守田です(20250124 23:30)
● BOOKを読む会に参加し討論し脱原発の想いを強めていこう!
2月1日土曜日の午前10時半から『原発からの命の守り方2024』の4回目を行います。
今回扱うのは「5 原発推進策は愚かで展望がなく危険なだけ」「6 チェルノブイリ原発事故は終わっていない」です。
とくにこの間、無理で無謀で愚かで危険極まりない老朽炉の再稼働が強行されていることに対し、あらためてみんなでしっかりと、脱原発の想いを強めていきたいと思います。
主催はにょきにょきプロジェクト。ZOOMオンリーの開催です。
参加費は1回1000円。複数回参加の場合は安くなります。
詳しくはイベントページをご覧下さい。
https://fb.me/e/4XMJg8WvQ
申し込みフォームは以下に
https://forms.gle/m8sgasA8GmPVtJiJ7
● 島根原発再稼働に抗議する!
日本政府はいま、原発推進の道をひた走りだしています。その一環として1月10日に島根原発2号機が再度の営業運転を開始しました。
しかしこの原発は、破滅的な事故を起こした福島第一原発の各炉ととても近い形をしています。いずれも沸騰水型で、過酷事故を起こしたのはいずれもマークⅠ型、島根2号機はマークⅠ改良型です。
そのマークⅠでの大事故、未だにその全体像がつかめていません。それどころか昨2024年2月にNHKが出版した書、『福島第一原発事故の真実』によって衝撃の事実が明らかにされました。
当時、現場が取っていた対応がまったく間違っていたのです。例えば必死に水を入れようとしていたのですが、ある局面では水を入れるとかえって危険だったのです。
ではそのことは教訓として生かせるのかというと否です。水を入れる適切なタイミングを知るためには、水位を知ることが不可欠であるにも関わらず、過酷事故時に壊れない水位計が開発されてないからです。
その点を考えれば、島根原発が同じような過酷事故に至った時にも同じことが起こりうる。いざという時に安全に事故を収める手法など未開発なのです。
守田講演スライドより
● 原発推進策はまったく展望がない
この島根原発の再稼働に象徴的に表れているのは、今の原発が過酷事故を起こさない保障などないのに、無責任にも動かされている事実です。
実は政府もそれを知っているからこそ「次世代革新炉をつくる」などと言ってます。次世代こそ安全な原発になるというのです。それって「現世代は危ない」ってことです!
では次世代革新炉に展望はあるのか。まったくありません。唯一、現実味がありそうなのが「革新軽水炉」で、すでに世界で何基か作られていますが、当初予算の4倍、5倍もかかってしまってまったく経済的に成り立ってない。
しかもそのうちの一つが中国で深刻な事故を起こしています(全貌は隠されていますが)。つまり革新的でもなんでもないのです。相変わらず危ないのです。
他に可能性のあるものなどない。そもそもすべて古くからあるアイデア。安全性や経済性の観点から捨てられてきたものばかり。
その点では現在の軽水炉が最進化型なのです。そしてそれがメルトダウンしてしまうのです。要するに安全な原発は作れなかった。だから終えるべきなのです。
守田講演スライドより
● チェルノブイリ原発事故は終わっていない
次に読み解くのはチェルノブイリ原発事故の今です。端的に言ってものすごい健康被害が起きています。
実はかつてウクライナ政府はこのことを世界に向けて発信したのでした。2011年4月に発刊された『ウクライナ政府報告書』によってでした。この時、NHKが実に丁寧にこの事実を追いかけ、NHKスペシャルで報じてもいます。
この報告書はその後、西側諸国によってさんざんに叩かれてしまいました。それだけでなく2014年2月に「マイダン政変」と言われるクーデターが起こり、この報告書を出した政府そのものが倒されてしまいました。
これに東部の諸州の人々が反発したことに対し、ウクライナ新政権は軍隊を派遣。するとロシアが東部の人々への軍事支援を開始し、事態は内戦へと発展してしまいました。現在のウクライナ戦争はその先で起きたものです。
背景にあるのはチェルノブイリ原発事故による健康被害の蔓延、深いダメージ。その癒しが必要なのです。これらの点をみんなでしっかり学びたいです。
● 『原発からの命の守り方2024』をゲットして下さい
パンフレットは無料でダウンロードできます。冊子版申し込みフォームも示しておきます。
https://forms.gle/k6EY83VWM3gAdT3U6
https://forms.gle/T8EeCkJP4d1wW6Eb9
それではみなさん。
2月1日(土)午前10時半にZOOMでお会いしましょう。
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