とどろみの森学園 PTA

とどろみの森学園PTAのブログです。PTAの活動を紹介します。

気づかないうちに差別していませんか?~今学ぶ、部落問題~

2015年11月18日 | 学級委員会

日 時  平成27年11月12日(木)午前10時~12時

場 所  箕面市萱野中央人権センター(らいとぴあ21) 3階ホール

講 師  特定非営利活動法人 暮らしづくりネットワーク北芝のみなさん

 

1.    今日の差別(箕面であいつぐ差別事件)

①  土地差別調査事件、不動産取引にかかわる差別

②  箕面市役所や学校に問い合わせ(土地や建物購入を検討)

③  インターネット上での差別(yahooの知恵袋など)

④  2009年ですでに2件の結婚差別事件

                                               

2.    地域における差別の実態

貧困の連鎖

    高齢率、非識字率、無年金、低い年金受給、低収入、福祉サービスの認知度、不就労、ニート問題、

    生活保護の増大、流入課題、独居高齢、高齢夫婦

 

3.    なぜ差別がなくならないのか(その背景)

忌避意識に支えられる差別意識

     (2010年大阪府人権問題意識調査より)

 ①  結婚に際して気になること

    2000年、2005年、2010年と約2割の人が(かどうか気になる)と、回答。

②  地区に対する忌避意識

    「不動産を入手する場合に、地区というエリアの物件を避けるかどうか」という質問に対して、

    「地区や同じ小学校にある物件は避ける」が54.9%と非常に高い数字となっている。

    「地区にある物件はさけるが小学校にある物件は避けない」という回答も、「は避ける」となっており、

    6割以上の人がかなり強い「忌避意識」を持っている。

 

以上のことを学習しながら、参加者全員で3人グループに分かれてワークを行いました。住宅購入に関して、3人(ABC)それぞれの立場になり住宅購入するかどうかを、話し合いをしました。

A 物件を気に入っているB 同居予定すこし気になるCどちらでもよい              

話し合いの結果、購入を再検討する。気にしないで購入する。など様々な意見がありました。

 

また、問題グラデーションを行いました。

いくつかの人生の選択(結婚、住宅など)について、質問に0%~100%で回答しました。

 

問題は、誰にとっての問題→1人1人に関わる

小さな渦から大きな渦(社会)を呑み込み、無知、偏見に負けない個人の意識や、ふるまいによってなくなるのではないだろうかと思われる。

楽しい街づくりをすること→住みたいと思える地域→差別がなくなること→誰もが安心して暮らせる街づくり

に繋がって行けば良いのにと、話されていました。


最新の画像もっと見る