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交流

私の夏休み*(ひまわり)*1

2010-08-17 00:30:00 | 徒然なるままに
8月12日(木)

今日は午前中は、市のサポートセンターに教育相談に行った。(半分仕事?でも個人的に)
相談内容は2つ。
1つ目は、知り合いの教師がモンスターピアレンツと、その時の自分の対応がまずかったことで悩んでいることに対して、私は友人として、どういうサポートができるか。
2つ目は、友人の娘さんが中3の5月から不登校になり、受験を抱えて本人も不安なら、親のほうも初めての子どもで、かなりナーバスになっている。私は友人としてどういうサポートができるか。
個人情報が絡んでくるので、詳しくは書けないが、相談時間の半分は元来の内容についてだったのだが、後半はむしろ私自身の相談ごとになっていたように思う。

終わってから、ここのサポートセンターは子どもや保護者だけでなく、教員の相談にも乗ってくれているという所だと知った。
今のご時世、教育現場にはカウンセラーがいる(週に1回)が、できれば、教員のためのカウンセラーも必要だ。

教員が精神的に不安定なクラスは、授業が成り立たない。
教員が『ブレない、逃げない、あきらめない』でがんばるためには、かなりのエネルギー、気力と体力、やる気と根気、心の余裕と時間の余裕が必要だ。
心がすり減っていたり、張り詰めて追い込まれていたりすると、いいクラス運営も、充実した授業もできない。
家庭でもそうなのだ。母親が不安定だと、子どもは安心して甘えたり、反抗できないのだ。

担当の先生と話しているうちに、心が軽くなって、いろんなことが見えてきたり、気がついたり、分かったことがたくさんあった。
最後に、先生は
「人生も、仕事も楽しみましょう」
とおっしゃった。
私は一人で使命感を背負い込み、気持ちに余裕がなくなっていたのかもしれない。

話を聞いてもらいながら、私もあと10年もして、この職を退職したら、こんなふうに、心のS0Sを発している人を励まし、時にはガス抜きをしてあげられるような人になりたいなあと思った。

     *(クローバー)*     *(クローバー)*     *(クローバー)*     *(クローバー)*     *(クローバー)*

昼には、佐倉市にある川村記念美術館が開館20周年で入場料が無料ということで行ってみたら、かなり遠方からもお客さんが来ていて、大盛況だった。
レストランの1階のギャラリーでは、印旛郡市内の高校美術部の合同展が開催されていた。その中に教え子の名前を見て、がんばっている様子を知れてうれしかった。

常設展しかやっていなかったが、音声ガイドを借りてじっくり見たら、かなり新しい発見がって、とても興味深かった。
茶室で美味しいお抹茶と茶菓をいただき、窓から見る景色はちょっと曇ってはいたが、目にしみるような芝生の緑と、池に優雅に浮かぶ白鳥の白のコントラストがとてもさわやかだった。

     *(クローバー)*     *(クローバー)*     *(クローバー)*     *(クローバー)*     *(クローバー)*

夕方、新小岩に住む大学時代の友人宅に遊びに行った。青森に嫁に行った友人が泊まりに来るので、久し振りに3人で会おうということになっていたのだ、

5年ぶりぐらいに会ったら、私たちは変わらないつもりなのだが、お互いの子どもたちは大きくなっていた。(当たり前!)なんてったって、あの頃友人のおなかの中にいた子が、幼稚園の年中さんで、お客さんが来るのでかいがいしくお母さんを手伝っているのを見ていたら、涙が出てきちゃった。

青森から来た友人の娘さんは現在中3。うちの末娘と一緒だ。この間見たときはまだ小学生だったのに、すっかりお母さんと変わらない背丈で、顔までそっくりでびっくりした。

初対面の4歳児の超お気に入りになってしまった私は、
「おばちゃん大好き*(ハート)*」
を連呼されながら、すっかり彼女のためにトトロの様な座椅子と化し、離されなくなってしまった。
いっぱい遊んで、そろそろ彼女も明日のディズニーランドのために早く寝なくちゃいけない時間になったので、
「ごめんね、おばちゃん家にもおなかすかしてママを待っているピッピちゃんが居るから、もう帰らなくちゃ」
と言ったら、
「また、必ず遊びに来てね」
と涙の別れになってしまった。*(涙)*


もう、他人の子がこんなに可愛くてどうしよう。これで孫でもできたらメロメロばあちゃんになってしまいそう*(酔払い)*

友人たちともまたしばらく会えなくなるけど、お互い元気に子育て&仕事&制作活動をがんばろうと誓って別れた。

千葉市&船橋市中学校演劇発表会

2010-08-16 06:52:00 | 徒然なるままに
8月11日(水)

