とどろみの森学園 PTA

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第34回 みのお市民人権フォーラム

2019年12月12日 | 成人教育委員会
12月8日(日)
『第34回 みのお市民人権フォーラム
    児童虐待について、女性の視点で考える
   ~箕面の事件を通して~』
 
今回の講演では、実際に起きた事件を基に、児童虐待はどうして起こるのか、どうすれば防げるのか、皆で討論しました。
 
虐待と聞いて、皆さんはどのようなイメージを持っていますか?
テレビや新聞等のニュースから入ってくる情報がほとんどだと思います。
 
児童虐待は平成26年頃から増加し、平成31年には16万件近い相談が児童相談所に寄せられています。
その中でも、実母による虐待が多いそうです。
 
世間ではニュースだけの情報でひどい母親だと言われますが、女性・母という視点で考えてみると、いろいろな事情や子どもの為を思って等、母親が追い詰められてそうなってしまった..という背景が見えてきました。
 
「日本は女性社会ではないのに、子育ては女性社会」その言葉は説得力がありました。
 
近年は男性も子育てに積極的に参加するようにはなってきましたが、対等かと言えばそうではありません。
父親が倒れても、母親が同じように稼げる世の中ではなかったり、子どもに何かあれば親、特に主に子育てをしている母親が責められることもあります。
 
虐待をなくすには、国や地域の支援が大事なのだと感じました。
環境が変われば、人は気持ちや生活に変化が現れます。
虐待はいつ自分や身近で起こるか分かりません。
他人事ではないのです。
 
今回講演して下さった田中文子さん(公益社団法人子ども情報研究センター理事)、
門田加奈さん(箕面市人権啓発推進協議会男女協働参画啓発研究部会)です。