主に予讃線と予土線で使用されています。さて、ここで予讃線の琴平以南における問題が出てきます。このキハ32形の他、キハ54形、1000形と琴平以南の窪川に至までの土讃線の非電化区間を走る普通列車は、大半がトイレ無しだと言うことです。1000形はたまにトイレ付きの車両もいますが、キハ32形、キハ54形は全てロングシートのトイレ無し。青春18きっぷで旅行するには最も辛い区間の1つでしょう。なんせ、2時間に1本の列車しか無いのにトイレが無い。そして駅も無人駅だらけ。その上、単線で列車遅いのに特急に何度も抜かれる・・・トイレの近い人にはまったくお勧めできない普通列車の旅です。
さて、そんなキハ32形に乗って大歩危を出発し、この日2つ目の目的地、土佐北川へ至ります。
大歩危から乗車したキハ32形
キハ32形の車内
キハ32形の運転台
土佐北川駅が近づいてきた
土佐北川駅と言えば、鉄道ファンには広く知られる橋上駅。つまり橋の上に駅があります。この駅には普通列車しか止まらない上に、日中は2時間に1本程度しか列車がありません。そして駅の近くには店舗もほとんどありません。一応、駅からすぐ近くの国道には出られます。あと、駅に公衆便所が一応ありました。一度この駅で降りてみたかったんですが、あいにくの大雨で動きようが無くなってしまい、2時間の待ち時間は長かったですね・・・駅を出て国道を歩いて反対側の方まで行ってみましたが、雨が酷くて、民家のような小さなお店で少し休ませて貰い、その後は駅に戻ってホームでぼーっとしていました。
土佐北川駅に停車するキハ32形
列車は高知方面へ向かう
橋の真ん中にホームがある。これが土佐北川
出口側を見る。一応、出口付近に少しだけ屋根がある
駅名標。ホーム幅が狭いので、正面で撮るのはちょっと難しい
2000系アンパンマン列車特急「南風」が通過していく。直線部分だが、なぜか傾いている。確かに駅を過ぎるとカーブなんだが、傾きすぎのような・・・
ホームの下、階段を下りて国道へ出る道がある
階段下にある待合室。私が来た時には、バイクで来た人が荷物広げて備え付けのノートに書き込んでいた
待合室の反対側、駅のすぐ下を川が流れる
駅舎と橋の全景
橋に備え付けられている歩道。先ほどの全景からも見える
ホームに戻り、2000系特急「南風」が通過
岡山行きの2000系特急「南風」も通過
2時間ほど経って、トンネルの向こうにようやく普通列車の光
やってきたのは、やはりトイレ無しの1000形
土佐北川から再度普通列車に乗って、また南へ降っていきます。途中、行き違いや特急追い抜きのために長時間停車も何度かありました。列車自体は高知行きでしたが、まだ時間もあったので、一旦御免で土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線(阿佐線)に乗り換えることにしました。
途中の繁藤駅でキハ54形と交換
繁藤駅で長時間停車。駅にトイレはありますが、ぼっとんです
駅舎に貼ってあった鉄道唱歌高知線の一節。「マンガン礦(こう)や 木材に 天坪(あまつぼ)村の 名もたかく 蕨(わらび)狩りゆく 角茂谷(かくもだに) 穴内川(あなないがわ)の 清らかに」
山を降る列車は、いつしかもう一つの名物駅へ
この線路配置、まさしくスイッチバックの駅。新改駅である
スイッチバックで駅に進入する
新改駅の駅名標
ホームの待合室
スイッチバック駅に退避している間に、岡山方面の2000系特急「南風」が通り過ぎて行った
土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線は正式名称は阿佐線と言います。本来は阿佐海岸鉄道と繋がるはずだった建設途中の国鉄線を完成させた物で、2002年に開業した第3セクター路線です。2004年に一度来たことはありましたが、今回は7年半以上ぶりの訪問です。と言っても、安芸まで乗ってただ折り返しただけでしたが・・・折り返しの時間はもう真っ暗でしたし。まあ、安芸駅の「ぢばさん市場」でお土産買いましたから良いんですが。
後免駅から乗車した土佐くろしお鉄道9640形
安芸駅で。安芸で長年阪神タイガースのキャンプが行われてきたため、阪神タイガースが以前優勝した年からこのラッピング車が運行。奥はオープンデッキ車
安芸駅の駅舎
安芸は岩崎弥太郎の出身地。岩崎弥太郎とは三菱グループの創始者である
帰る時間にはもう真っ暗
9640形のラッピング車で直接高知へ到着
この日は高知に宿泊。これで2日目(実際は夜行出発ですから3日目ですが)の行程を終了です。
夜は高知ですから、当然「カツオのたたき」を食べました。
ホテル近くのお店で食べた塩の「カツオのたたき定食」1500円。肉厚のカツオと岩塩、ニンニク、タマネギの組み合わせが抜群。高知のカツオのたたきは血なまぐささが無く、とにかく美味い。東京で食べるものとは雲泥の差である
次回は予土線へ向かいます