今日は、演劇部の生徒と一緒に、千葉市と船橋市の中学校演劇部の合同発表会を観てきた。

それぞれの地区大会の上位校3校ずつ計6校の発表は、1校当たり上演時間1時間で、最後の好評まで聞いてから帰ったので、まるまる1日がかりだった。

でも、はるばる出かけていった甲斐があるほど内容の濃い、ハイレベルな発表会だった。
生徒にとっても大いに刺激となり、今日来られなかったほかのメンバーにも見せたかったと言っていた。

6本の中で、その中学校の演劇部作というオリジナル作品があり、内容が児童虐待、ネグレクト(子育て放棄)の親を持つ転校生と演劇部の友情、学校や地域の支援体制という、結構重いテーマの作品だった。
モデルになった話があるのか、とてもリアルで、具体的によく調べて、練ってある作品だと思った。
生徒たちの演技も、真剣そのもので、私はずっと泣きっぱなしだった。
ストーリー的にはハッピーエンドだったが、現実は厳しい。
でも、一人一人のセリフに、しっかりメッセージが込められていて、それは見ている側にも伝わってきた。
重いテーマの中にも、笑いがあったり、ほのぼのするシーンがあったり、場面構成も工夫されていた。

帰り道、生徒と、
「同じ舞台なのに、劇が始まると、そこが江戸時代になったり、学校の教室になったり、戦争前夜の田舎の風景になったり、不思議だね」とか、
「さっきまで舞台の上にいた役者さんが、制服を着た普通の中学生になって、隣の席で一緒にお芝居を観ているなんてとっても不思議な感じがした」
なんて話をしながら帰ってきた。

わが演劇部は、市内に1校だけの演劇部で、さらに、1,2年生だけで、3年生がいない。
今日の舞台で中学校3年間の演劇部の活動を引退する3年生たちの渾身の演技を観て、
「自分たちも引退する時には、あのぐらいのレベルの高い、舞台をやり遂げてから引退したい」
と、意欲も見せていた。
私は今年度だけの講師なので、彼女たちの引退までを指導し、見届けてあげることはできないが、その土壌をつくって、種をまいてあげることはできる。
2学期、冬の発表会を目指して、みんながどれだけやる気になってがんばってくれるか。
いや、私自身、みんなのやる気と持っている力をどこまで引き出せるか。
今から腕が鳴る!

あ~、でも、私だけやる気満々で空回りしてる…なんてことにならないように、いろいろあの手この手で、メンバー1人ひとりに応じたモチベーションの上げ方を検討して工夫しなくっちゃ。
願わくは、男子部員が入ってきてくれるといいんだけどなあぁ…。

モラルとモラールアップレポート 『罪を憎んで人を憎まず』

2010-08-15 08:54:00 | 徒然なるままに
8月10日(火)

今日は、「臨時任用講師のための不祥事根絶講座」という研修会に参加してきた。
教員の不祥事問題が後を絶たない。教諭も講師も同じ「教員」である。万が一不祥事を起こした場合は、同等の罰を受ける。(復帰の見込みがある場合の保障やアフターフォロー、アフターケアーについては差があるだろうが)
千葉県では、毎年夏休みの先生方への宿題として、『不祥事根絶のためのモラル&モラールアップレポート』というレポートを書かされる。今年も出されて、今年度の学校は早々夏休み前に提出だった。

教師としてあるまじき不祥事については厳しく罰し、それを各校にFAXなどで周知させることは、再発を防止し、根絶させるためにも必要なことだとは思う。
でも、不祥事を起こした人の今までの努力も、実績もさらに人格まで全否定するような周知の仕方や処分は、ただの見せしめでしかないのでは?
その人が本当にその罪を悔い改め、乗り越えるためには、なぜ、その人がそういう行為に走ったのか、その背景と、考え方、その人のその行為を踏みとどまらせることは誰にもできなかったのか?
私は、不祥事を起こした人を処分するだけでなく、リベンジする機会を与え、十分反省したことを生かし、乗り越えられるような支援が必要だと思う。それこそが再発予防にとって大切なことだと思う。
「報・連・相」という言葉があるが、その人が誰にも何も報告できない、連絡できない、相談できないような職場の雰囲気ではなかっただろうか?
モラル(倫理)もモラール(士気)も高めるのなら、まずは、職場の雰囲気作りや人間関係作りが大切だと思う。
「明日は我が身」と戦々恐々するような感じや、自分には関係ないと面倒なことは排除する様な雰囲気では、同じような事が起きないとは言えないと思う。
『罪を憎んで人を憎まず』
犯した罪は罰し、十分反省と償いを求めるが、失敗や挫折を乗り越え、その経験があるからこそできる生徒指導だってあるはず。
管理職は、予防や処分だけではなく、事後のフォローについてもぜひ、前向きに取り組んでほしい。

