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交流

雪解けの娘と、鬼の霍乱の息子と・・・。

2004-03-11 12:28:00 | 徒然なるままに
3月10日(水)

今日は、教育センターでのカウンセリングと、訪問指導員の先生の指導を受けた。
今日も4時間目から登校した娘は、センターでの指導は受けなくてもよかったのだが、私がカウンセリングにセンターに行くなら、指導員の先生に会いに行くと言ってついてきた。

センターに行く道々、娘は、今のクラスでのことや、6年生の時に、いじめ、いじめられていた当時のことをいろいろと話し出した。
娘なりに当時を振り返り、思うこともあり、行動を起こしている。
今、クラスで困っていることについて、自分の経験上の意見もちゃんと言えるようになっている。

昨日の夜も、同級会のことでかつての級友達に電話をしたりしているうちに、心の垣根が外れていっているようだ。

「ママはね、あなた達のクラスって、素敵だなあって思うよ。
『同級会の実行委員をしてくれないか』って言うあなたからの電話に、お返事くれる人は、誰も、『エ~、他に誰がいるの?』とか聞いてきて、『その人がいるならやる』とか『やらない』とかいうことを言う人が誰もいなかったでしょ。
あなたの(不登校)ことは皆知っているからこそ、あなたの呼びかけに答えてくれるんだね。
学校でも、同級会の話とかしてるの?」
「うん、みんな、場所とか、実行委員の集まり具合とか聞いてきてくれるよ。」
「みんなと話せるきっかけが出来てよかったね。そんな風に、今のクラスの皆ともいろいろ話せるようになるといいね」
「うん。さっき、昨日クラスの皆にちょっと誤解されて今日学校休んだ子からメールが入っていたから、『みんな心配していたんだよ。明日は学校においでよね。』ってメール打ったんだ。」
「そうか。皆に誤解されて学校に行かなくなって、何日も休むと本当に学校に行けなくなっちゃう辛さはあなたが一番知っているんだもんね。その子の力になってあげなよね」
「うん。」

桜は、寒い冬を経験しないと開花が遅くなるのだと言う。
娘の長い冬ももう雪解けが近い。
細い枝の先で、硬い地面の下で、着実に春の訪れを感じて芽吹くその日を待っている、そんなエネルギーを感じさせる娘との会話だった。

センターからの帰宅後、今度は息子が体調不良を訴えるので、病院に連れて行った。
風邪から喘息を引き起こしていると言われ、薬を飲ませて、早めに寝させた。
このところの不摂生と、寒い体育館での卒業式の練習で、ちょっと拗らせてしまったのかもしれない。
息子は卒業式で、3年生の合唱と答辞のBGMのピアノ伴奏を担当する。
中1の娘は、自分の入学式で在校生歓迎の歌の伴奏をしてくれた兄のピアノを、直前に貧血を起こして保健室に運ばれ聴いていない。
「お兄ちゃん、大丈夫?」と心配してくれている。

3年間風邪一つ引かず、インフルエンザにも縁がなく、受験も絶好調で突破した息子。
ここ1番の本番に強い彼だが、日頃の(ピアノの)練習の成果を発揮して、思い出に残る卒業式を過ごせますように・・・!

『ロングラブレター漂流教室』 1

2004-03-11 10:57:00 | 徒然なるままに
3月10日(水)

夕べ、中1の娘が再放送ではまった『ロングラブレター漂流教室』を借りてきた。
http://www.fujitv.co.jp/jp/LLL/index2.html

既に貸し出し中のものもあり、全部は借りられなかったが、とりあえず、3~6話までを借りて見た。

突然学校の敷地ごと未来に吹き飛ばされたと言う設定は、『オズの魔法使い』のようだ。
20年後の未来の横浜に飛ばされた22人の生徒と先生方に、主人公の元教師(常盤貴子)が加わる。彼らは、人類滅亡の危機にさらされている荒涼とした未来で自分達がここに来た意味と、残してきた家族や大切な人たちを思い、自分たちのいた世界・時代の問題点について見つめ直す。
トラブルを解決しながら、『今を生きる』という言葉を合言葉に、生きる意味と知恵を学び、仲間の絆を強めていく。