大歩危駅に到着してから約1時間後、乗車する普通列車がやってきました。車両はキハ32形。国鉄末期に導入された軽快気動車でJR四国にしか無いものですが、前面のライトが角形は富士重工製、丸形は新潟鐵工所製で、前者は主に土讃線、後者は主に予讃線と予土線で使用されています。さて、ここで予讃線の琴平以南における問題が出てきます。このキハ32形の他、キハ54形、1000形と琴平以南の窪川に至までの土讃線の非電化区間を走る普通列車は、大半がトイレ無しだと言うことです。1000形はたまにトイレ付きの車両もいますが、キハ32形、キハ54形は全てロングシートのトイレ無し。青春18きっぷで旅行するには最も辛い区間の1つでしょう。なんせ、2時間に1本の列車しか無いのにトイレが無い。そして駅も無人駅だらけ。その上、単線で列車遅いのに特急に何度も抜かれる・・・トイレの近い人にはまったくお勧めできない普通列車の旅です。
さて、そんなキハ32形に乗って大歩危を出発し、この日2つ目の目的地、土佐北川へ至ります。
大歩危から乗車したキハ32形
キハ32形の車内
キハ32形の運転台
土佐北川駅が近づいてきた
土佐北川駅と言えば、鉄道ファンには広く知られる橋上駅。つまり橋の上に駅があります。この駅には普通列車しか止まらない上に、日中は2時間に1本程度しか列車がありません。そして駅の近くには店舗もほとんどありません。一応、駅からすぐ近くの国道には出られます。あと、駅に公衆便所が一応ありました。一度この駅で降りてみたかったんですが、あいにくの大雨で動きようが無くなってしまい、2時間の待ち時間は長かったですね・・・駅を出て国道を歩いて反対側の方まで行ってみましたが、雨が酷くて、民家のような小さなお店で少し休ませて貰い、その後は駅に戻ってホームでぼーっとしていました。
土佐北川駅に停車するキハ32形
列車は高知方面へ向かう
橋の真ん中にホームがある。これが土佐北川
出口側を見る。一応、出口付近に少しだけ屋根がある
駅名標。ホーム幅が狭いので、正面で撮るのはちょっと難しい
2000系アンパンマン列車特急「南風」が通過していく。直線部分だが、なぜか傾いている。確かに駅を過ぎるとカーブなんだが、傾きすぎのような・・・
ホームの下、階段を下りて国道へ出る道がある
階段下にある待合室。私が来た時には、バイクで来た人が荷物広げて備え付けのノートに書き込んでいた
待合室の反対側、駅のすぐ下を川が流れる
駅舎と橋の全景
橋に備え付けられている歩道。先ほどの全景からも見える
ホームに戻り、2000系特急「南風」が通過
岡山行きの2000系特急「南風」も通過
2時間ほど経って、トンネルの向こうにようやく普通列車の光
やってきたのは、やはりトイレ無しの1000形
土佐北川から再度普通列車に乗って、また南へ降っていきます。途中、行き違いや特急追い抜きのために長時間停車も何度かありました。列車自体は高知行きでしたが、まだ時間もあったので、一旦御免で土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線(阿佐線)に乗り換えることにしました。
途中の繁藤駅でキハ54形と交換
繁藤駅で長時間停車。駅にトイレはありますが、ぼっとんです
駅舎に貼ってあった鉄道唱歌高知線の一節。「マンガン礦(こう)や 木材に 天坪(あまつぼ)村の 名もたかく 蕨(わらび)狩りゆく 角茂谷(かくもだに) 穴内川(あなないがわ)の 清らかに」
山を降る列車は、いつしかもう一つの名物駅へ
この線路配置、まさしくスイッチバックの駅。新改駅である
スイッチバックで駅に進入する
新改駅の駅名標
ホームの待合室
スイッチバック駅に退避している間に、岡山方面の2000系特急「南風」が通り過ぎて行った
土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線は正式名称は阿佐線と言います。本来は阿佐海岸鉄道と繋がるはずだった建設途中の国鉄線を完成させた物で、2002年に開業した第3セクター路線です。2004年に一度来たことはありましたが、今回は7年半以上ぶりの訪問です。と言っても、安芸まで乗ってただ折り返しただけでしたが・・・折り返しの時間はもう真っ暗でしたし。まあ、安芸駅の「ぢばさん市場」でお土産買いましたから良いんですが。
後免駅から乗車した土佐くろしお鉄道9640形
安芸駅で。安芸で長年阪神タイガースのキャンプが行われてきたため、阪神タイガースが以前優勝した年からこのラッピング車が運行。奥はオープンデッキ車
安芸駅の駅舎
安芸は岩崎弥太郎の出身地。岩崎弥太郎とは三菱グループの創始者である
帰る時間にはもう真っ暗
9640形のラッピング車で直接高知へ到着
この日は高知に宿泊。これで2日目(実際は夜行出発ですから3日目ですが)の行程を終了です。
夜は高知ですから、当然「カツオのたたき」を食べました。
ホテル近くのお店で食べた塩の「カツオのたたき定食」1500円。肉厚のカツオと岩塩、ニンニク、タマネギの組み合わせが抜群。高知のカツオのたたきは血なまぐささが無く、とにかく美味い。東京で食べるものとは雲泥の差である
次回は予土線へ向かいます