10月27日に、大阪府教育委員会ソーシャルワーカーの大塚美和子先生をお招きし、「子育てについて」お話して頂きました。テーマは『子供がいきいきできる学校と家庭を目指して』とゆうものでした。
スクールソーシャルワーカーは、子供と子供を取り巻く環境(家庭・学校・地域など)との間で相談活動などを行い、子供の生活に焦点をあてて、子供たちの可能性が発揮できるように支援しているそうです。
大事にしている視点として
ポイント1 生活環境全体から捉えること
子供が抱えている問題は、子供を取り巻く環境と相互作用の中で生じていると捉え、生活環境全体を視野に入れて援助を行います。家庭環境が大きく作用するそうです。
ポイント2 パートナーシップ
子供も親も共に問題解決を行うパートナーとして尊重する。学校と保護者と一緒に子供を援助します。
ポイント3 子供の持っている力、良いところに注目する
リソース(資源)・・・再び自分がいきいきできる源となるもの 「能力」「興味・関心」「家族」「友人」「動物(ペット)」など 子供の力を引き出すために、まず大人自身が自分のリソースを知ることも重要
ポイント4 子供の自己決定を尊重する
子供の話をよく聴く。自己決定や自分で解決したという思いが大事。そのことにより子供の自尊感情を高めることになるそうです。
先生のお話の後、4つのグループをつくり、事例を元にディスカッションしました。 事例は、よく友達とトラブルをおこすA君と被害にあったB君を、学校と保護者が協力して問題を解決する。といったものでした。 担任の先生や保護者の言動の中で、解決につながった良かった所や、こうすればもっと良かったのでは、といった事などをグループごとに発表しました。
この学習会で改めて思ったことは、子供にとって生活環境がとても大切なんだということです。毎日一緒に暮らしているからこそ気づいてあげなければならない小さなことを見落としているんじゃないか?とか、ちゃんと子供の話を聴いてあげられてるかな?とか、最近褒めてあげたかな?とか、いろいろ考えさせられました。 普段の自分をふりかえるいい機会にもなりましたし、今回のお話を頭の片隅に置いて子供と接してみようと思います。