未来で生き残った人々が、自分達は過去からきたのだと話すと、
「お前達がこんな世界にしたのだ!」
と言われ愕然とする。

娘はこのドラマの最終回を見て、
「このままでは。人類はおかしくなっちゃう!地球が危ない!みんなで、環境汚染や戦争について真剣に考えなくっちゃ!このドラマはもっとたくさんの人が見るべきだと思う!ママもビデオ屋さんから借りてきて絶対に見てね!」
と興奮して話していた。

娘に借りてきて4話分だけ見たことを話したら、早くラストを話したくてうずうずしながらも、途中まで見た私の感想を聞きたがった。

いろんなことで、今、心のバランスを上手に取れないで悩み、苦しんでいる娘だが、本来持っている感受性の強さ、感性の豊かさは健在だ。
この素直さ、純粋さが、強さや冷静さ、寛容さを伴って、健やかに成長していって欲しいと心から願う。

桜咲く・桜散る・・・・

2004-03-06 14:32:00 | 徒然なるままに
3月4日(木)

今日は公立高校の合格発表。
カウンセリングに学校に行った時、3年生の昇降口で顔見知りの子たちの嬉しそうな顔に何人も会った。
「おめでとう!」
「ありがとうございます!」
みんな、明るい春がきてよかったね!

ところが、昼過ぎ、息子はしゅんとなって帰ってきた。
「残念なことになった」
「えっ?内定取り消しだったの?!」
「いや、俺は受かっていたけど、残念な人が出たんだ」
息子の高校は3人受けて、すでに息子は特色化選抜で2月9日に合格が内定していた。
他の2人は名だたる私立には合格していたものの、本命の県立に向けてこの3週間頑張ってきた。
2人とも、受験日直前にアクシデントがあり、それを乗り越えての受験だった。

「あいつの方から先に『まぁ、気にすんな』とか言って笑いかけてきたんだ。私立の男子校に行んだって。『合コンには呼んでくれよな』なんて言ってた。」

息子もこの4日に晴れて3人で合格を喜び合えるのを心待ちにしていた。
それは親達にしても同じ思いだった。

現実は厳しいとは言え、これが現実なのだと思い知らされた。

進む学校が違っても、彼らも私達親同士も友情がなくなってしまうわけではないと信じる。
また新しい環境での友情は芽生えるだろう。
でも、6年生のときから4年間育ててきた友情はきっと変わらないだろうし、これからの新しい生活の土台となって行くに違いない。

6年生の時の「ソーラン」から始まったネットワークだった。
地域の子どもたちを守り、育んでいこうと毎月集まっていろんなことを話し合って取り組んできた。
「他人の子も我が子」
みんなの励ましや情報交換があったり、愚痴を言い合ったりという場があったからこそ乗り越えてこられた初めての子の「思春期」「反抗期」だった。

たかが「受験」、されど「受験」である。
春、希望に燃える春、別れと出会いの春、乗り越える春、再び蘇る春・・・悲喜こもごもの春。

未知の世界に漕ぎ出す前の残り少ない日々を、心豊かに穏やかに、良い思い出として残るよう過ごせますように。

息子は毎日、卒業式で3年生が歌う合唱曲『さくら』のピアノ伴奏の練習をしている。


     さくら~独唱~

                   作詞者名 森山直太朗・御徒町凧
                   アーティスト名 森山直太朗
                   作曲者名 森山直太朗


僕らはきっと待ってる 君とまた会える日々を
さくら並木の道の上で 手を振り叫ぶよ
どんなに苦しい時も 君は笑っているから
挫けそうになりかけても 頑張れる気がしたよ

霞みゆく景色の中に あの日の唄が聴こえる

さくら さくら 今、咲き誇る
刹那に散りゆく運命と知って
さらば友よ 旅立ちの刻 
変わらないその想いを 今

今なら言えるだろうか 偽りのない言葉
輝ける君の未来を願う 本当の言葉

移りゆく街はまるで 僕らを急かすように

さくら さくら ただ舞い落ちる
いつか生まれ変わる瞬間を信じ
泣くな友よ 今惜別の時 
飾らないあの笑顔で さあ

さくら さくら いざ舞い上がれ
永遠にさんざめく光を浴びて
さらば友よ またこの場所で会おう 

さくら舞い散る道の上で



学校カウンセリング 2

2004-03-05 22:17:00 | 徒然なるままに
3月4日(木)

