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やきとりじいさん体操

2009-07-05 23:05:00 | 徒然なるままに
先日、通勤中の車の中で耳寄りな情報をGETした!

ダイエットに効くという、メタボ解消運動のトピックだった。

なんでも、その運動を考案した先生自身10kg以上の減量に成功したのだとか。
TVでも紹介され、全国各地で講習会やらダンスコンテストまで行われているというのだ。

帰宅後、その紹介サイトと動画を検索した。ここにアドレスを紹介するので、興味をもたれた方はGO!
http://www.youtube.com/watch?v=CgxCrpXoh-A
http://www.youtube.com/watch?v=BeIcbo-xtiM

歌詞もなかなかいいと思いませんか?
7月に入り、今から頑張っても水着を着る勇気は持てないかもしれないけれど、4階の美術室まで息切れしないで昇りきる基礎体力回復のためにも、この夏はコレでがんばってみようかと思っています!*(グッド)*

『スウィーニー・トッド』主演/ジョニー・デップ

2009-07-05 22:01:00 | 徒然なるままに
『スウィーニー・トッド』という映画を見た。
主演がジョニー・ディップということで、『チャーリーのチョコレート工場』を見て以来、彼の大ファンになった娘たちが録画していたものだ。

あらすじは公式サイトをご参照ください。
http://wwws.warnerbros.co.jp/sweeneytodd/

とにかく、何度も目を背けたくなるシーンの連続で、
主演が誰かなんて知らなくて仕事の片手間にチラ見していた私は、
「何でこんな救いようのない話を見てるの?」
と声をかけたぐらい。
そしていよいよクライマックス、というところで、耐えられなくなった娘は再生を止めてしまった。
私も、夕食のカレーの肉を切りながら、食欲は減退し、肉の感触も気持ちが悪くなってしまった。(でもカレーは作り上げてみんなで食べはしたけれど)

でも、なんとなく、ラストが気になって今度はじっくりひとりで最初から観てみた。
主人公の復讐心や、狂気と正気の狭間の苦悩、目的を遂げた果てに犯してしまった己の本当の罪、間一髪犯さなくてすんだんだ罪、巻き込み、なおかつ自分を支え、愛してくれた味方への愛憎故の殺意・・・。ジョニーディップは見事に演じきっていたと思う。

本当に愚かだったのは、罪のない人を次々と手にかけていった殺戮行為以上に、過去へのこだわりと、思い込み、憎しみに駆られていたがゆえに、真実を見極められなかった己の愚かさ、うかつさだった。
チャンスはあったのに、怒りと焦りと思い込みがそのチャンスを奪い、取り返しのつかない結果を生んでしまった。
それに気が付いたときの彼の絶望と悔恨、その怒りのやり場を一番自分を支えてくれた人に向けてしまう残忍さ。それを見届ける彼の目は本当に恐ろしかった。
彼は狂ってなどいない。最後まで正気で殺人を繰り返してしまったのだと思う。
本当に狂ってしまえたら、どんなに楽だったことだろう。

子どもの頃に彼の理髪師としての腕に憧れていたのだという人物が登場するが、その商売道具や神聖な仕事場を復讐劇の小道具や舞台にするというのは、自分の仕事に対してプライドはなかったのか・・・。

でも、自分がもし彼と同じ立場に置かれたら、そんな常識的なことを落ち着いて考えられるだろうか。目的のためには手段を選ばない。利用できるものはなんでも利用する。そういう非道な気持ちになるのだろうか・・・。

ラストシーンは意外などんでん返しだった。でも、ストーリー上、あれがHAPPY・ENDだったのかもしれない。

最後まで救いのない話ではあったが、150年前のロンドンを再現したセットは素晴らしく、映像で、トッドの心理状態を表している色使いといい、“アカデミー賞美術賞受賞”は頷ける出来だった。
ミュージカル仕立てなので、シリアスながらも、『嗚呼、これは芝居であって、演技なのだ』と現実に引き戻してくれる。

私的には、同じ時間映画を見るのに裂くのなら、後味の良い、感動する映画を見たいと思う。
きつ過ぎる炭酸飲料を飲んだ後のように刺激が強すぎ、スッキリしない映画だった。
映画館で見たら、見た後はしばらく具合悪くて、食欲も減退してしまうかもしれない・・。

なるべくネタバレにならないように気をつけたつもりだったが、この映画のファンや、ジョニー・デップファンには不快な文章表現があったらごめんなさい。

この物語のモデルがあったという話を『Wikipedia』で読んだ。
主人公のその後や、現場のその後についても書かれてあった。


何度も舞台化もされており、映画化する上でもさまざまな解釈で作られているという。
150年間、さまざまな人がこの物語を演じ、見てきて、今も映像化されるほどの人気があるのはなぜだろう。
主人公が狂人ではなく、最後まで正気で、愛ゆえに復讐を遂行していく狂気に惹かれるものがあるからだろうか・・・。