それにしても、教員に限らず、人として常識や良識を疑うような不祥事は絶えない。
生徒の前に「先生」として胸を張って立ち、家族にも尊敬される人間としていられるように、
「これくらいなら・・・」とか、
「自分ひとりぐらい・・・」とか
「ばれなきゃいいだろう」などと考えがちな、弱くて甘い自分に負けないように、気を引き締めて生活していこう。

猛暑より熱い一日

2010-08-13 16:18:00 | 徒然なるままに
8月9日(月)

今日は、神奈川県立青少年センターで行われた、全国中学校演劇指導者研究大会に参加してきた。

午前中は、神奈川県、栃木県、東京都の代表3校による創作劇の発表会があり、午後は本日の講師であり、劇作家の横内謙介氏の講演があった。

さすが代表校の3校はどの学校も素晴らしく、レベルの高い作品、舞台だった。
特に、神奈川県代表の中学校の原爆を題材にした現代劇には泣かされた。
演技も細部にわたって神経の行き渡った自然な動きやセリフだった。
戦争の悲惨さを前面に出さなくても、信念を持った人の生き方や、それを理解し支える人たちの人間関係によって描かれる「命の尊さ」は、とてもリアルで説得力があった。

横内謙介氏の講演の中で、つかこうへい氏と井上ひさし氏について、彼らとの出会い、彼らから受けた影響、そして、彼らが残し、私たちに託していったものについての話がとても興味深かった。

井上ひさし氏が、最後まで太平洋戦争についての天皇責任を追及しながらも、天皇について、その時の国内外の情勢について、とことん調べ上げていること。
なぜ、あの戦争がおこり、なぜ、あんな結果になってしまったのか、それはどういう影響をもたらし、そこから我々は何を学び、考え、行動していかねばならないのか。
戦争反対を叫ぶだけではなく、戦争が起きる背景や、良くも悪くもそれにかかわる人間たちの人間ドラマを描くことで、あの戦争を次代に語り継いでいこうという姿勢には本当に頭が下がった。

中学生たちにとっても、今日は生涯忘れられない1日になったことだろう。
私も、ほぼ同世代の横内氏が、私と同じ年頃に同じことを考え、同じようなものに影響を受けていたことに、とても共感と親近感を持った。
そして、彼が初舞台を踏んだステージで、後輩たちに贈るメッセージの熱さに、その時代を担う卵たちを指導している先生方へのエールに、とても感動した。

     *(桜)*     *(紅葉)*     *(桜)*     *(紅葉)*     *(桜)*(桜木町紅葉坂にある県立青少年センター)

研究大会が終わったのは16:00だった。
今日は8月9日、長崎原爆の日だ。
迷った末、私は、今日の18:30から埼玉県ふじみ野市の幼稚園で催される、堀絢子さんの一人芝居『朝ちゃん』を見に行くことにした。(実は1週間前にも観にいったのだ)
堀さんには今朝、神奈川県に行くので今日の講演は見に行けないことを電話でわびてはいたのだが。
駅からタクシーで駆けつけ、開演時間に間に合った。
会場には、幼稚園児やその弟妹を抱えた親子連れが多かった。
園長先生が、開演に先立ち、地域に向けて平和事業に取り組んできた経緯と、今回の公演の主旨を語っていらっしゃった。
本当に、この作品は、戦争なんて何の事だかわからない幼い子やそのお母さんにも、ぜひ親子で見てほしい作品だ。
実際に、劇が進行する中で、「怖いよ~」とお母さんにしがみつきながらも、振り向き振りむき舞台をチラ見しながらも、耳はしっかり堀さんの声を聞いている男の子や、
「お母さん、ウジ虫ってなあに」
と母親に聞いている女の子の声が聞こえてきた。
みんな真剣に舞台の堀さんを見ていた。