午前中は、今年度最後の学校カウンセリング。
朝から、携帯電話のことでバトルを繰り広げてしまったため、娘はむくれて最後の面談に欠席した。

6月からカウンセリングを受けるようになり、それによって、私はどれだけ救われたか分からない。
毎週木曜日、2時間弱の時間にお話を聞いてもらうだけで、いっぱいいっぱいになって爆発寸前になっている私の気持ちを、スーッとガス抜きしてもらえる時間だった。
初めての、娘の「不登校」という現実に、困惑し、娘の言葉に振り回され、子育てのみならず自分自身にも自信がなくなり、すべては私のせいとばかりに自分を責めたり、投げ出してしまいたくなったり、心療内科か、宗教の門を叩きかねない状態だった。

でも、「不登校」には段階があり、不登校児100人には100人の原因、背景、対応の仕方があること、子どもの発する信号やバリアーの見極め方、対応の仕方を、専門的な見地から示唆していただいた。

今では、娘が不登校になったことは、苦しくて辛いことばかりではなく、それによって貴重な出会いや知識を得たり、何より、教師を目指し子ども達と関わる仕事上、得難い体験をさせてもらっているのだという前向きな気持ちになる事が出来てきた。

午後からは、カウンセラーの先生を囲んで「今、中学生が悩んでいること」というテーマで、講演会&座談会が開かれた。

出席者は20名ほどいたが、私ともう一人の方を除いて、カウンセラーの先生と会うのも、相談室に入室するのも初めてという人ばかりだった。
皆、システムや相談室の存在はお便りなどで読んで知ってはいたが、相談に来るという事に抵抗があったり、こんなことぐらいで相談に乗ってもらうのも・・と遠慮しているうちに今日になってしまったというような人たちばかりだった。

でも、皆さん、私ともう一人の方の体験談を聞いて、今度は個人的に相談に乗ってもらいに訪れたいという気持ちになってくださったようだ。
主催のPTA役員の方にも、出来れば、新年度は、5月の連休明け、夏休み前、夏休み後、志望校決定前、受験前というようなときに、こういうカウンセラーの先生を囲んでの座談会を設けてもらえば、もっと気軽に相談に来やすいと思うと提案した。

生徒が、先生にも親にも友だちにもいえない相談を、学校カウンセラーに話せる、聞いてもらえるようになるには、まず、親がカウンセラーを信頼できていなければならないと思う。さらに、カウンセラーという職業を理解し、自分も利用できるぐらいだとなお良いと思う。

子どもにとって、一番の拠り所であり、支えであり、相談相手はやはり母親でなければならないと思う。
その母親が、自分のことでいっぱいいっぱいで余裕がなければ、子どもは寄りかかれない。甘えられない。救いを求められない。
その母親同士も、互いに励ましあえるようなネットワークや、よその子も我が子と思えるような子育ての輪が広がっていけばと願わずにはいられない。

ひな祭りの日に・・・。

2004-03-05 16:13:00 | 徒然なるままに
3月3日(水)

午前中は、ソーランの役員会議。
先日の軌保さんに書いていただいた『楽』の文字の披露とそれについての衣装スタッフの呉服屋さんとの詰めの話の報告など。
何とか5月の佐倉時代祭りには新調した揃いの長半纏で出演できそうだ。
文字もみんな満足してくれて、「ほっ」

午後からは、中1の娘を連れて教育センターに行った。
娘は、訪問指導員の先生と娘の持ってきたビデオを見たそうだ。
私は、指導主事の先生と面談。
前回もとてもためになった上、心が軽くなるお話を伺ったが、今回は、もう一歩踏み込んだ娘の生い立ちと性格、心の問題について話し合った。
前回は、私自身が、現実や現状を受け入れ、自己を肯定することによって安定してくれば、娘も安定してくるだろう。ということだったが、今回は、娘の心配な言動は、早いうちに一度医療相談を受けた方がいいと言う事になった。
そこで、心配ないということになっても、経過観察が必要ということになったとしても、私の心の安定のためにも受診する方が良さそうだ。

娘は、帰りはすっきりした表情で戻ってきた。私とは逆の表情で・・・。

夜は、今日はひな祭りでもあるので、ちらし寿司でお祝いした。
この雛人形の前で、毎年可愛い笑顔の写真を撮り続けてきた。
来年は、本当の笑顔の写真が撮れますように・・・。

予餞会

2004-03-05 13:11:00 | 徒然なるままに
3月2日(火)

