完燃睡眠
お蔭で、正式に
首尾よく
夜明けが早く始まると知り
明るさが暗さを越えてゆく
壮大な展開を目撃する快挙
完全燃焼の無意識に抱かれて
完璧な眠りを受胎した朝
生活の中に稀に挟まれる
キセキのplatinumの栞
大袈裟に語れば
こんな風に
一編のpoemに編まれる
完燃睡眠
お蔭で、正式に
首尾よく
夜明けが早く始まると知り
明るさが暗さを越えてゆく
壮大な展開を目撃する快挙
完全燃焼の無意識に抱かれて
完璧な眠りを受胎した朝
生活の中に稀に挟まれる
キセキのplatinumの栞
大袈裟に語れば
こんな風に
一編のpoemに編まれる
老丑の嘶き~ひととせ~
いろいろ起きる一年
いろいろ起こる一年
時間は起こった事の全てを攫って
無にしてゆくけれど
それでも
何かしら有を残せれば
生きた実感には触れられる
一年は、孫を恐ろしく大人にし
365日は、爺爺を忙しなく滅びに向かわせる
あれも夢、これも、また夢
詰まり
何も残せないinochiの足掻き
それ故
どの一年にも
四苦八苦のrequiemが流れる
同年代の輩が
須らく、鬼籍に入ってゆく
一年経つと言う事は
己が順番が
それだけ煮詰まってゆくと言う事
時間を重ね、昨日を積み増し
厖大な時の亡骸の支柱の上の
瞬間の剣が峰に居る
全てが無に帰す
その、崩壊の前兆を知らず
それゆえ
今を、淡々と・・
何度も何度も同じことを繰り返し
その上で
少しずつしか
太くしてゆけない人輪
ふと、落着
一生など
些かの成果の為に
膨大な年月を費やする
密やかな蟻の企み
まして”ひととせ”・・
生きている
お蔭で、まだ
僕は僕のまま僕を
anataも・・