幼稚園の小さな舞台。いつもは楽しいお遊戯会の舞台になっているであろうその小さなステージは、堀さんの渾身の演技によって、恐ろしいキノコ雲の下の凄惨な場所に変わっていた。
堀さん演じる秋ちゃんが、瀕死の朝ちゃんを捜しまわっている時の表情は、現実には何もないそのステージの上に、黒こげの死体や火ぶくれになって呻いている人たちが転がっていて、堀さんはその人たちをを本当に見ていたり、よけて歩いているようだった。
朝ちゃんを発見して、朝ちゃんのお母さんを呼びに行くシーンでは、ただの平台なのに、本当にまだくすぶって熱をもって火の粉が見える熱い板を踏んづけて、リアルに熱がっているように見えるのだ。
傷ついた朝ちゃんを乗せて運ぶリヤカーも、朝ちゃんに飲ませようと水を汲もうとした姿態の浮いた水槽も、現実にはないのに、堀さんのパントマイムのような仕草で、まるでそこに実在しているように思えるのだ。

そして、前回も感動したが、助け起こされて水を飲もうとしている瀕死の朝ちゃんの演技を、腹筋で斜めに体を傾けた体制を保ったまま、セリフを言い、水を飲む演技をするのだ。そのすぐ後にはすっと立ち上がり、兄役になったり、母役になったり、親友役になったり・・・。動作のどこにも「どっこいしょ」とか「よっこいしょ」なんて無駄な動きがないのだ。
堀さんはこの一人4役を完璧に演じ分けるために、朝晩、500回(千の半分で500=反戦)の腹筋を欠かさないそうなのだ。
まさに役者魂。プロの仕事だ。いや、それ以上の信念のなせる技だ。
67歳とは思えない身のこなしと、身長150センチない小柄な体から発光するように熱い情熱を感じる。

講演後、袖幕にいらっしゃった堀さんにあいさつに行ったところ、2週連続で見に来たことを大変喜んでくださった。
猛暑にも、ハードスケジュールにも負けず、念願の500回目指して、ますますお元気で活躍されることを心より祈り、そして応援しています。

その後、園長先生ともお話をさせていただいたら、ありがたいことに、園の先生が駅まで私を車で送ってくださったのだ。素敵な出会いがまた生まれたことに心から喜んで感謝している。

早朝に千葉を出発し、東京を通り過ぎて横浜桜木町へ。そこからまた東京を通り過ぎて埼玉県ふじみ野市へ。帰りも東京を通り過ぎ、千葉に帰るという、自分でもこの行動範囲の広さとフットワークの軽さには驚いている。
体は疲れたけれど、頭の中は書きたい脚本と、2学期からの演劇部の活動と、9月に出演する朗読劇『この子たちの夏』のことでグルグルして沸騰しそうだった。

今日は、久しぶりに小雨が降って涼しかったが、私にとっては猛暑より熱い一日だった。

梨がピンチ!

2010-08-12 23:48:00 | 徒然なるままに
8月8日(日)

今年の梨は、花が咲く4月に雪が降り、摘果の時期に雹が降ったのが原因で、生育が遅いうえに、水不足でなかなか大きくならないのだという。

お盆前の今時は、いつも幸水の全盛期なのに、出荷できる大きさの梨がとれないのだそうだ。
暑い夏だからこそ、夏バテ防止に梨が美味しい季節なのに…。
天気を相手の作物栽培の仕事は本当に大変だ。
がんばれ!梨農家の皆さん!!

というわけで、会津を案内してくださった方へのお礼に梨を送ろうと思って、梨直売所に来てみたものの、そんな状態だったので予約だけして帰ってきた。


それから妹と一緒に陶板浴に、この数日間のバス旅行でがちがちに凝ってしまった背中を治しに行って、その後、二人で友人の美容室に行って、カット&白髪染めをしてきた。

帰郷

2010-08-11 00:35:00 | 徒然なるままに
8月5日~8月7日

久々の帰省。今回は全行程バス*(バス)*と電車だった。
初日は、早起きしておきながら、うっかり出発時刻を間違えていて、朝っぱらからタクシー*(車)*で稲毛駅へ。

でも、東京⇔仙台間のバスは、今まで乗ったバスの中でも最高級の乗り心地だった*(酔払い)*なのに、昼便で3,700円はお得!椅子は足もとがフラットになっていて、疲れ方が断然違った。
予定より早く着き、私は荷物を受け取りながら、思わず運転手さんに
「今まで乗った高速バスの中で、一番良かったです*(青ハート)*お疲れ様でした。ありがとうございました」
と声をかけていたほどだった。