午後から中学校の予餞会に出席。
前半は、劇団め組による『ベニスの商人』の上演と、演劇教室。
後半は、3年生の思い出のアルバム(スライドショー)

芝居の方は、生徒達の反応も良く、特にラブシーンの反応は、中学生ならではの初々しさがあって可愛かった。
見せ場の裁判のシーンでの、ポーシャとシャイロックの掛け合いは、みんな真剣に見ていた。

演劇教室では、有志が舞台に上がり、発声法や、喜怒哀楽の表現を劇団の人に教えてもらっていた。
最後は、希望者が男女1名ずつ、メイクも衣装もその役になってのラブシーンを演じるというものだった。
最初は、それぞれの相手役を劇団の人が演じてくれての練習。本番は、生徒同士なのだが、これがまた照れてラブシーンにはならず、握手してOKになった。
これは、男の子同士、女の子同士の組み合わせで、女装や男装をさせたりした方が思い切った演技が出来て盛り上がったのではないだろうか。
でもまあ、見ているほうも演じている方もテレながらも楽しくやれて良かったと思う。
これに味を占めて、演劇の道に目覚めてくれたらまた面白いのだが。がんばれ、K君!(K君は古代文明仲間で、今度『インカ帝国』展をやる時は一緒にデートする約束になっている。誰と?もちろん、私と!)

思い出のアルバムは、2年生の実行委員の大作であった。
1年生の頃の写真はみんなまだ小学生の名残があって可愛らしいのに、3年生ともなると男の子は『おっさん』臭くなってきて3年間の成長ぶりがよく分かった。
1,2年のときの体育祭やオーストラリアの留学生との交換会や自然教室での他校との交換会でのソーランのシーンはなかなかなものだった。ぜひ、後輩達にも受け継いでいって欲しいと思う。

3年生はあと10日で卒業式。でも、その前に、明後日4日の公立高校入試の合格発表がある。
みんな笑顔で卒業式を迎え、明るい春に巣立っていけますように・・・。

人形劇本番のアクシデント

2004-03-05 10:24:00 | 徒然なるままに
3月2日(火)

不思議な帽子3月公演本番。
昨日の雪が嘘のように真青な空と春の訪れを告げるような暖かな一日だった。

いつものように「黒豆」を煮、今回は「金柑湯」を作ってみんなに振舞った。

劇は段取りよく順調に進み、子ども達も予想を上回るような反応で、役者もノリにノッた劇だった。

音楽劇が始まり、1曲目の「ハンガリア舞曲」は順調に行った。
2曲目の「トレロカモミロ」が始まり、ここでアクシデントが起きた。
私は袖でファンファーレを吹く役だったのだが、なんと、勢いよく立ち上がりすぎたのか、「ケコミ」にぶつかり(持ち上がり)、外れるはずのないケコミが斜めに落ちて外れてしまったのだ。一瞬の出来事で、すぐに元に戻したもののケコミの下の舞台裏は丸見えになってしまった!
でも、そこからがすごい。
園児達は、その明らかな「失敗」に対して誰一人騒がず、『トレロカモミロ』の歌を一生懸命大きな声で歌って応援してくれた。
突然のことでパニクって頭が真っ白になっていた私は、我に帰り、子ども達の歌声に励まされながら何とか最後までやりぬくことができた。

劇は、けっして、役者・スタッフだけで出来るものではない。
観客がいて、観客の気持ちが、舞台やケコミを乗り越え、会場全体が一体化したときに完成するものだと思う。
だから、その瞬間瞬間でしか出来ない雰囲気があるから、同じ舞台なんてありえないのだ。

私の大失敗は論外だが、大なり小なり、練習どおりには行かなかったところもあっただろうが、園児やお客さんの反応、園長先生からのお褒めの言葉からも、楽しい舞台が出来たようだ。

終わってから、反省会を兼ねた打ち上げの席で、お手伝いのお母さんたちがすごく感動してくれていたのが嬉しかった。
これに凝りずにというか、これに味を占めて人形劇の仲間に加わってくれたらもっと嬉しいんだけど・・・。

それにしても、返す返すも残念であり、申し訳ない大失敗だった・・・。
皆さん、本当にごめんなさい。
そして、励ましてくれた仲間達、応援してくれた子ども達、どうもありがとう。

みんなともだち

2004-03-05 08:48:00 | 徒然なるままに
3月1日(月)

