第4回イキイキさわやかに学ぶ会
日時 2019年11月7日らいとぴあ21にて
NPO法人ワークショップ 暮らしづくりネットワーク北芝の方による
〜今、改めて「問題」について考える〜
が開催されました。
差別は中世から始まったとされ、長い年月を経てようやく2016年12月に、「差別の解消の推進に関する法律」が施行されたにも関わらず、現在でも一部では土地差別、結婚・就職差別、社会的排除などの差別が存在しています。
差別は見た目的選別は不可能で、選別理由も曖昧、当事者が言わなければわからない。では差別のことを教えなければなくなるのではないか、という意見もあります。しかし、現在インターネットの普及により、誰でも情報に触れる機会があり、偏見に基づく差別が助長される情報が掲載されるといった問題も発生しています。
だからこそ、「正しい知識」を得るために教えていくことは必要だということです。
箕面市萱野にある「北芝」エリア、地図に載ってないこの地域は長い間差別を受け続けてきたそうです。
そんな中、差別をなくすため、誰もが安心してくらせる魅力的なまちづくりをしていこうと方向転換をし、地域のコミュニティ事業・相談事業・地域教育事業の3つの事業を主に展開しながら、北芝地域とその周辺に暮らす人々が出会い、つながり、元気になる取り組みを続けられています。
なかでも、子どもの居場所「ぴあぴあルーム」、地域の人達のボランティアによる手作りの食事「ぴあ食」、子供が何か役に立つお手伝いをしたら稼ぐことのできる、地域通貨「まーぶ」(100まーぶ=100円、近隣のお店でつかえることはもちろん、貯めることで、自分の夢を叶えることもできます。)は子育て世代の私達にとって、とても魅力的な取り組みだと思いました。
差別の問題を正しく理解し,「差別をしない、させない」という意識を社会で共有し、一人一人の人権が尊重されるような社会になるといいなと思いました。