降って来るもの

写真と散文とぽえむ

回顧or懐古or悔悟録

2024-03-24 21:13:24 | 詩30

     回顧or懐古or悔悟録

 

唯、ずっと遊んで

駆け抜けた

青春だったような気がする

 

唯、本を並べて

読んだ気になっていた

無学の二十歳だったような・・

 

好きと嫌いに翻弄され

善悪の質量に一喜一憂し

寒々と乾燥していたみすぼらしい感受性

 

大切な誰かに気付かない

大事な存在に気付けない

未熟の塊りだったんだ

 

確たる目的も無くて

唯、彷徨う為の迷走を重ねた

享楽と蹉跌と自己否定の二十代

 

会いと別れに

貧相な感情しか抱けない

悶悶の時間旅のつまらなさ

 

一生など思い描けず

目前の享楽に支配された

下卑た毎日

 

何が本当のものか

友愛も、善悪も、貧富も無理解に

幼さのまま素通りしていった二十代

 

虚無は何時でもゲップのように言葉を弄る

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

君の詩を~卒園~

2024-03-24 06:16:11 | 

 

     君の詩を~卒園~

 

蒼唯、今日、卒園式

おめでとう!!

 

名称が刻まれた階段を

君は今日、確かな足取りで一段上る

そうして、桜の春卯月に

新しい未来が待つ舞台へ上がり

皐月初めの祝日には、七歳の誕生日を迎える

 

これから進む

長い長い、高い高い階段を

上り始める君よ

瑞瑞しく柔らでしなやかなその足で

自分の行きたい場所へ

行き着ける処まで

上り詰めて欲しい・・と

 

新生の心と体で

自分の進むべき道程を

明晰な思惟と感受性で

辿り着ける最高の未来へ

洋洋たる可能性の極限まで

手中にして欲しい・・と

 

後期高齢者になるjiijiiは

その時、どんな場所に在籍したとしても

間違いなく、君のその姿に

拍手喝采、万歳三唱して

祝福の限りを尽くすだろう

     R6(2024)3/23 万甫

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする