日 時 平成27年11月12日(木)午前10時~12時
場 所 箕面市萱野中央人権センター(らいとぴあ21) 3階ホール
講 師 特定非営利活動法人 暮らしづくりネットワーク北芝のみなさん
1. 今日の差別(箕面であいつぐ差別事件)
① 土地差別調査事件、不動産取引にかかわる差別
② 箕面市役所や学校に問い合わせ(土地や建物購入を検討)
③ インターネット上での差別(yahooの知恵袋など)
④ 2009年ですでに2件の結婚差別事件
2. 地域における差別の実態
貧困の連鎖
高齢率、非識字率、無年金、低い年金受給、低収入、福祉サービスの認知度、不就労、ニート問題、
生活保護の増大、流入課題、独居高齢、高齢夫婦
3. なぜ差別がなくならないのか(その背景)
忌避意識に支えられる差別意識
(2010年大阪府人権問題意識調査より)
① 結婚に際して気になること
2000年、2005年、2010年と約2割の人が(かどうか気になる)と、回答。
② 地区に対する忌避意識
「不動産を入手する場合に、地区というエリアの物件を避けるかどうか」という質問に対して、
「地区や同じ小学校にある物件は避ける」が54.9%と非常に高い数字となっている。
「地区にある物件はさけるが小学校にある物件は避けない」という回答も、「は避ける」となっており、
6割以上の人がかなり強い「忌避意識」を持っている。
以上のことを学習しながら、参加者全員で3人グループに分かれてワークを行いました。住宅購入に関して、3人(ABC)それぞれの立場になり住宅購入するかどうかを、話し合いをしました。
A 物件を気に入っているB 同居予定すこし気になるCどちらでもよい
話し合いの結果、購入を再検討する。気にしないで購入する。など様々な意見がありました。
また、問題グラデーションを行いました。
いくつかの人生の選択(結婚、住宅など)について、質問に0%~100%で回答しました。
問題は、誰にとっての問題→1人1人に関わる
小さな渦から大きな渦(社会)を呑み込み、無知、偏見に負けない個人の意識や、ふるまいによってなくなるのではないだろうかと思われる。
楽しい街づくりをすること→住みたいと思える地域→差別がなくなること→誰もが安心して暮らせる街づくり
に繋がって行けば良いのにと、話されていました。