田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

旬の味~ホタル烏賊

2014-04-18 20:54:15 | 田園ものがたり
或る日のこと、娘の携帯の写真を見て、ヒゲは驚いた。
思わず 「 コレは、熊本のお店ね?? 」 と訊いてしまった。

     

新聞に、富山のホタル烏賊漁の始まりを伝えるニュース。
毎年の便りなんだが、少し嬉しい。
春の風物詩!
この釜揚げのホタル烏賊と菜の花を、酢味噌を添えて頂く、極く簡単な料理があります。
この組み合わせ、 “ 菜の花の苦味とイカみその甘み ” が絶妙のハーモニー。
日本酒のアテに、こんな小鉢が出てきたら最高でしょうネ。
                           

90年代、或る日の田園。
茹でホタル烏賊のパックが入荷してます。
板場 「 マスター、こら、ドギャンすっとですか? 」
ヒゲ 「 ウン、掃除しといて 」
板場 「 ソ、ソ、掃除?  って、なんばすっとですか? 」
ヒゲ 「 眼取り、口取り、軟骨抜き 」
板場 「 この小まかつば、取ッとですか? やなぎ包丁ですっとですか? 」
この時、ヒゲは理解しました。
熊本では、こういう小物を料理する習慣が無い事を。
ヒゲは、骨抜きを手にして、ホタル烏賊の眼・口・軟骨を取ってみせました。
調理場の連中は、感心はしましたが、掃除する手は遅々として進みません。
慣れない手つきだから、掴んでいる左手が熱を持ちます。
しかも、知らない仕事で渋々やっているから、なおさら時間が掛ります。
何十秒もかけて、ホタル烏賊を掴んでいると、身がナマぬるくなります。
すると、足が早く (傷みが早く) なりはしないかと、ヒヤヒヤものでした。 (苦笑)

そんな思い出もある、ホタル烏賊。
冒頭で、娘が携帯で見せてくれた写真は、イタ飯屋での魚料理です。
添えてあるホタル烏賊の眼が、除いてありました。
ヒエッー~ 熊本の店では、殆んど見る事ない映像です。
先日も、熊本のちゃんとした和食店で出てきたホタル烏賊。
ヒゲは、箸で眼を取りながら、四苦八苦して頂きました。 (笑)
やはり熊本では、ホタル烏賊を掃除する習慣はないんだと確信した瞬間でした。
それが、なんと!
洋食系の店で、ちゃんと掃除処理してあるなんて。
今度、そのお店を訪ねてみよう。

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コメント (2)
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