今日は人形劇のリハーサル。
が、朝から雪が降り出し、幼稚園に到着した時には園庭にうっすら降り積もるぐらいになり、止みそうもない雰囲気だった。

毎度のことだが、リハーサルといっても、みんな仕事や学校の役員などいろいろ掛け持ちをしている身で、今回も全員は揃わない。
でも、何とか劇も音楽劇のほうも通し練習が出来て、明日の本番を待つばかりとなった。

出し物は、「瓜子姫とあまんじゃく」。音楽劇は「ハンガリア舞曲」と「トレロカモミロ」、定番の「みんなともだち」、アンコール曲には「みんなで橋を渡ろう」
今回は、本番に出られないメンバーが多くて、紙芝居サークルのお母さん方にお手伝いをお願いして、何とかいつもどおりの賑やかな「みんなともだち」が出来そうだ。

「みんなともだち」は、息子が卒園の時に私のアイディアで作った音楽劇で、曲は、当時の「ポンキッキ」で今頃になると良く流れていた曲だ。
最初、「思い出のアルバム」で作ろうと思ったのだが、イントロを聞いただけで涙が出てきてとても音楽劇どころではない。
じゃあ、もっと元気に動ける曲ということで取り上げた曲だ。
歌の中で、「大人になっても、ずっと友だち」というフレーズで、子ども達が将来なりたい職業の絵が出てくるのだが、当時の息子の夢は「お相撲さん」だったので、その絵が出てくるたび、ジンと来てしまう。

長女の時も、末娘のときも卒園公演でやるたびに、わが子の人形を作り、音楽劇に登場させた。今回は、人形が足りないということで、姉妹で登場させてもらった。

リハーサルだけでもグッと来てしまう歌だが、本番、子ども達の大合唱の中でやると、もう涙が出るほど感動する。

今日の雪が早く止んで、明日は園児達だけでなく、たくさんのお母さんや、春からの入園をまっている小さいお友達にも見て欲しいな。

   みんなともだち

作詞・作曲者 中川 ひろたか

みんな ともだち ずっとずっと ともだち
がっこう いっても ずっと ともだち(Yeah)
みんな ともだち ずっとずっと ともだち
おとなに なっても ずっと ともだち

みんな いっしょに うたを うたった
みんな いっしょに えを かいた
みんな いっしょに おさんぽをした
みんな いっしょに おおきくなった

みんな ともだち ずっとずっと ともだち
がっこう いっても ずっと ともだち(Yeah)
みんな ともだち ずっとずっと ともだち
おとなに なっても ずっと ともだち

みんな いっしょに プールで あそんだ
みんな いっしょに ロボットをつくった
みんな いっしょに かけっこをした
みんな いっしょに おおきくなった

みんな ともだち ずっとずっと ともだち
がっこう いっても ずっと ともだち(Yeah)
みんな ともだち ずっとずっと ともだち
おとなに なっても ずっと ともだち

http://www.interq.or.jp/japan/k3j/children's%20song/a%20good%20friend%20song/minna%20tomodachi.htm

結いまーるの日

2004-03-05 06:26:00 | 徒然なるままに
2月29日(日)

今日は、朝から木更津の市民会館で行われら「結いまーるの日」というイベントに参加してきた。

「結いまーる」というのは、沖縄の言葉で、「助け合い」という意味なのだそうだ。

午前の部は、佐藤初女さん(森のイスキア主宰http://kobe100t.com/isc/index.html)の「『食は命』おむすびの祈り」という講演会を聞いた。

午後の部は、軌保博光監督作品ドキュメンタリー映画「107+1~天国はつくるもの~」(http://www.tentsuku.com/)の上映と、軌保博光さんのトーク&書き下ろしパフォーマンスを見た。
終了後、サイン会があり、最後に、事前にお願いしていたソーラン隊の衣装用の文字をお願いした。
そうしたら、軌保さんが、
「どんな曲で踊るの?ちょっと歌って見て下さい」
とおっしゃるので、どぎまぎしながら『よさこい島』を歌った。
書きあがった字は、本当に楽しそうに踊っているような『楽』という字。
別紙に隊名も書いていただいた。
イベントスタッフの方たちに、
「この文字を背中に背負って、『木更津舞尊』に踊りに来ます!」
と話していたら、
「私達は、木更津のソーラン隊です。今、『よさこい島』の歌が聞こえてきたので・・・」
と、振付師の方が声をかけてくださり、思わぬ交流が持てた。

