近所にできたコンビニのネタを引っ張るわけじゃありません。
医療機関への時間外受診のこと。昼間は会社で仕事しなきゃならないから、数日前から調子が悪かったけど夜になってから受診する患者(さんとはあえて書きません)のことです。コンビニ受診とか呼ばれることがあります。
仕事も大事ですから、仕方ないなと思う反面、反発もあります。医療機関としては時間外(もしくは休日)の診療となりますから、通常の医療費に加えそれぞれ時間外(もしくは休日)加算というものをいただくことができます。でもこれはあくまで緊急で、体調を壊したとかケガをしたとかで受診された患者さん(今回はさんをつけます)に対するものです。
昨夜来られたのは、自宅で犬に咬まれた方。痛そうでしたし、これは診療を求められて当然。今朝受診のひとは、一週間前にヤケドして、よくなる様子がないから。これはコンビニ受診でしょ。
いわゆるコンビニ受診には「コンビニ診療費、コンビニ加算」とかの保険診療じゃなく、自費診療にするシステムを考えていただきたいと思います。これらの医療費は保険料として、通常に受診されている患者さんにも跳ね返っているのですから。
小児科医の疲弊が前からいわれていますが、乳幼児は時間外受診でも何でもほとんど「自己負担なし」ですから、「3日前から熱が出ていたけど」って平気で夜の9時に(ファミレスで食事後とか)子供を連れてくる親って結構います。
うちは小児科じゃないけど、これじゃ小児科の先生は気の毒です。まあ、休診の札を提げ鍵をかけて出かけ、携帯オフにしておけば、それで済むことなんですけど。