久々の故郷宮城県は日差しは痛いほど暑かったけれど、空気はカラっとしてサラッとしてて、湿度がない分、暑くても快適だった。

夜、高校時代の友人に近所のレストランでごちそうしてもらい、何年かぶりで思いっきり話せて、楽しかった。

     *(ジュース)*     *(オレジュー)*     *(コーヒー)*     *(紅茶)*     *(お茶)*

2日目は、妹と会津に行った。
実は、今回の帰省のメインテーマは、妹のお見合い相手に会いに行くことだった。
話があってから、3か月。その間、二人はメールのやり取りや電話で話しはしていたが、
「一度会ってみたら?」
と言われ、
形式ばった『お見合い』の席で会う前に、
「会津に会いに行っちゃおう!」
という私の提案に、本人たちも周りも賛成してくれ、気がついたら、私も一緒に行く羽目に・・・・。
当初の予定としては、昼食を一緒に取った後は、
「後は若いお二人で・・・」
とお邪魔虫は退散し、帰りのバスの出発時間まで一人で会津若松市内を散策する予定だったのだが…。
彼の友人の作るおそばを食べに行ったら、とても遠くて、会津若松まで一人で戻れなくなり、結局1日中同行することになってしまった。

最初、小学校の修学旅行以来という、『野口英世記念館』に連れて行ってもらった。
http://www.noguchihideyo.or.jp/
http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/j/rekishi/noguchi/hideyo.htm

彼が故郷を去る時に、床の間の床柱に刻んだ立志の文字や、母シカが英世に送った「きてくたされ」の手紙はを読んだ時は、小学校6年生の時に見た時とはまた違う感動で泣けた。

特に、清作(英世の幼名)が1歳の時、囲炉裏に落ちて大やけどをしたときに、シカが洗い物をしていた小川を見た時は涙が出た。
自分もまた、同じような経験があるからだ。

私もちょうど息子が2歳のときに、私が台所で洗い物をしていた時、居間で転んで頭をぶつけ、上まぶたを切ってしまったのだ。
その日は忘れもしない1月17日湾岸戦争勃発の晩。外はものすごい大雪で、私は臨月のおなかを抱えて、右往左往。
息子は
「ママ、ごめんね。ごめんね。ケガしちゃってごめんね」
と痛みをこらえて泣いている。

主人は遠方に出張中で、雪でタクシーも呼べず、止血はしたものの、傷口はバックリあいたまま。

まんじりともせずに夜を過ごし、朝一番で病院に行ったが、瞼の傷は残ると言われた。

よくぞ、目がつぶれなかったと安心しながらも、子どもの顔に傷を残してしまったことを後悔した。
「あの時、救急車でも呼んで、すぐに病院に駆けつけていたら、傷はもっとくっついていたのではないか」

出張から帰った主人は、臨月の私がそうやって悲嘆に暮れているのを見かねてか、
「男の子はこれから生傷は絶えないものだ。傷を作るたびにいちいち気に病んでいてどうする」
と慰めてくれた。

21歳になった今もうっすら残る傷跡を見るたびに、あの日のことが思い出されて胸が痛む母なのであった。

だから。今、母となってみる英世とシカの母子関係は、とても他人事とは思えず、見入ってしまい、一人で感動していた。

また、享年51歳で亡くなった英世と来年同じ年になる私。
彼が命懸けで取り組んだ研究とその足跡に、改めて敬意を表する。

  *(山)*     *(車)*     *(山)*     *(車)*     *(山)*

午後からは大内宿に行った。
大内宿は、江戸時代の宿場の面影を今もそのままに残している山間集落。街道は会津西街道、南山通りまたは下野街道※と呼ばれ、 会津若松と日光今市を結ぶ重要な道でした。
http://www.ookawaso.co.jp/sightseeing/oouchi.html

江戸情緒たっぷりの宿場町風景を堪能し、かき氷をを食べに入ったお店で、この大内宿の保存を呼び掛けたのが武蔵野美術大学大学の民俗学の教授と聞いて、武蔵美同窓生の私と妹はなんだかすごくうれしくなった。

大内宿を後にし、一路会津若松へ。鶴ヶ城は現在工事中ということで、美しい雄姿を観られなかったことと、飯盛山は時間がなくて素通りしてしまったのが心残りだった。

妹のお見合い手の方は、終始フェミニストで、やさしい気遣いのできる方だった。地元の方だが、野口英世記念館も大内宿も、初めて訪れたのだそうだ。
そんな行ったこともないところに、初対面の私たちを乗せて、一日中車を運転してくださり、さぞやお疲れになったことだろう。本当にお世話になりました。