今日は、息子と末娘と私の妹、そして、息子の親友母子と一緒に行き、それぞれ軌保さんの本を買ってサインをしてもらった。
そのサインというのが、名前を聞き、一瞬目を見て、一気に言葉を書くのだが、もう、『すごい』の一言である。
さすがに路上に座って、7年半、7万人の目を見て書いてきたというだけある『眼力』と『洞察力』である。
彼の著書に『答』という本があるが、まさに『答』である。
目の前に立った人は、生年月日や自己紹介を言うわけでも、名前を書いて見せたり、手相を見てもらうわけでもない。
ただ、下の名前を言って、彼の目を見るだけ。
それだけで、今の自分が必要としている『答』を書いてもらえるのだ。
ちなみに私への言葉は、
『一人から変わる。
 笑う、
 信じる、
 歌う、
 踊る』
私は軌保さんに自分のことを何も話してはいない。
息子は、
『やるかやらないか、
 口癖は
 とりあえずやってみる まで』

帰宅後、息子は、部活動引退以来まるでやっていなかったサッカーの練習とジョギングに出かけて行った。(夜の8:00を過ぎているというのに!)
帰って夕食を食べた後は、おもむろに卒業式でピアノ伴奏をする『さくら』の練習をし出した。
普段の息子の口癖は、『めんどくさい』。
人は、『出会い』で、一瞬にして変われるものだということを改めて実感した。
ただ、これがいつまで持続できるのかは難しそうだ。
でも、彼の心に確実に『種』はまかれた。

もう一人、素敵な種の芽を出したのが、末娘。
今日の映画の中で、アフガニスタンの子ども達に『虹色のマフラー』を編んで届けようという試みが紹介されていた。
末娘は、帰宅後、以前、私が編み方を教えてやった時、やりかけのまま放って置いたマフラーを再び編み出したのだ。
「ママ、この色が編み終わったら、あと6色の毛糸を買ってね。」
「いいよ。ママも一緒に編むね。お友達にも話したり、ソーランの皆に呼びかけて、皆で編んだら、映画のマフラーみたいに長―くなって、お家から小学校の2年1組の教室まで届くくらいになるかもよ~」
といったら、末娘の目が*。+☆+。*になった。

残念だたのは、長女。本当は一緒に行くはずだったのだが、前日にクラスメートから、お友達のお誕生会の準備を手伝って欲しいとTELが入り、そちらに行くことにしたのだ。
その娘にも、お土産に軌保さんにカードに言葉を書いてもらった。
「ただただ、
 今の時間を大切に。
 人と違うことを
 おそれたり
 はずかしがらず、
 ただただ
 今の時間を大切に」

私は、いつか、長女が自らの足で、軌保さんに会いに行く日がくるだろうということを信じる。

今日は、4年に1度の「うるう年」の2月29日。いい出会いがあった記念すべき日になった。

むじゃきっくサタデー「音と形のコラボレーション」

2004-03-01 19:41:00 | 徒然なるままに
2月28日(土)

今日はいよいよ県立美術館ワークショップむじゃきっくサタデー「音と形のコラボレーション」本番。
これは同時開催されている『人・姿・動』というテーマの企画展との連携ワークショップである。

明け方までかかかってBGM集を完成し、いざ、会場へ。
今日は末娘もオタスケマンとして参加。(これがまた良く働いてくれた)
会場は、前々日に美術館の人たちが、素敵にレイアウトして下さっていた。
2つのブースに分かれて、壁には1.8m×10mの黒とクリーム色のロール紙が貼り付けてある。
この紙に、それぞれ、音楽を聴いてイメージする人の形をカラフルな大判のラシャ紙を人型に切り抜いて貼り、皆で巨大な『壁画』を作るというのが今日のワークショップだ。

音楽は、クリーム色のほうが「マンボ№5」と「テキーラ」
強烈なラテンのリズムに乗って、どんな楽しいポーズが出来上がるか、楽しみ楽しみ。

黒い方は打って変わって、宇宙遊泳をイメージした「喜多朗」の音楽。
当初は、効果音集を使う予定だったが、無限な感じ、浮遊感を感じさせるメロディアスな方がよいということで、間際になって「喜多朗」に決定。

