テ ー マ 「 人 権 」 に つ い て
日 時 1 月 2 1 日 ( 木 )
場 所 箕 面 文 化 交 流 セ ン タ ー
時 間 午 前 1 0 時 ~ 1 2 時
講 師 栗 本 敦 子
「人権」というと難しく考えがちですが、身近にあるものです。
そもそも人権とは、その人がその人らしく幸せに生きていける状態をいいます。
そして、すべての人が持っている権利です。
しかし「差別」は、その人権を脅かす存在であり、私達が身近にある問題としてあげられます。
例えば、学校でのいじめ、問題、同性愛などです。
自分は差別などしない普通の人間であり、ひどい行為を平気で行うような人ではないと考えがちです。
普通であることは差別しないで生きていく保証になるのでしょうか?
一般的で、どのような状況や場面にでもあてはまる普通などありません。
しかし、普通でありたいという思いはおそらく常に私達を捉えて離さないでしょう。
普通とは、世の中でいろんな意味や基準から考えて外れている、あるいは外されている人々の仲間入りを
できるだけしたくないという意志の表れです。
普通であることは、決して差別をしない保証を与えるものではなく普通に安定することで、世の中にある差別は
確実に生き延びていくことになるのです。
人権とは、特別な人が特別なこととして捉えるのではなく、普通の人がごく普通の当り前の生活の中から
考えていく事が大切だと思います。