田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

飼い馴らされた日本人

2014-04-14 18:05:07 | ヒゲの毒舌
熊本市の一番大きなT百貨店。
そこの或るフロア。
夕方五時半頃になると、何処からか三々五々主婦達が集まって来ます。
それは、地下の鮮魚売り場のショーケースの前です。
あるオバ様は、狙いを付けたパックの前で、ピタリとも動きません。
奥さん達は、何をしてるのでしょう?
そう、刺し身パックが半額セールになるのを待っているのです。
その前に、二割引きの赤札は付いているのですが、誰も手を出しません。
やがて、ショーケースの前は、目がひきつった(失礼!)主婦で溢れてきます。

ここの鮮魚店は、天然物が多いから、当然、パックのお値段も高い。
ソレが、半額となるわけで。
ヒゲ的には、安過ぎるぐらいに感じるのですが。
売り場の兄ちゃんも、意地悪してじらせます。
早く、半額シールを貼ってやれば善いのにと思うのですが。 (笑)

さて、そんな駆け引きもありで、半額セールの始まり。
くだんのオバさまも、お目当てのパックを引ったくってレジに向かいます。
ある種の殺気めいた争いの末、旦那の酒肴を得て、奥さん達は晴れ晴れと我が家に戻るのでした。
第一陣の騒動が終わる頃、ヒゲのカァちゃんも売り場に現れます。
曲者のカァちゃんは、クセモノが好みなので、奥様方とは張り合わなくて済むのです。 (笑)
やはり、半額シールの付いたパックを選んでご機嫌です。
このパック二つ在れば、ヒゲは当分せわなし(手がかからない)だからです。
それにしても、一旦こんな半額に慣れた人々は、なかなか正規の値段で買う事は無いのでは?
もう随分長く、デフレの世界に沈み込んでいる日本人。   
安いモノを工夫して、上手に暮らすスベに慣れた人々。
そんな中、取って付けた様な、アベクロミクス。
さあ、今日からはインフレ時代だあ~!
ばらまき国債で、わずかばかり中小企業を潤して、微増の給与で消費を楽しめだと!  (怒)
まるで自分が鼠小僧アベ吉を気取って、貧乏人に小判をばら撒いて、   
                                      「 ソレッ― どんどん使えー 」 と。
消費を促しているつもりか?
円安で変な上がり方の物価、下がる年金。
なにやら、変な臭いがする日本経済。
政府自民党筋は、格差経済を信奉し、大企業・大都市主義に走る。
一方、我らの地方では物価高に追いつかない中小企業の給与増。
野菜が高いと、奥さん達はモヤシ料理で工夫を。
増税対策で、Tペーパーを買いだめに走る庶民。
内飲みは、第三のビールに決まり。
必要品は、ヒャク均で賄う。 辛抱は、もう慣れっこヨ~
そんなデフレに飼い慣された日本人が、さあ明日からはインフレ・ダンスで銭使えと踊るでしょうか?
                                  
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コメント (3)
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