「智恵子抄」に出てくるような青い空と、目が洗われる様な緑・碧・翠…。
山々の緑も田園風景も、湖の木々や空を映す色も、皆美しくて目も心も癒された。

また会津を訪れるようなことがあったら、今度は赤べこの由来の寺があるという「柳津」を訪れてみたい。

     *(バス)*     *(バス)*     *(バス)*     *(バス)*     *(バス)*

最終日は今度は高校時代の友人が家に迎えにきてくれ、そのまま10時に仙台で待ち合わせたもう一人の友人と3人で、仙台駅ビル・エスパルのお店をはしごしながらダベリまくった。

高速バスの出発時間の13時に行ったのだが、エアコン口調のため、別の車を配送しているのだが仙台七夕で道が混んでいるため、到着が遅れているとのことだった。
約1時間半遅れの出発は、東北自動車道で起きた交通事故のためさらに遅れ、最終的には終バスもなく、結局、帰りもタクシーを使うはめになってしまった。

まあ、盛りだくさんの二泊三日だったが、なかなか充実した帰省だった。

女子美術大学主催 教育フォーラム2010に参加して

2010-08-08 08:15:00 | 徒然なるままに
8月4日(水)

今日は代々木にある国立オリンピック記念青少年総合センターで毎年開催されている、女子美術大学主催の『第11回美術教育フォーラム-美術館と学校・地域社会とが連携した美術教育』に参加してきた。

今回は、世田谷美術館、目黒美術館などの学芸員の方たちが基調講演やパネリストになって、美術館側の鑑賞教育の実践や提案について報告していただいた。

私自身、千葉県立美術館や佐倉市立美術館で、ワークショップのお手伝いなどをさせていただいたので、大変興味深く他の美術館の取り組みを聞いた。

学校現場にはたくさんの美術館・博物館の催し物案内やポスターチラシが届く。その都度構内の掲示板や美術室に掲示はするが、果たして、どのぐらいの生徒がそれに対して興味を抱き、実際に会場まで足を運ぼうとしているだろうか。

学校によっては、年間のスケジュールの中で、毎年、ある学年は全員美術館に鑑賞活動に全員で出かけ、学芸員さんのギャラリートークを聞く活動をやっているところもある。

近くにそういう美術館があれば、小学生なら2時間続きの授業の中で不可能なことはないが、中学校の場合は、1コマ45~50分の授業時間で、それも一週間に1コマしかなく年間で35コマしかない。(35コマもできない年や学校もある)よっぽど美術教育に熱心に取り組んでいる学校か、何年もその学校に在籍している力のある美術の先生がいなければ実現できないことだ。

結局、鑑賞授業というのは、鑑賞用ビデオや印刷物を使っての授業になる。
それすらもやらない学校は、友達の作品を鑑賞し合うのが「鑑賞授業」だという現実もある。

「本物」を鑑賞することを、小・中学生の年齢から体験することは、「感性を磨き」、「障害美術を愛好する生徒を育成する」という美術教育の目的・目標にとってはとても重要なことだと思う。

今回、美術館側も、子どもたちが美術館に訪れ、そこで多くのことが得られるような鑑賞・体験活動に対してとても意欲的にいろいろな工夫をされていることを知った。子どもたちが
「おもしろかった、また来たいな。」
「今度は家族や友達も誘ってこよう」
と思って帰ることができれば大成功。

でも、どんなに見たい展覧会があっても、そこまで行くのには交通費がかかる。中学生たちだけでそこに行くのは心配だ。できるだけ大人が引率か、家族連れで行ってほしいだが、たいていの美術館は中学生までは無料でも、大人料金はかかる。
よっぽど大人も興味のあるような展覧会でもない限り、大人同伴は難しい。そして、そういう展覧会ほど、混むのだ。

せめて、近場の美術館だけでも、もっと中・高校生が気軽に見に行けるようにはならないのだろうか。

今回うらやましいなあと思ったのは港区教育委員会の取り組みだ。
港区内の美術館・博物館が連携して、子供たちの夏や組の自由研究対策も考慮に入れたワークショップや、区内の美術館・博物館めぐりのスタンプラリー、それに同伴する大人用の無料券のついたパンフレットを発行していた。

そう、『自由研究』この読書感想文より厄介な夏休みの課題のお助けマン的ワークショップは、小・中学生の親なら願ったりかなったりの企画なのだ。
こういう需要と供給の一致した企画をもっと地域と学校側は大いに活用してほしいと思う。

ちなみに、わが校の中学1年生の美術の宿題は、『美術館・博物館に行ってみよう!』で、半ば強制的に、千葉県内・都内の美術館・博物館の催し物や体験講座に参加したことをレポートにまとめるというのを出した。

