私のところも含め、ほとんどの医療機関が保険医療機関なのですが、2年毎の4月に上記の改定が行われます。わかりやすくいうと医療費の定価がいろいろな方向から再検討され、全国一斉に変更されるということです。
診察料・検査費・処方料・調剤料・薬価など多岐にわたります。その中で今回の改定で大幅に変わるのが薬価です。これまでの改定ではせいぜい10%程度の下降はよくあったのですが、今回は40%以上の低下もみられます。つまり4月になると在庫の薬の価格(=価値)が4割減となるものがいくつも出てくるわけで、当院のような院内処方だとまともに影響を受けます。処方箋薬局の場合はもっと深刻だと思います。どうされているのでしょうね。
病院に比べて診療所の方はまだ変更点が少ないので助かりますが、健康保険の診療報酬の仕組みは「複雑過ぎ」ます。何十年にわたり毎回修正・変更・新規事項の追加を続けているからなのでしょうけど、新たに開設される方が一度にそれを理解できるとは思えません。うちでも知らないままなにかを算定出来ずに「損」してるかも。