会場30分前には、待ちきれないで早めに来た子もいて、小学生24人(+親・弟妹)総勢50名を越すメンバーで、いよいよ制作に取り掛かった。
「マンボ№5」はCMの「ぱぱっとライス」でもおなじみだからか、子ども達のノリも良かった。
でも、小さな手と小さなはさみで、自分の身長ぐらいある大判のラシャ紙を切るのは、大変なエネルギーが要るらしい。
おまけに、音楽は聴いたことはあっても、「マンボ」を見たことがない子がほとんどだ。とにかくリズムにのって自分でも身体を動かし、踊っている人を見て動きをイメージし、一気に切り抜くなんて難しすぎたかなあ・・?
という訳で、「マンボ」なんて踊ったことのない私が踊ってみせて、他のサポーターたちが切り抜きの実演をして見せた。
作業に取り掛かってみると、最初は戸惑っていた子達も、次々に貼り付けられるカラフルな人型を見たり、私のめちゃくちゃな「マンボ」を見ながらラシャ紙と格闘しだした。
中には玄人はだしの親御さんもいてびっくり!
30分立って、終了。なかなかの作品ができた。

5分間の片付け後は、次なるブースへと移動。
今度はよく耳をすませないと聞こえてこないような不思議な音楽が流れてきた。
真っ黒な画面を見ながらその音楽を聞いて何をイメージするかと聞いてみると、
「深海!」
という、こちらが予想もしていなかった答が返ってきた。
「深海?!そうだね~、そんな感じもするね」
「でも、深海には人は潜れないよ。潜水艦じゃないと」
「でも、イメージでいいんだよ。深~い海の中で泳いでいる感じで。」
「宇宙みたいな感じもする!」
「そうだね。宇宙空間では体重がなくなって、どっちが上か下かもわからない感じのところだと、人はどんな風になるのかなあ」
「宇宙服を着ないと宇宙空間にいられないし、宇宙服じゃ自由には動けないと思うよ」
「イメージの世界だから、どんなかっこうで浮かんでいてもいいよ。宇宙人になったつもりでもいいよ」

作業が始まると、今度は慣れてきたせいもあるのだろうが、はさみの動きが速い早い。
不思議な面白い形やポーズがどんどん出て来て、あっという間に宇宙空間を埋め尽くしていく。
『宇宙空間』だからか、小さな切抜きを持ってきて、
「これはね、ずっと遠くに浮かんでいる人なんだよ」
でも、やっぱり『深海』にこだわる人もいて、
ヒラメやイカの形も浮かんでいて、宇宙と海と人と魚と宇宙人が、カラフルな色と思い思いの形と格好で浮かんでいて、不思議な楽しい『壁画』が出来上がった。

最後に2つのブースを区切っていたパーテーションを取り払って、2つの『壁画』を鑑賞。
最後にそれぞれの『壁画』の前で記念撮影をして解散した。

感想を何組かの親子にうかがったところ、皆さん、面白かったとおっしゃってくださり、中でも、取り掛かる前に、いろいろ『うんちく』を並べていた男の子は、始まる前とは別人のような顔になって、
「面白かった~!こういうのやる時、また呼んでね。絶対来るから!」
といって、ノリノリで帰っていった。
「どっちがやりやすかったか」という質問には、半々ぐらいに意見が分かれたが、ある女の子は、
「宇宙の方の音楽の方が、いろんな形のイメージが浮かんできて面白かった」
と言っていた。
幼稚園ぐらいの男の子は、切り抜くより、踊る方が楽しかったのか、音楽が終わっても、
「ウ~、マンボッ!」
と踊っていた。

美術館でも、音楽を使った展示や創作活動は初めての試みということだった。
事前に、同時開催している他団体の責任者の方には、あいさつ方々了承を得ているということだったが、展示会の雰囲気を壊すことになりはしないかと内心冷や冷やものだった。
でも、後片付けをしていたとき、隣で写真展を開催していらっしゃる方が作品を見にきてくださり、
「いい作品が出来ましたね。子ども達が本当に楽しそうでしたね」
とおっしゃってくださった。

制作中、読売新聞から取材を受けた。
学校や家ではなかなか出来ない、ダイナミックに、思い切った造形活動を親子で楽しむワークショップ。
今年度はこれが最後になるが、来年度もいろんなワークショップならではの造形活動を、子ども達と楽しんでいきたい。