部活動や塾で忙しい、お金がないとブーイングも出たが、他学年の興味のある生徒の中には、わざわざプリントをもらいに来る生徒もいた。

私も港区の美術館スタンプラリーに参加してみようかなあ*(音符)*


猛暑お見舞い申し上げます*(風鈴)*

2010-08-08 00:49:00 | 徒然なるままに
8月3日(火)

今日は久々に職員室に1日居て、事務処理をし、机上整理を完了する…はずだったのだが、全部が終わらないうちに帰る時間になってしまった。
本当は美術室も片付けたかったのだが、あまりの暑さに職員室から出て、あのサウナのような美術室に行くのはやめてしまった。

体育館から帰ってきた運動部の顧問が、
「毎日変わり番こに誰かが吐いている」
と言い、吹奏楽部の顧問が、
「具合悪い生徒を自宅まで送ってきます」
と言っていた。
秋の新人戦を目指してみんな頑張っているのだろうけれど、この猛暑で『熱中症』がマジで心配だ。
水分補給と休憩をバランスよくとりながら、がんばれ!

     *(サッカー)*     *(野球)*     *(テニス)*     *(バスケ)*     *(卓球)*     *(ゴーグル)*     *(スニーカー)*     *(ドラム)*

夜は、ちょっと早めの末娘のお誕生日*(ケーキ)*祝いに、レストラン*(パスタ)**(チキン)**(ジュース)**(キラキラ)**(オレジュー)**(コーヒー)*でお食事をした。

ところが調子にのって欲張ってお料理を頼みまくった娘*(よだれ)*は、結局食べきれず、残り物はすべて私が平らげることになった。*(いっぷく)*

職員旅行辺りから胃拡張気味な私は、今日も食べすぎて、ちょっと涙目…。
残せばいいのだけど、それができない性分なわけで…。*(困る)*

でも、そろそろ、本気でメタボ*(雪)*対策を考えなくては…*(青ざめ)*



堀絢子一人芝居『朝ちゃん』を観て

2010-08-05 05:33:00 | 徒然なるままに
8月2日(月)

今日は、午前中、健康診断を受けた。
職員旅行の翌日という微妙な体調での受診だが、まあ、なるようになるさ。
とりあえず、今のところ自覚症状らしいものはないが…。

午後から神奈川県立青少年センターで開催されている神奈川県中学校演劇研究会の講習会に出かけ、そこで研修のための芝居として上演された堀絢子さんの一人芝居『朝ちゃん』を観てきた。

広島の原爆投下の翌日に亡くなった15歳の朝ちゃん、お母さん、お兄さんの五郎君、友達の秋ちゃんの4役をたった一人で演じ分ける。

http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/OSK200902060103.html

http://www.sbrain.co.jp/theme/V-1296.htm

http://news.livedoor.com/article/detail/1073362/

堀さんのお父さまは軍医さんで、広島に着任3日目で被爆し亡くなった。
駆けつけた妻子を待っていたようにして息を引き取ったお父さま。
当時3歳だった堀さん。その後8月になるとお母様が繰り返し、お父様のことや原爆のことを語って聞かせたのだそうだ。
堀さんは物心ついてからはいつか自分の手で、「原爆の悲惨さ、戦争の愚かさ』をテーマにした一人芝居をやってみたい」と願うようになり、役者を目指す。

そして、山本真理子さんの詩に出会い、ご自分で脚本を書き、47歳のとき、500回の公演(千の半分で『反戦』)を目指し、一人芝居『朝ちゃん』の公演を始めたのだそうだ。
20年間で公演回数は今日で197回目だそうだ。まだまだ500回達成までは遠い道のりだ。全国各地の平和集会や学校の視聴覚教室などに公演に行き、『反戦』を訴える堀さん。
15歳の役を演じ続けるために、おかっぱ頭を通し、朝夕500回の腹筋運動を欠かさないという実年齢67歳の女優魂を見た。

堀さんといえば『おばけのQ太郎』のQちゃん、『忍者はっとりくん』のはっとりくん、『ガンバの冒険』のイカサマの声などで有名な声優さんだ。
今も現役で声優のお仕事をしながら、『朝ちゃん』を演じ続けるそのパワーはどこから来るのだろう。
演劇部の生徒たちにもぜひ、生の舞台を見せたいと思った。
そして、朝ちゃんが亡くなった8月7日と同じ日を誕生日に持つ末娘にも…。

公演後、神奈川県内の中学校演劇部の活動報告会があった。
神奈川県には700名を超える演劇部員が在籍していて、運動部並みの活発な活動をしていることを知り、うらやましく思った。

来週は、同じ会場で演劇部指導者のための研修会があるというので、早速参加を申し込んだ。
12月のコンクール出場を目指して、私も顧問としてしっかり勉強しなくっちゃ!

