日時:平成26年7月12日
14:00~16:00
場所:メイプルホール 大ホール
地区委員2名で、第17回みのおの子どもを育てる大人たちの学習会『現代子育て事情in箕面』~これからを生きていく 子どもたちに必要な力とは?~に参加しました。
学習会は第一部のプレゼンテーション、第二部の寸劇と講演で行なわれました。
プレゼンテーションは各地域の取り組み報告として、萱野小学校が作成した映画、箕面第五中が行った、主体性をやしなう校外学習の取り組み、そして外院の杜クラブが行う森のクラブ、この三つの活動が紹介されました。
萱野小学校作成の映画では、六年生の子供達が自分たちで、原案、取材、資金集めをして出来上がった映画『時繋木』(ときつなぎ)が109シネマズ箕面で、上映されるまでのお話しでした。この映画には、本校の久多里 知美先生も携わっておられました。
箕面第五中の校外学習では、神戸を舞台に、自分たちの決めた場所を巡るという学習方法です。子供たちがグループで、決められた予算の範囲の中で計画・立案し、実際に行動することをとおして主体性をやしなうという取り組みでした。
外院の杜クラブの『森のクラブ』では年三回、遊ぶ、作る、探検するをテーマに、子供と大人が一緒に取り組む授業がされているということでした。
三つのプレゼンを通し、色々な形で大人が見守り、子供達の自主性や創造力、計画性を育てる取り組みがされている事を知りました。
寸劇では、市内小中学校の教職員と13校区の守る会の代表の方々が、今の子供達がこれから大人になり、自己実現・社会貢献しようとするにあたってはどういった力が必要とされるかという視点で、ユーモアを混じえ、劇にて問題提起されていました。
主なテーマとして「あいさつ」「気配り」「周りを見る力」「計画的にコツコツ取り組む力」が取り上げられました。
生きていく力とは、大人になれば自然と出来るものではなく、子供の頃から豊かな心をはぐくみ、大人からも計画性や自主性をやしない、また地域の色々な方々と交流をし、経験を重ねて出来ていくものなんだなと、この劇を通し思いました。これから生きていく子供達のためにも、地域で支え合い見守る事が大切だと思いました。
同時に子供に求めるばかりでなく、「親や地域が子供の見本となれるような挨拶や生活ができているのか」と我が身を振り返るきっかけにもなりました。
講演は、NPO法人「キッズ&子育て応援隊 メリータイム」代表理事の永谷陽子さんのお話しでした。
現代の子供達は、コミュニケーション力、立ち直る力、自己肯定感が低いという問題点についてお話されました。
自己肯定感を高めるには、やはり子供の頃からの多様な経験や体験、またワクワクしながら学ぶ、遊ぶ事の大切さが重要である。その時私達大人は、家庭でそして地域で見守り、助言し、また社会のルールやマナーを伝える事が大切である。そのうえで他者から評価されることをベースに自己実現が出来る。とお話しをされていました。
今回、この学習会に参加させていただき、地域の人々がこれからの子供達のために、色々な取り組みがされていることを知りました。
自分の子育て、地域の子供達を見守るという事を再確認できた、とてもいい学習会でした。