日時:2022年7月14日
テーマ:部落問題について考えよう
講師:暮らしづくりネットワーク北芝の皆さん
開催方法:ZOOMによるオンライン開催
イキイキさわやかに学ぶ会で、暮らしづくりネットワーク北芝の皆さんを講師に
「部落問題について考えよう」という講習会に参加しました。
最初にチャット機能を使って、参加者へ簡単な意識アンケートが実施されました。
「部落問題を学ぶ理由がわかりますか?」と講師の中村さんから、参加している私たちに投げかけられました。
そしてその答えとして、「それは差別があるからです。」とおっしゃっていました。
差別とは?
- 差別は、判断する側が勝手に決めつけているイメージであり、判断基準は各々の知識や経験によって勝手に解釈されるものである。
- 差別は、2つの側面があり、それらは相互関係にある。
・実態的差別:社会的排除による(貧困の連鎖を生む)
・心理的差別:忌避意識に支えられている。
※忌避意識とは、無知や偏見から生じる、同和地区やその出身者と同一視されることを避けたいという考え。
では差別をなくすにはどうすれば良いのか?
インターネットやSNSなどで情報が溢れかえっている今の時代、情報を信じるかどうかは情報を取る側に委ねられています。
インターネットで部落のことを調べると、私たちが住む箕面市についても間違っている情報がたくさん書かれています。
情報が容易に手に入る時代であり、「寝た子を起こすな」はもう通じない。
むしろ情報は隠すのではなく、正しい情報を伝えることが大事。
それによって、たくさんの人が正しい知識や理解を持つことが、差別をなくす為に必要である。
また、暮らしづくりネットワーク北芝の皆さんは、差別をなくすためには社会を変える行動として「まちづくり」が大切だと考えています。
地域教育「北芝のまちづくり」をみなさんはご存知でしょうか。
魅力的な地域づくりで、貧困の解決・無知や偏見に負けない地域を作っています。
内容は魅力あふれる楽しくて面白い活動ばかりで、らいとぴあ21では子供の居場所づくりに力を入れており、私も子供たちと一緒に北芝を訪れることから始めてみようと思いました。
差別問題は一人一人みんなが関わる問題であり、社会の中の大きな渦で疑問を抱いたときは、流されずに一度立ち止まって正しい知識や理解を得る行動が、差別をなくしていく一歩であり、将来に繋げていく事だと強く感じました。
今回の講習会に参加して、一番身近な存在である家族ともこのことを共有し、少しでも差別で苦しむ環境がなくなるように行動に移していきたいと思いました。