熊田千佳慕*(ひまわり)*とボーリング*(ボーリング)*

2010-08-04 05:39:00 | 徒然なるままに
7月31日・8月1日

1泊2日の職員旅行で、静岡県御殿場市にある『時之栖(ときのすみか)』http://www.tokinosumika.com/に行ってきた。

現地に着くなり、昼食にB級グルメで評判の『富士宮焼きそば』を食べた。もっちりした麺が美味しかった。

その後は、それぞれ御殿場アウトレットに買い物に行ったり、セグウェイという電動立ち乗り二輪車(体を傾けるだけで発進したり、方向転換できるそうだ)に乗ったり、釣りや水泳を楽しんでいた。

私は『気楽坊』という温泉*(温泉)*施設で、いろんなお風呂につかり、まったり過ごした。
『死海風呂』という高濃度の塩分のお風呂があって、文字通り、『土左衛門』のようにプカプカ浮かんで面白かった。
すっかりふやけた私は、アカスリ・頭皮マッサージ、リンパマッサージを受けてすっかりリフレッシュ!*(うるうる)**(キラキラ)*

夜は宴会。幹事学年が企画してくれたゲームと、おいしい料理*(チキン)*やお酒*(ビール)**(ワイン)*で大いに盛り上がり、親睦を深めあった。

翌朝、朝風呂*(温泉)*に入りに行こうと部屋を出た途端、そのモンゴルのパオの形のバンガローのかわいらしさと、その1棟1棟の外壁に飾られている絵の素晴らしさに感動した。

その絵の作者は、九十九歳の細密画家・熊田 千佳慕http://kumachika.org/だった。
拡大コピーされてもなお細密で美しいその絵は、リアルでありながらとてもファンタスティックで、小さな花や虫たちにも短い命ながらもそれぞれの世界や暮らしがあるんだなあと思った。

60棟以上あるパオの外壁を一つ一つ眺めていると、
「気持ち悪い!私、虫苦手なの」
「こんなに大きく描いてあると怖いね」
「アニメの『みつばちハッチ』や『みつばちマーヤ』みたいならいいけど、あまりにリアルすぎるとかわいくない」
という声が聞こえてきた。
そう言われればそうかもしれないが、すっかり『ファーブル昆虫記』の世界に入り込んでいた私はなんだかそれらの会話を聞いて、悲しい気持ちになってしまった。

ちょうど、先月『借りぐらしのアリエッティ』を見て、身長10?の世界に興味を持ち、その目線で描かれたこれらの絵にすごく感動していたからだ。

どんなに上手な絵でも、見る人の『好み』によって、その絵の視点や評価は変わるんだなあと思ってしまった。

     *(ひまわり)*     *(バラ)*     *(クローバー)*     *(ひまわり)*     *(バラ)*     *(クローバー)*

午前中はボーリング*(ボーリング)*大会!何年かぶりでやったのだが、なかなか楽しかった、どころかすっかりはまってしまった。
最初はGばかりだったが、みんなにコツを教えてもらっているうちに、スペアがとれるようになり、ストライクも出せるようになった。アベレージが99で終わってしまったのはちょっと悔しかった。

昼ごはんに、鰻を食べ、生まれて初めて鰻の肝吸いを食べた。骨せんべいもおいしかった。

ボーリング*(ボーリング)*で大いに盛り上がりまくり、おなかがいっぱいになったメンバーたちは、バスの中でみんな爆睡状態だった。

帰りは渋滞にも合わずに帰ってこられて、明るいうちに解散できた。

私はどうしてもボーリング*(ボーリング)*のアベレージ99が悔しくって、帰宅するなり、家にいた妹を誘って近くのボーリング*(ボーリング)*場に行った。
さっき、つかんだコツと、妹のアドバイスで、2ゲームやって、最初がアベレージ116、2回目が132を出した。
ストライクも何回か決まって、気分爽快!
ボーリング*(ボーリング)*って、こんなに集中力を使い、ストレス解消になるんだ。おまけにシェイプアップになるかも?!

というわけで、今回の職員旅行最大の収穫は、『ボーリング*(ボーリング)*にはまった』でした。
帰りにはしっかりメンバーカードをもらってきて、21日の職員ボーリング*(ボーリング)*大会でリベンジを図るべく、練習に通おうかとひそかに思っている私なのでした。