守田です(20191104 11:00 ワシントン州シアトル時間)
核の終わりを探る旅の報告の5回目です。
● シアトルの美しい夕焼けに魅せられて
11月3日、ハンフォードサイト近郊の町、パスコからシアトルに移動しました。
1時間ほどのフライトでしたが、空港について小さなプロペラ機からタラップで降りてきたらあまりに夕焼けが美しい。
思わず動画撮影してしまいました。
シアトル空港の夕焼け もりもりチャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=K9A53KE5uvg&feature=youtu.be&fbclid=IwAR0xlPrCONf9Fr3d2-HAieIhvY-oggmg2mQfsJ7FYsFY3z20sz3KV-IbwWA
世界はあまりに美しい。そう思います。
この美しい世界をできるだけ素敵な形で未来世代に手渡していきたい。
そのためにも頑張り続けようと思ったひと時でした。
美しいシアトルの夕焼け 守田撮影
● マーシャル諸島出身者の方たちに迎えられて
さてシアトルに来た目的はマーシャル諸島出身者の方たちと交流するためです。
およそ20年ほどマーシャル諸島に通い続け、現地の方たち、アメリカに移住された方たちと交流しながら、核実験の影響などを研究してきた竹峰誠一郎さんが連絡をつけてくださいました。
空港からホテルへレンタカーを借り出して向かいました。なかなか素敵なホテルなのですが、竹峰さんの知り合いのマーシャルの方が働いていて、格安で泊めさせていただけることになりました。
私たちのフライト、少しく遅れたのですが、ホテルについたらマーシャルの方達が何人も待っていてくださいました。
しかもホテルの一室を借りていて、そこに入ると歌で出迎えてくださいました。
さらにククイという実で作った首飾りを一人一人にかけてくださいました!
この過程も動画で撮りましたが、首飾りをかけてくださるところはうまく撮れなかった。。。
でもマーシャルの方たちの暖かいもてなしの雰囲気は伝わると思うのでどうかご覧ください。
マーシャルの方たちに出迎えられて もりもりチャンネルhttps://www.youtube.com/watch?v=pE4d6Ru0G_o&feature=youtu.be&fbclid=IwAR2KPEw44nvZ5zvtDGGubqMsU_dd0LXCBKlLQ3OsAZA62eo4Xcvxsc2HBdE
ホテルで出迎えてくださったマーシャルの方たち マーシャルの方が撮影
いただきたククイの実の首飾りを胸に でもにやけすぎ(笑) 守田撮影
● マーシャル諸島についてあらためて知る
マーシャル諸島とはどういう島々か。「真珠の首飾り」と言われる美しい環礁が集まった島々です。
同時にアメリカがビキニ環礁やロンゲラップ環礁などで繰り返し核実験を行なった島々であり、たくさんの島民の方が被ばくされた場でもあります。
‥‥とここまでは多くの方が知られていることではないかと思いますが、私たちが捉え返さなければならないことは、かつてこの島々を日本が植民地領有していたことです。
もともとこの地域は初めにスペインの侵略を受けました。その後、米西戦争におけるスペインの敗北後の1898年にドイツに売却され、ドイツ領ニューギニアと呼ばれました。
ところが第一世界大戦でドイツが敗北。連合国側で参戦した日本が現地のドイツ軍を駆逐して占領、1920年の講和会議以降、日本の植民地としました。
このように太平洋の島々は「帝国主義列強国」によって何度も踏み荒らされ、奪い合われたのです。
日本が領有していた時、この地域は他の諸島群も含めて「南洋諸島」と呼ばれました。
マーシャル諸島はそのうちの一地域です。この他、パラオ、ミクロネシア連邦、北マリアナ諸島などが含まれます。
その中でマーシャル諸島は1986年にアメリカの「自由連合盟約国」となって独立。ミクロネシア連邦も同年、パラオも1994年に独立しましたが、北マリアナ諸島はまたアメリカの統治下にあります。
正直にいうと、これらのことを僕は十分に理解していませんでした。
とても恥ずかしく思っていてます。この旅を通じて日本とこれらの島々の方たちとの間の歴史を胸に刻もうと思っています。
旅を続けます。
「南洋諸島」地図 国際連盟の「委任統治」という名の下の植民地支配がなされていた ネットより
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